「私がおばさんになっても」と森高は歌った
ついこの間のことのようだけど
もう十二年も前の話だ
その年に僕らは結婚した
つまり、僕らが結婚して既に十二年たった
ということだ

僕は一度、交 ....
白について
考える

 白といえば
 我が家の飼い猫
 うどんこ

 呼び名は
 うどんちゃん

にゃー

 彼は
 ある朝
 国道を
 横切ったら
 そのまま
 戻 ....
小雪舞い散る季節に 桃色コートを着込んで
君は白いブーツでステップを踏むんだ
寒がりの癖に 白い息をふぅっと吐きながら

さぁ手を繋ごう 雪が雨に変わる前に
ここは寒い ココアを飲みに帰りま ....
あしたがこない
夜が死んでしまったのだとおもう


   夜死


それすらも善きサティ
ずっと眠る


   眠る


ドーナッツの穴
こどもたちは夢を見る


 ....
つくしは みな
めをつぶっている

はるのにおいを
かいでいる

せのびして
せのびして
弱いから強いふりして前を行く振り返ったら戻れないから



堰き止めた涙のダムは優しさで壊れてしまうだから離れる



見えないと未来に怯え悩むのは明日が必ず来るという前提


 ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
「これは僕の見た夢です」

気付いたらどこかの

廃墟になった工場の中にいた

周りを見たけど

この工場から出られる

出口はなくて

穴の開いた

天井から太陽の光が
 ....
食べちゃうぞ!

食べちゃうぞ!

食べちゃうぞ!
たまねぎパリリ
皮をむいて刻みます
おきまりで涙が出ます

ついでにすこし
泣いてみます


じゃがいもクリリ
むいていきます
船乗りになった気分で
いくらでも

樽イッパイ ....
Dear Fujiko

出がけに大雨だったので,
駅まで車で送れと女房に言ったら,
ブツブツいわれて,
キレタ


(オッ,なんだか詩みたいだなぁ)


タクシー拾おうとし ....
凄いのは 岡本太郎 ですよねえ   

ちったかたった ちったかたった
ちいたかたった ちったった
ちいたかたった ちたたった 

ち たっ た


悲しむための歌が生まれたような
そんな気がする日もあるけれど
 ....
午前3時に シャーペンの芯が切れた
俺にとっての生命線だ
午前3時にシャーペンの芯が切れた
至急コンビニへ買いに行くのだが
シャーペンの芯だけ買うのは何かカッコ悪い
コンドームを買いに行くカ ....
体じゅう
寒気が
激しい朝
詩がとどく
さむいのに
雨なのに
書いたひとの気持ちが
きれいな色が
入り混じって
ここまで
とどく

チョコレートを
私はスペインの
よく冷え ....
ねむのきとんとん、
とびらのむこう。

こだまのひびく、
あのむこう。

さやささやく、
えだのおと。

よんでいるのは、
きみのこえ。

とんと ....
“死にませんよ”


春の夜明け
川ぞいの土手を歩いていると
魔王と出遭いました
鼻水をずるずるとすすっています
まだ寒い中僕を待っていたようです
とりあえずティッシュを渡すと
魔王 ....
  ねぇ和尚 あなたホントに聖職者? ベッドの上では 独裁者だわ


  続きして? そんな気まぐれ 猫みたい
           アタシを裸に したのはアンタ


  足ひらく  ....
私は縁側に座り
お茶をすすって
あの時のように
溜息を空へと放った

魔王が消えて私は思った
なんてことはない
魔王の正体は
「恋」だったのだ

私は「恋」と出逢った
わかりづら ....
青春てつまり絶望だよね
よく乗り越えてきたと思う

みんなニーチェやゴッホになる
そんな苦しみが凡人になんになる
五合目あたりで
ちょっと手首を切ってみて
血の赤さで目が覚める
おかあ ....
「つまんね人生だったな。」

