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生活がある
花を生ける
テレビを消す、そしてまた点ける
爪を塗り立てる
クリームを混ぜる
洗剤のボトルを乾かして、
充填する

本を開けない
身体は開くのに
心を開けない
系 ....
なんだっていいよと言いたかった
あなたがさえずるのが聞こえたから
音の羅列があれば
どんなことでも想像できたから
となりの部屋で
だれかにむかって
さえずる愛が
わたしにだけ聞こ ....
バターがにおうきみの指
料理だってしないのに
その指で小さい蝶蝶を
なんどもつかまえてた

日々がおわるのがわかってた
だしっぱなしにしたビールが
温くなってくのとおなじだ

そ ....
満たない
思いの
集積場へ

続きからはじまる
夢を折り
からだを畳んで
終わりまで
引きずる

ただ、これは
すりばち状の夢
終わりは広く
広く広く見えるが

 ....
底抜けの淋しさにあてるために
壊してもよいおもちゃを探してました
そこへ来てあなたが、
きちんとあたたかいものをお食べよ。などと言えば
てきめんに恋をおぼえます

見覚えのある言葉が
 ....
早く帰らなきゃと思った
あの午後に
わかっていた、

さみしいこと
あなたが
さみしいまま笑うこと
そうされるとどうしようもないこと
名前のない感情を
手近な恋でくるもうとす ....
柔らかいまま生きてるから
噛まれちゃったね

傾いていく夏をいっぱいに浴びて立っていなさいよ

そして、
わたしはもうこれ以上愛することができないから
外へ出て
いろんなものに ....
夜のくまは一匹で月を空に押しあげる
おもたい満月も 脆い三日月も
一匹で

ひとりは、孤独をつくらないから
淋しくても平気だった
自分のからだを磨いたあとにやってくる
眠りを受け ....
十四時をすぎて、
雨が上がった午後には
きっとわたしでもどこかへ行けると思ったし
もう少女でもなかったし
切符を買うこともできると思った

長い階段を降ってから昇って
手のひらの ....
いつか忘れられる恋のために
いくつもの花瓶が投げ込まれ、
濡れた足にはりついた花びらの色とりどりに
蝶やら虫やら寄ってくる。
雨雲がやってきて去っていき、
そのあとに何の植物かわからない草が ....
もうすぐ夢が終わるってときに
あなたは顔を洗おうとしている
集めた虹が泡になって消えていくときに

世界は痙攣して
わたしは吐き出される
あなたは顏を洗っている
洗面台に残った泡たち ....
全てを投げ打ってでもその物語を開かなければならなかった
額縁、蝶々、明かるい涙、
澄んだ湖の底に眠る頁を
かたく 夢のように舫われた物語を
ここに燃えるものがある
燃えるもの
終わるもの
けれども消えはしないもの
尽きてからしか近づけない
でもどうしたって焼べられる炎があったのだ
涙のような夜があけていく
かたく結んだ祈りが破られていく
君のまぶたに塗られた祈りだ

本当に愛するつもりなんてなかったのに
ただ風が強く吹いただけなの
あなたを好きでいることは
光のなかにおちるくらやみを
しずかに見つめることでした

あふれ出そうな言葉が
皮膚のうらでさかむけに流れ

光にのまれるのか
くらやみがのみ込むのか ....
発せられた愛が受容されるまでに変質するってことだろうか
降る雪がしだいに霙になるように
ふつうの家に住みたかった
屋根があって壁があって少しあたたかくて
窓があって扉があって好きなときに出 ....
メレンゲの夜
それはそうだ、
固まってしまう

色の無い刺繍糸で
編みこんでいく
君の体は
気持を置いて
でていってしまった

ここにあったのは
変色した果物
片方しかない手袋 ....
明日になれば休みだから、汚れた布を洗うこともできるし、床を磨くこともできるし、冷蔵庫で賞味期限を切らせつつあるあれあそれをいっぺんに捨てることもできる。捨てることができる…って思うのは確実な希望。ここ .... ところで
説明のつく恋などないのだと
言ったところで理解しない
あなたのかわいい肌から放たれる熱をまにうけながら
生まれ変わったら 工場になろう
と思う
頑健な 灰色の
工場にな ....
激しすぎる 揺れ たちを
夜、夜明けまえ
だましながら捕まえて
昼間の街を見せにいく

揺れたちは
泣きながら
嘘を消化して

売り買いできるような
かたちにまとめて束ねる ....
あなたは静かに家をつくりはじめる
静かに 何年もかけて

あまりにも美しくそれは成されたので
家ではなく 森や 額縁や ひとかたまりの風に見えた

静かに何年も何年も
何年も何年 ....
明け方四時から朝の六時ころにかけて枕に頬をつけ、真昼の十二時ころに目を覚ます。ところがどうかすると、四時から、五時、六時、するすると九時頃まで眠れないことが週にいちど程。そういうとき眠ってはいけな ....
atsuchan69さんのはるなさんおすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
回転灯- はるな自由詩124-9-18
さえずり- はるな自由詩424-9-13
ありふれた愛- はるな自由詩224-9-6
すりばち状の夢- はるな自由詩324-8-29
玩具- はるな自由詩424-8-15
さみしいこと- はるな自由詩224-8-4
娘たち- はるな自由詩324-7-31
朝のくま、夜のくま- はるな自由詩324-6-30
十四時- はるな自由詩424-6-19
恋のため- はるな自由詩224-5-31
夢が終わるとき- はるな自由詩424-5-27
メモ(物語)- はるな自由詩324-5-20
トーチ- はるな自由詩124-5-20
- はるな自由詩624-5-13
逆流- はるな自由詩524-4-26
- はるな自由詩524-2-26
メレンゲ- はるな自由詩624-2-20
地獄の日- はるな自由詩224-2-13
排熱- はるな自由詩524-2-9
揺れ- はるな自由詩523-11-2
- はるな自由詩1723-9-8
朝のこと- はるな散文(批評 ...410-5-25

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