すべてのおすすめ
秋の深むる道すがら
吹かれ漂ふ紅葉葉の
{ルビ言=こと}に出づとはあらずとも
心鎮むる文となる

風の流るる草の野に
そよめそよめく{ルビ薄穂=すすきほ}の
波を立つとはあらずとも
心 ....
真理に辿り着くには
真直ぐ進んで
横に曲がって
上ったり下がったり
時には間違えて
そこで道を確認して

大切なのは
一度には一つのことしか
できないこと

真直ぐ進みながら
 ....
急に寒くなった秋の雨
道の脇に山から下りた
小さな紅葉の葉が
流れてくる
赤や黄色に光沢が施され
艶やかなるも
どこか悲しく重々しい
どこへ流れどこへ溜まるのか
行く末知らