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君想うとき
世界が止まっているような気がする
君いなくなったとき
僕の想いは四方八方へ分散する
空虚な空へ打ち上げられる
この曲を聴くとき
僕の心の中にリズムが流れる
....
孤島の廃墟の街
灰色(新聞紙の色)の街
破裂して今も水が出ている下水管
ビル群はほとんど全て崩れ落ちている
コンクリートの塊がいたるところに転がっている
烏が集団になって地上を歩 ....
花吹雪が舞い落ちる
外国産の漆黒の高級オープンカーに乗って王子様は手を決められた角度で振っている
群衆は拍手と喝采で歓迎している
今日は王子様の即位式のパレードだ
先日王様が亡くなら ....
ぼくは手を後ろに組みながらいろんな色の額縁にかざられた思い出の絵をながめている
幼い頃の絵 少年時代の絵 青春まっただ中の絵 青年時代の絵
ここまでしかない ぼくは死んでしまったからだ
....
今日僕は死ぬかもしれない
こういうことを書く自分が怖い
家族はみんな眠りに就いている
それぞれが寝ている部屋は生暖かい
僕はいない
存在が家の何処にも感じられない
いないほ ....
バーン!! 人が撃たれる
路上で男が血を流して倒れている
血だまりは広がっていって 排水溝の中に流れていく
下水道に流れてきた男の血を交尾中の蛙達の頭に落ちて垂れてきたそれを舐める
....
市民は怒り狂った
王の度重なる重税と圧政の為に
反乱を起こす為に武器を持ち立ち上がった
市民は宮殿に乗り込み
立ち塞がる兵士達を押し倒し
王の前にやって来た
王は言う
「ほ ....
地下の森の匂い
なんともみずみずしい匂いがするものだ
地上は砂漠化で植物は一本も生えていない
北極と南極は温暖化で溶け海抜が上がり大陸は大幅に縮小した
地球は青と白と黄色の世界にな ....
男はその歌を四十年間聴き続けた
なのにまともに歌えない
外国語の入っている歌だったからだ
けどサビならまともに歌える
今となってはそのサビの部分は彼の人生の教訓そのものになってしま ....
夢を見て飛び起きた
ビル群に花火の光と影が飛び散っていた
今日は年に一度の花火大会だ
同じように地上に大輪を咲かせている観覧車
光り輝いて点滅したり色彩を多様に鮮やかに変化させてい ....
切なくなると詩を書きたくなる
君想う時詩を綴りたくなる
部屋の闇に入る時死と隣り合わせの妄想に冒される
髑髏の剣は懐にしまって敵が来た時に切り裂く
白い光
白い世界が広が ....
僕はあの場所と決別しなければならない
それとも僕はまだ君のことを信じていていいのだろうか
僕なんて論外なのだろうか
僕は自信をなくした
詩のことについて自信をなくした
君を失いつつある僕は
新しい君を見つけに行ってもいいのだろうか
こういう詩しか書けないんだ
この世界では
古くなりつつある君へ
君はいつも何をやっているのだろうか
僕が大きな ....
詩を書くと
心が軽くなる
君のことを考えて
心臓がドクドクいっている
詩を書いていると
世界が僕の考え方になるのに
詩を書かないでいると
巨大な造船のように見える
....
あるがままに書こう
悲しい曲を欲しがる
センタリズムになりたいんだ
僕はマゾだ
泣きたい
涙を流したい
今まで溜まっていた分全部
地面に涙の波紋が広がる
君は聞こ ....
何もかもなくしてしまった
神様に罰として全てを奪われてしまったのだ
人を殺してしまった
後々やって来た罪悪感だけでも精一杯なのに
深い自責の念に駆られている
....
僕は放浪の旅に出ることにする
僕が死ぬまで続く旅
誰にも止めることのできない旅
人生の旅のような旅
久遠を望むような旅
この旅に望むべくものは何もない
....
悲しくなるとこの歌を聴きたくなる
感傷的な僕はこの歌を聴くと涙を流してしまう
この閉鎖的な暗闇の部屋を出たい
外は夜でも明るく暖かい光で満ちている
この歌を持って外に ....
知ってる人は誰もいない
二階の僕の部屋
月を見るために外に出よう
君を連れて星空の下へ
こんな真夜中に起きて
僕は君の為に詩を書く
平凡な昨日の夜を過ごした
明日のことはまるで分からないけど
僕は詩を書き続けていきたい
天国って本当にあるのかな? ....
時計の秒針がメロディーを奏でる
僕は両腕に頭を置いて
目は闇を向き両足はリズムをとっている
心の中で歌詞を唄う
心の中で歌詞は一本の線になって彷徨い続けている
....
信号機が一本寂しく立っている
僕の後ろから車が次々と通り過ぎていく
僕が信号を通ろうとする時はいつも赤だ
雪の降る中僕はずっと信号待ちをしている
君を抱き締めて眠りたい
僕は君のいない空洞を抱えて横になってる
なんだか本当に君を抱いているようでとっても気持ちがいい
君の膨よかな胸元が深い空洞を埋める
君 ....
漁り火が漁船の真ん中で燃えている
ほうらもうすぐ魚達が集まってくる頃だ
投網は十分前に投げておいた
暖かい光に師走の魚達は引き寄せられてくることだろう
腕組みをして魚を待っているおじ ....
十二月上旬の金曜日の午前中は幻想的だ
閉ざされた世界が僕の目に焼き付く
そこは僕の理想郷だ
一瞬の探究が凍り付いて永遠となる
永遠の結実が物語を創るエネルギーとな ....
この想いが君へ届きますように…
君が好きだ
涙が零れてきそうだ
だいぶ涙が出そうになるのが収まったようだ
僕は君を忘れることができない
この詩はきっと君の目には止まらないだろうけ ....
僕は売れない粗忽な詩人さ
今日も道端でビニールシートを広げてサインペンで紙に書いた詩を並べて詩を売る
通りすがりの人達にいつもケラケラと笑われている
そんな奴らを横目に僕は大声を張り上げて詩を売 ....
詩を書くことで傷ついた心を治療したい
詩を書くことで心が癒えないならば
詩を書かないほうがいいのではないか
詩から離れる時 愛おしさを感じる
僕にとって詩とは切っても切れない関係なの ....
空を見上げることが怖くなった
もうあの星達は僕の頭の上にはいない
空虚になった心 空を見上げる時の心の痛み
僕は暗い宇宙の中で蹲る
夢の中でなら本音を言えるのに
現実では何も ....
激しい雨に打たれて
僕の世界は潤っていく
新しい世界では僕達は
自由と希望と太陽の光を手に入れて
乾いた地面から手を伸ばして太陽に向かって大声を上げる
作物は実り小川の流れは穏 ....
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