すべてのおすすめ
鳥雲にアイロン崖下ルーデンス
キュビズム芽キャベツ脅迫的求婚
ずんべらぼんで維持する牢獄や朧
暴飲暴贖罪四温にじむ産婆だ
母音なる子音やしかとかぎろえり
ふり返る花曇 ....
黒鍵の押されて戻る五月闇
桜桃忌知らない人と手をつなぐ
火取虫それは愛かもしれないし
まっさらな手首でかきまぜるプール
かさぶたのやわくなるまで水 ....
某月某日(土)
句会に出席する。三上先生、毒猿さん、ゆりえさん、ディエゴさん、吉村夫妻。万寿夫さんはウランバートル出張のため欠席。兼題「魂」には皆さん苦吟難吟だったよう。私の「たましいの毛玉に氷 ....
たいていのものは飲み込める歳になった
鞄の中でイソジンがこぼれた
五センチの隙間からチェンジと言われている
携帯小説読んでも文学少女と呼ばれ
なじみの客がとってくれた宅配のピザ
....
ウェブマガジン「週刊俳句」10月28日号に、角川俳句賞に落選した15名(一次予選通過者3名含む)の作品が掲載されています。
http://weekly-haiku.blogspot.com/ ....
AIという類人猿が支配する町で
プレカリアートたる我々の無抵抗不服従単純労働
ここは湿り気があるから白い虫
わたしには栄養があるから白い虫がわく
クリトリスをこねる要領でひねりつぶす
日 ....
あんた九州男児だため息が倍音になるからわかる氷河期から掘り起こされた男根をくるくるとひらいて首筋をぬぐうがいいさ親父はシャンソンが好きだったとりわけ新春シャンソンショーが好きだと言った口の軽い男だった ....
ピアス穴に通すえんぴつ去年今年
門松に祖父の植わっておりにけり
探偵は白紙の賀状握りしめ
雑煮餅世間知らずでござんすよ
この町は海市に合併するんだとか
春らんまん桃色うん ....