すべてのおすすめ
 子供の頃は空が低くて狭かった
 僕が目が悪くてそう見えただけかもしれないが
 僕の記憶の中ではいつも同じ空が広がっている
 それは鉛色に曇っていて 今にも雨が降りそうで 胸とくっつきそうで圧迫 ....
 部屋はおでんと25年前に母が買ったサーモンのシルクのブラウスをアイロンがけした匂いで満ちていた 母や妹の衣類が僕の部屋のクローゼットに入っている 家が狭い為だ 明日妹が着るブラウスをクローゼットので ....  外した眼鏡でランボー全詩集を退ける
 シャワーを浴びた後髪を乾かさないでベッドに横になる
 ボディーソープとシャンプーの香りが順番に香ってくる
 おでこに滴が落ちて眉毛の上をカーブして流れてい ....
 TVは無料だ 衣服は支給されたものだ 浮遊大陸に住んでいる
 雲の上に浮遊大陸はある だから天候に左右されることはない
 昔の生き物達は 雲の上に浮遊大陸があると信じて止まなかった しかし文明が ....
秋が終わりを迎え 冬の到来と共に雪が降り始めると僕の高校では自転車通学からバス通学へと変わる
 凍てつく寒さを堪え毎日眠たい体を震わせながら 停留所まで歩いていってそれ一本しかないバスに乗る
 ....
 君の家は君以外誰もいない
 僕は毎日のように朝早くから君の家にいて夜遅く帰る
 家の周りには草が生い茂り 花が咲き誇っている
 僕はきまって上下白の服装で来なければならない ベルトも靴も白でな ....
 時々にしか会えない 僕の夢の友人
 友人は僕のことを全て知っていて 親友と呼ぶのに相応しい人物だ
 僕も友人のことを全て知っている
 無限とも思える夢の中で 初めて会った時に僕達は阿漕な宇宙が ....
 RADWIMPSの『ふたりごと』を聴きながら空想していると現実感が無くなり浮遊している気分になる
 部屋は太陽に飲み込まれたように真っ暗だ
 無限の時を刻んでいるように聞こえる置き時計は僕達には ....
 貴方の神は目の前に
 天地を支えておられる
 暖かい心に包まれて
 永遠を授けられるのです

 たとえ絶望に陥っても
 神は貴方を掬い出すでしょう
 たとえ苦痛に苛まれても
 神はそ ....
 彼は準盲目のピアニストである
 普段は鍼灸按摩を専業としている
 ピアノだけではまだ飯を食っていけないからである
 彼は指先の感覚が鋭く マッサージ屋で人気の一人である
 夜遅くまで働いた後 ....
 常口アトムの綺麗なお姉さんにアパートの一室を紹介され連れてきてもらった
 3月は雪解けが激しく 道路はぐちゃぐちゃで いたる屋根から水滴がこぼれ落ちていた
 西日が部屋全体に入ってきていて 大き ....
 時計の針は静かにキャベツを刻んでいる
 僕は暗闇の玉を抱えて外の世界と限りなく近く相対的な関係を保っている
 深夜の間は僕は自由に動けるのだ ドラキュラのように昼間は思うように動けないのだ 僕は ....
 大きな染みが砂丘に沢山できている これは女王を襲うものである 色々な生き物の形をした染みである
 ここは夢の世界である 夜になって気温が下がり 寒い灰色の砂漠が広がっている アラビアの月の光を受け ....
 世界中の生き物達に 『神の子が生まれる』と神様の精霊達の声で心にお告げが届いた
 生物達は驚嘆した キリストや仏陀やムハンマド達の再来かと喜び 乱舞して今か今かと誕生を願っていた 世界は揺れに揺れ ....
 僕の故郷(君の故郷)を時々思い出す
 澄んだ青空が僕の胸に吸い込まれる
 あの何度も塗り直されている鉄橋 あの春には染井吉野でいっぱいになる国一番の長さを誇る川の堤防のいつもの帰り道 夜を彩る山 ....
 僕はある国の宮廷道化師さ
 体が小さいんで住んでた役に立たないと村を追い出される前に宮廷の騎士に雇ってもらった
 もちろん雇ってもらう前に散々笑われたよ 「お前みたいな奴は人間じゃない。?小人? ....
 君に告白したら 「色が黒いから」という理由で断られた
 これは差別ではないのか? 俗に言う『ニグロイド差別』(差別用語になっているけど) 「ニガーはパパが付き合ってはいけないと言うの」と君は言った ....
 霧の湖の畔に見える建物 あそこまで歩くのにはかなり遠い この丘には休憩所がある あそこには洋館風のホテルが立っている この建物の展望台に備え付けられた無料の双眼鏡で見ることができる
 僕はなだらか ....
 僕は冬の1月の5時31分にベッドに倒れ込んだ
朝までカラオケはきつい 更に酒まで入ると
 始発の電車に乗ってようやくマンションに着く 真っ暗な空からはべた雪が降ってきた 髪に付いた雪が溶けて ....
