すべてのおすすめ
{画像=071102135328.jpg}
秋を絞り採る作業を
定数で合わせようすると
声が出ないことに気がついた
黙っていろ、という事なのかと思い
あめ玉を舐める
れーろ、
....
チューシャは少女のようにはしゃいでいた。午後の陽射しが強いスジャータ村の大きな木の陰で、普段はサドゥなんかがルンギーとして愛用するオレンヂの布を大地に広 ....
ああ、今日も雲が浮んでいる。
青青と吟する空の重さに酷く狼狽し、暮れへ連ねてあるく。
おまえは「きょうもええ天気やったね」と暢気に
両手をうえに、背を反らせて伸びをする。
....
素潜りで
{ルビ鮑=あわび}を密漁する
丹後半島の
夜明け
海で生まれた太陽と
山に入る月の夢、
肩がこる
髭の男が少年や
座礁した五月
白身のま ....
山鳥は、
語りえない
ゴム、しゃぼん
せかいは いとも
かんたんに
喧嘩する
きみを ぼくは零す
しゃぼんのせかい しゃ
ぼんの せかいは 簡単に
....
僕にとってペンや筆をとって「描く」ということは、何かしら後ろめたい感じを引き摺っていて、どこか淫靡な行為のような気さえする。
それは、白紙に描きつけるものが文字であっても絵であっても変わりは ....
八十円切手を
丁寧に千切りながら、考えていた
軽四輪だったかどうだか
切断された偉そうな記憶だけが
粗大ゴミみたいに
音、
みいいんって
ああ、またかまただ
....
{ルビ四八=しはち}、三拾余の
せかいが破裂音と共にきえた
{ルビ乱擾=らんじょう}のあかつき
辻斬り紛いの刃はこぼれ
鎧の傷口を匂う、
おぼろな自死
新聞ではバグ ....
まっ赤で
おおきな歌に
くだかれた夕暮れの
かけらをよせあつめて
ぼくはトルソーを
つくった
奄美の島ざらめを
たくさん、うみにながしたら
おおきな涙に ....
ガラスに溺れている
他愛のない光の粒
漫画のような宇宙と
十月に揺れる何かを
五線譜のお皿に
のせたまま
すべての嘘が
優しくほほえんで
窓辺に腰をおろして
待っている
海 ....
許さないで下さい
机の上に転がる
果実に写った柔らかさを
ひかりの落ちる
ひかりの中で
願わないで下さい
薄く濡れたままの便箋や
握りやすい万年筆に
触れようとする
その小さな手 ....
atsuchan69さんのはらだまさるさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あめ玉
-
はらだま ...
自由詩
13*
07-10-30
熱射病
-
はらだま ...
自由詩
14*
07-7-3
醜い雲
-
はらだま ...
自由詩
27*
07-5-25
密漁
-
はらだま ...
自由詩
29*
07-5-21
ゴム
-
はらだま ...
自由詩
38*
07-5-10
描くこと、書くこと、カクコト
-
はらだま ...
散文(批評 ...
14*
07-5-2
山翡翠
-
はらだま ...
自由詩
14*
07-5-1
春の鼻
-
はらだま ...
自由詩
10*
07-4-19
トルソー
-
はらだま ...
自由詩
44*
07-4-11
十月、ダンス
-
はらだま ...
自由詩
11*
06-11-8
ひかりの落ちるひかりの中で
-
はらだま ...
自由詩
13*
06-11-1
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する