天使が僕に吐き捨てた。
死ぬのはもちろん初めてだ。
しかし、死んだばかりの人間にはもっと他にかけるべき言葉があるはずだ、と思った。

「えっとさ、死にたてのひ ....
吐き出せば 十七文字の 涙色 君がいるから




私は笑えるの
恋って苦いもんだ
良い意味でも
悪い意味でも
胸が痛む

思い切ってあの人に告白してみたものの
結果は言うまでもなく玉砕
当たって砕けろと言うけれど
それは他人事だと思ってるだけ

 ....
長年この商売を続けていると
たまぁに
人が本になる瞬間を見るんです
ちょっと
作り話じゃありませんよ
お客さんにも覚えはあるでしょう
何もあたしの処みたいな古本屋じゃなくても良い
本 ....
放置された畑 咲き並ぶネギボウズ
バコン バコンと
プラスティックバットを振りぬいては
浅緑を空の彼方に弾き飛ばした
なぜそんなことをするのだと叱られたが
ネギボウズの高さが
ちょうど僕ら ....
「1.せつなさとゆう魔物」

せつないとゆうことばをたどれば、刹那に通じるのだろうか?それとも漢字そのままで、切ない、つまり断ち切れないってことかしらん?とゆうことをチョコレート頬張りながら考えて ....
魔王が言った
神にできない事はない
神と対極にある私も
できない事はない

「恋愛は?」

私がそう訊くと
魔王のお茶に涙が落ちた
しまったと思って
私は魔王を慰めた

「空は ....
望んで望むべく
生まれて
今日まで
はぐくまれても
それは
結局
望ましい
あなただったのですか


望まれていますか
だれかに だかれて
狂っている間は
忘れても


 ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる

あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
よーかんさんのおすすめリスト(240)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もし君がババアになったら- たもつ自由詩15*06-3-12
- アザラシ ...自由詩9*06-3-12
- 電脳ノコ ...自由詩306-3-11
夜死- さいらと自由詩206-3-11
つくし- 日朗歩野自由詩706-3-11
「耳をすませば」- 十六夜短歌606-3-11
赤ちゃんが乗っています- haniwa自由詩81*06-3-10
僕が見た不思議な不思議な夢の中で- こめ自由詩2+*06-3-10
食べちゃうぞ- こめ川柳7*06-3-10
カレーを作ります- 日朗歩野自由詩806-3-8
フジコ,俺は切れる寸前だ- do_pi_can自由詩506-3-8
閃いた- 汰介川柳106-3-7
ルーツ- AB(な ...自由詩406-3-7
シャーペンの芯とポテトチップス- 新守山ダ ...自由詩606-3-7
自由な朝- 阿麻自由詩23*06-3-6
「_ねむのゆめ。_」- PULL.自由詩13*06-3-6
死神と魔王−魔王と出逢った−- 蒸発王自由詩9+*06-3-5
【短歌祭参加作品】背徳の時間の女たち- 逢坂桜短歌6*06-3-5
魔王と出逢った(縁側の記憶)- イズミナ ...自由詩5+*06-3-5
もう二度と- ラピス自由詩2*06-3-5
お生れなさい- ヤギ散文(批評 ...15*06-3-5
おふろで泣いた。そしてうたった。- 小鳥遊儚俳句306-3-3
Love- fuchsia携帯写真+ ...606-3-3
魔王と出逢った(マントの開店)- イズミナ ...自由詩2*06-3-3
乱丁だらけの古本屋- 蒸発王自由詩4*06-3-3
少年のまま- 佐野権太自由詩16*06-2-28
「1.せつなさとゆう魔物」- umineko散文(批評 ...9*06-2-28
魔王と出逢った(空の色と涙)- イズミナ ...自由詩2*06-2-27
あかつきに死す- 阿麻自由詩16*06-2-21
汗の匂い- とうどう ...自由詩19*06-2-11

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