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多くの詩が生まれ
同時に多くの詩が消えてゆく
誰にも読まれず
誰にも語られず
誰の心の中にもない詩は
もはや生きていない

生きている詩は
誰かに読まれ
誰かに語られ
誰かの心の中 ....
曇り空の畑を見ていたら
今まで忘れていた
今まで生きてきた辛い記憶を
なぜだか
思い出していました
鳥は元気よく飛んでいるというのに

薄暗い部屋の中でじっとしていたら
今まで忘れてい ....
人は空を飛べない
けれども
人は空を見て夢を描ける
飛べなくても
しっかりと地面に踏ん張ればよい

人は宇宙を泳げない
けれども
人は頭の中で宇宙を創れる
泳げなくても
{ルビ颯爽 ....
農家のおばあさんが
小さな乳母車に載せているのは
自分の畑で育てた花だった

生まれながらにして背が低かった
歳をとり腰も曲がってしまった
それでも車いっぱいに花を積み込んで
今日も花を ....
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった

雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ....
君の中の炎は
常に形が定まらず
消えることなくむしろ
どんどん燃え盛り
竜巻となって
全身を駆け巡る

その炎はいずれ
君の中の情熱を燃やし
そこから生み出される蒸気によって
君は ....
水が流れる
水車が回る
水が回る
僕は僕の血液で回る

風が吹く
風車が回る
風が回る
僕は僕の呼吸で回る

陽が昇る
地球が回る
陽が回る
僕は僕の意志で回る

星が輝 ....
今日一日を生きることで
精一杯だったので
寒い日だったことは覚えているけれど
空が透き通るような青だったかどうかは
わかりませんでした

今日一日を生きることで
精一杯だったので
温か ....
時に逆らって
時計を上下逆さにしてみた
秒針の動きは変わらないので
結局
今日の予定が頭の中を過ぎてゆく

時に逆らって
時計を裏返してみた
時を見ることはできないので
結局
次の ....
あなたは今
ある地面に立っています

これからあなたはその地面から
上に行くのか
下に行くのか
二つの中から一つ選ばなくてはなりません

上に行く場合
足元が不安定になりますが
高 ....
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました

心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
ものすごく
花を見たいと想う時
外は
なぜか雪が大地を覆っている

諦めきれず
かといって何もできず
この気持ちを心に抱き
想い描くのは
実際の外見の花よりも
ずっと綺麗な花

 ....
もともと人は
生きづらい中で
生きやすい生き方を
夢見てきた

その日を生きるのに
苦労して
やっとの思いで
夜の眠りに就くことができた
いや
明日が不安で眠ることを
許されない ....
どこにでもありそうな道端に
どこにでもありそうな大きな石が一つ
座っていた

ある人は
何の関心も示さずに通り過ぎていった

ある人は
怒りを感じて棒で叩いた

ある人は
その美 ....
焦らずに
焦らずに

道は長くても
道は消えたりしないから
道に沿って
君を見守る花がある

ゆっくりと
ゆっくりと

夢は大きくても
夢は消えたりしないから
夢に沿って
 ....
寂しくなって
歌う場所がなくても
森が舞台になってくれているよ
そっと行ってごらん

悲しくなって
歌詞が思いつかなくても
鳥が平和の歌をさえずっているよ
そっと聴いてごらん

孤 ....

今年という
新しい光が大地を照らす
白い土から黒い土へ
今までの土に
さらに新たな土へと変わる

大地
今年という
新しい風が空へと舞い上がる
平らな丘から深い森へ
今までの ....
今日で一年が終わってしまいます
贅沢できなかった日の方が多いけれど
笑えた日をたくさん思い出しています

今日で一年が終わってしまいます
慎ましく生きた日の方が多いけれど
喜んだ日をたくさ ....
正月を飾ること
それは時を飾ること
できるだけ綺麗に
できるだけ美しく
飾ってあげたい

