道路をわたった向いのコンビニの怠惰な
額の奥にひかりがともってる
「今とてもしあわせだよ」
何度もこの台詞を繰り返す

高速道路の壁を国産車が
ぶち抜いていく
アンデッドなボディーとソー ....
君のその叫びに
私は ポツリポツリと
涙落としてしまうかもしれないよ

けれど 話してほしい
君がラクになるなら

 聞く耳は
 時折 痛む
 聞く心は
 時々 痛い

けれど ....
                080410



見学に来て
写真を撮る方は
多いのですが
中に入って
食事を召し上がる方が少なくなって
それどころか
食事をするお店だと気がつ ....
いつもの歩道
サクラ色

盛りを過ぎた花びらが
はらりはらりと舞散って

私の行く手を
ピンクに染める


舞散る花びらつかまえて

根性だけは筋金入りよ

なんて囁いてみ ....
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」

いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ

「どういうところがやさしいの?」

血管がういて筋張っているし ....
鳥が眠る夜
翼だけ空を飛ぶ

よく見ると
腕も混じってる

人は夢の中で
空を飛ぶ
頼まれ事は

断らないをモットーに

どんな小さな雑用でも

どんな大きなお仕事でも

断らないをモットーに


過程が大切なのは知ってる

それは良くも悪くも

自分の ....
きみからの

返事 「どしたー」

それだけで

 
 幸せ満腹

 恋じゃないってば
                 080215


使えなくなった乾電池

屋根の上に放り投げ
お日さまの光に曝し
もう一度電気を作らせる
屋根の上の太陽電池
馴れた作業を推し進め ....
みかんの皮をむくと
いくつかのいのちが並んでいる
土にまけば
また
みかんといういのちが
生まれていたにちがいない

くやしがっているだろうか
人の手が汚いと
叫んでいるだろうか
 ....
2月になるとチョコレート買いづらいからさ
いまのうちに大量に買い溜めておくんだ

ミルクチョコもビターなやつも欲しくなるかもしれないし
抹茶や苺 クリスピータイプも とりあえず買っておこう
 ....
外の雪睨みつけてるうちの猫

春を待つ空の向こうの笑い声

信号の赤が真冬を止めている
2ヶ月ぶりに退院したヤツと飲みにいった

とりあえず、おめでとう、と乾杯した
ひさしぶりに元気そうでよかったなと思った



長話。

こないだは、友人たちと鍋をした
男 ....
おつかれさま

今日も一日 可愛くいられましたでしょうか?

最近、お仕事 頑張りすぎてませんか?


相も変わらず お慕い申しております


あいもかわらず 愛も変わらず
 ....
ワイルドの意味をはき違えて
家中のスプーンをどれくらい口に詰め込めるか
試し、口のはしを切る
スプーン曲げはできなかった(6歳)


牛乳パックのデザインが青や白ば ....
書店で
なんとなしに手に取った本を
逆さまにして振ってみた

パズルのようなものが降るかと思ったのだけれど
うんともすんとも言わずに

  いや、空気はすんすん言っていた

なんだ
 ....
さようなら

さようなら、

空を

じっと

眺めている

百千万の兵隊が

降り注いでいる

擦り鉢状のせいめいに

朝が、

手渡されている

擦り潰すの ....
 




生きる事は



生ける者

全ての

正義である






僕の命は



君の

命の

正義 ....
新幹線の方が楽だろうに
母はいつも
鈍行列車にゆられてやってくる
孫娘の成長のたびに
少ないけど
と、袋を差し出す指先は
黄色く乾いている

風邪ひいてないか、とか
おまえは季節の変 ....
両手のひらに
こっそり書いた「冷」の文字
僕は忘れん坊だから

冷え性対策の頁を見てたから
布団からはみだした足先が
とっても冷たかったから
今日は帰りに
ちょっと入りづらいあの店で
 ....
愛し方など忘れてしまった
僕は少しばかり
酔っ払ってしまった