 イヤホンをして「ドラマチックレコード」を聴いた時だけあの頃に戻れる
 深淵の森へ 僕と君は歩いていく
 果てのない 親密な闇が濃密さを増す 無限の時間が安心させる 君の八重歯が光る
 僕は途端 ....
 6月の雨の中の森
 1ヶ月だけ君は生きていた
 風に任せて森の葉の匂いを僕へ漂わせる
 僕は自分の涙の中に沈んでいたよ 夜も朝も
 これじゃあ「今 会いに行きます」と被っちゃうけど その頃は ....
 アフリカ象の象牙は高く売れるので墓荒らしが多い
 今日も3人組の泥棒が象牙を探しにやってきた
 この地域は干魃が多く雨がほとんど降らないので 動物達はおろか植物達にとって地獄のような場所である
 ....
 貴女への想いを空へ投げて宇宙の果てへと波紋を伝わらせる
 そうすることで僕は自分の気持ちを世界に示そうとする
 特に夜空に
 あの無限の星々は僕のものとなるのだ そして深呼吸した胸に星々の光が ....
 僕は瞬間的に庭を受け止める
 そこには平安が待っている
 一時的な小雨がばぁぁぁと降り注いでいる
 僕は庭のデッキチェアーで君を待っている
 君は嫌がるかもしれないけど僕は君を待っている
 ....
 土曜日になると僕はいつも頭の中に森が思い浮かぶ それは荘厳で深緑に煌びやかで僕をとても安心な気分にさせる
 僕はその森の中へ入っていく 吐く息は真っ白から緑になる この森の中では季節がめまぐるしく ....
 64000もの煩悩が僕を苦しめる
 業惑縁起に翻弄されながら僕は阿羅漢になる為に全ての煩悩を断ずるつもりだ
 けど無余依涅槃に辿り着いても永遠を手に入れるだけで何も良いことがないじゃないか
  ....
 君が 初めてだった
 僕が病気であることを敬遠したりせずに心から心配してくれて
 僕が詩人になることを笑いもせず誰に言うこともせず(病気のことだってそうだ)まるで夢物語を聴くみたいに心から応援し ....
 午前2時を過ぎると 時々 死の淵まで立たされることがある
 脳には絶望しかない
 僕はこのまま外へ連れ出されて 何処かで処刑されるんじゃないかと思う
 文章に書いてしまえば落ち着くことができる ....
 この先にある午前中の玩具屋
 眩い白い光に包まれて
 僕は2004年に戻ってきた気分になる
 バスを降りて暫く坂を下ると
 異国の風情漂う町が見えてくる
 そしてその一角に僕が働いている小 ....
 コンタクトレンズをしようと思って目の中に入れようとしたらそれはテントウムシだった 足を縮めてまるで本物のコンタクトレンズのように見える
 僕はきゃっ と驚いてテントウムシを落としそうになった 僕は ....
ぽえむ君さんのはじめさんおすすめリスト(150)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- はじめ自由詩6*07-5-19
暖冬の夕方の夢- はじめ自由詩3*07-5-18
春へGO!- はじめ自由詩7*07-5-17
スカイ・アドベンチャー- はじめ自由詩4*07-5-16
恋のラヴ・ソング- はじめ自由詩5*07-5-15
日常- はじめ自由詩4*07-5-14
夢の友人- はじめ自由詩7*07-5-13
『ふたりごと』を聴いて思い出すいつかの記憶と夢- はじめ自由詩5*07-5-12
賛美歌- はじめ自由詩5*07-5-11
準盲目の青年- はじめ自由詩4*07-5-10
3月の不動産屋に紹介された部屋の日溜まりと外の風景- はじめ自由詩7*07-5-9
君の街から- はじめ自由詩5*07-5-8
砂漠にて- はじめ自由詩2*07-5-7
神の子供が生まれた時- はじめ自由詩2*07-5-6
故郷の回想- はじめ自由詩4*07-5-5
Jester- はじめ自由詩3*07-5-4
白いカラス- はじめ自由詩4*07-5-3
湖畔の洋館- はじめ自由詩2*07-5-2
ある独身サラリーマンの土曜日の朝- はじめ自由詩3*07-5-1
深淵の森へ- はじめ自由詩2*07-4-30
終わりなき詩- はじめ自由詩3*07-4-29
アフリカ象の骨だらけの墓場- はじめ自由詩6*07-4-28
貴女への想いを- はじめ自由詩2*07-4-27
土曜日9時48分の庭- はじめ自由詩4*07-4-26
土曜日の森- はじめ自由詩5*07-4-25
煩悩- はじめ自由詩3*07-4-24
泣ける詩- はじめ自由詩4*07-4-23
_午前2時〜3時の鬱病- はじめ自由詩2*07-4-22
君に触れたくて- はじめ自由詩3*07-4-21
コンタクトレンズテントウムシ- はじめ自由詩6*07-4-20

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