正月を飾ること
それは時を迎えること
できるだけ広く
できるだけ多く
迎えてあげたい

 ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ

明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ

優しい朝だ ....
冬の大雨の日
どこからともなく
ノラ猫は家の庭にやってきた

近所では名の知れた
図々しく生きるヤツらしい
汚いから触るなと
大人は子どもに言い聞かす

力を失いかけながらも
木の ....
山があって
雲があって
夢がある

僕がいて
君がいて
夢がある

空があって
星があって
夢がある

僕が生きて
君が生きて
夢がふくらむ

とても単純なこと
とて ....
誰かを嫌いと想うことは
仕方のないこと
けれども
誰かに嫌いと言うことは
勇気がいること
責任がいること
相手を本当に想うこと
絆ができていること
関係を続けようとすること
何よりも ....
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている

道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って

君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている

道の上には ....
不思議だった
いつものオリオン座が
いつもよりも綺麗だった
寒い夜だというのに
しばらくの間
その輝きを見つめていた

不思議だった
いつもの霜柱が
いつもよりも美しかった
冷たい ....
閉ざされた森の中
高くそびえる大木を見上げると
雲一つない青空がある
空に上っているのか
空に沈んでゆくのか
もはや見分けがつかない

一羽の鳥が空を横切る
自分が見上げているのか
 ....
風が公園で遊んでいる
ブランコに乗っている
砂場で小さな山を作っている
広場でおにごっこをしている

風が公園で笑っている
ジャングルジムを伝わっている
ベンチの後ろに隠れている
ボー ....
机の引き出しの奥に
わずかばかりの
どこにでもある土の入った袋
これがふるさと

都会のコンクリートの中の
ほんの少しのふるさと
自分が生まれ育った土

袋を開けると
ふるさとの匂 ....
花はいつ咲くのか
花に聞いてみなければ
わからないけれど
心の花は
自分で咲かすものだから
自分に聞いてみれば
きっとわかるはず

星はいつ流れるのか
星に聞いて見なければ
わから ....
頭の中の言葉が
たくさんあるというのに
捕まえることができない
つかもうとする手と言葉とが
磁石の同極同士のように
退け合ってゆく

言葉が拒んでいる
言葉をつかめない
そうではない ....
水在らあらあさんのぽえむ君さんおすすめリスト(226)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩は生きている- ぽえむ君自由詩12*07-1-20
忘れていた記憶- ぽえむ君自由詩7*07-1-20
人は空を飛べない- ぽえむ君自由詩12*07-1-19
花売り- ぽえむ君自由詩14*07-1-18
雨に打たれた紙がぼくを見つめていた- ぽえむ君自由詩11*07-1-17
心は熱く頭は冷たく- ぽえむ君自由詩8*07-1-17
僕は僕の夢で回る- ぽえむ君自由詩15*07-1-16
精一杯の一日なので- ぽえむ君自由詩10*07-1-15
時に逆らって- ぽえむ君自由詩22*07-1-13
上に行くのか下に行くのか- ぽえむ君自由詩11*07-1-11
心の中にいる自分に- ぽえむ君自由詩16*07-1-9
君を見たいと想う時- ぽえむ君自由詩9*07-1-8
生きやすい生きづらさの中で- ぽえむ君自由詩12*07-1-6
動かない石- ぽえむ君自由詩14*07-1-4
焦らずに- ぽえむ君自由詩12*07-1-2
君の心の世界の中に- ぽえむ君自由詩12*07-1-1
新しい一年- ぽえむ君自由詩9*07-1-1
一年の終わりに- ぽえむ君自由詩10*06-12-31
正月を飾ること- ぽえむ君自由詩10*06-12-30
うれしい朝だね- ぽえむ君自由詩1506-12-27
冬の大雨- ぽえむ君自由詩806-12-26
大切なこと- ぽえむ君自由詩10*06-12-23
誰かを想い、誰かに言うこと- ぽえむ君自由詩10*06-12-21
友情- ぽえむ君自由詩11*06-12-20
不思議だった- ぽえむ君自由詩17*06-12-18
閉ざされた森の中- ぽえむ君自由詩6*06-12-18
風が公園で待っている- ぽえむ君自由詩13*06-12-16
引き出しの中のふるさと- ぽえむ君自由詩14*06-12-15
きっとわかるはず- ぽえむ君自由詩10*06-12-15
言葉をつかむ手がほしい- ぽえむ君自由詩16*06-12-13

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