君がもしも困っていても
僕はもう
笑って大丈夫だよなんて言えない

僕は君に何か伝えられただろうか
君はいつだって
 ....
君は控えめに微笑む

今僕がここで笑ってもいいのかなって

君はそぉっと思いやる

おせっかいにはならないかなって

まだ

子どもの大きさしかない君は

その内側で

広 ....
パンに トマト ぬるぜ

カタルーニャ式 だぜ これ

オリーブオイル かける よ

バージン エクストラ です よ

たまご も 焼いちゃう 

べーこん イベリコ豚 だよ 
 ....
鯨の顔して蝉が鳴く
今日はよいお日和と
声を限りに叫んでる
みんみんみんみん

つくつくほーしの
師団長
セミクジラを欲しがって
みんみんみんと
真似をする
つくつくほうしの
師 ....
押入れの中で目覚めると
いつものように優しくなってる
手も足もおもいっきり伸ばして
指先の細かい部品までもが
思いやりに溢れている
感謝の言葉は誰に対しても
正確に発することができ ....
そら
 そう
  ほら
   みて
  ここ
 そこ
むこう
 ぜんぶ
  ぼくに
   とって
    ふかく
  やさ ....
初夏の雫を集めた、里芋の
透明な葉脈の裏側で
夏風の子が
小さな産声をあげる
まだ、うまく飛べない

棚田の{ルビ畦=あぜ}に沿って
緩やかな曲線を描くと
早苗に浮かぶ蛙が
水かきを ....
豊かなだけの想像力なんか俺はいらない
そう思いながら自転車専用の真っ赤な道を歩いていたら
後ろから
すけぼーで
いかついリーゼントのお姉さんが
ざっ
と通り過ぎた
首筋には漢字で ....
ブルーチップの青いリスは
目を離すと、すぐに増殖して
ガマ口をはみ出してしまうから
台紙にきちんと貼りつけなければいけなかった
母は台紙をもらってくれると約束をしたのに
永遠と立ち話をやめや ....
お姫様を助けに向かった王子様は
お姫様に会うことも無く石にされた。

魔法使いに助けられた王子様は
五十年ぶりに故郷に帰った。

お姫様は他の国の王子に助けられ
他の国の王子はお姫様と結 ....
よーかんさんのおすすめリスト(240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シガー- モリマサ ...自由詩1908-7-25
言えたら、よい。- 佐和自由詩408-5-29
致死量の涙- あおば自由詩5+*08-4-12
ひとりごと- 舞狐自由詩4*08-4-9
「やさしいかたち」- ベンジャ ...自由詩27*08-4-5
空を飛ぶ- 小川 葉自由詩208-3-3
ちいさな手- こゆり自由詩6*08-2-28
ウブ- 佐和短歌408-2-24
乾電池- あおば自由詩1*08-2-15
みかん- 乱太郎自由詩17*08-2-5
2月14日、煮干しの日- 北大路京 ...自由詩13*08-1-27
- 夏川ゆう俳句208-1-27
死んだアイツのことなんて、どうでもいいと思っていた- わら自由詩29*08-1-24
あいもかわらず- 北大路京 ...未詩・独白7*07-12-4
マイ・センス(学生時代)- フクロネ ...未詩・独白307-11-4
さがしもの- フクロネ ...自由詩9*07-9-24
せかいう- 石田 圭 ...自由詩3307-7-6
【_正義の味方_】- 豊嶋祐匠自由詩3*07-3-1
おつり- 佐野権太自由詩28*06-11-17
冷え性対策- 佐野権太自由詩18*06-11-1
僕は愛し方など忘れてしまった- プル式自由詩7*06-8-31
少年- さち自由詩19*06-8-27
イベリコ豚- 水在らあ ...自由詩39+*06-8-22
セミクジラ- あおば自由詩6*06-8-5
ドラえもん- たもつ自由詩9406-8-3
- 水在らあ ...自由詩37*06-8-1
夏風の子- 佐野権太自由詩29*06-7-20
所在無い日- 水在らあ ...自由詩22*06-7-16
ヒーロー伝説- 佐野権太自由詩21*06-7-6
石にされた王子様- プル式自由詩2*06-6-29

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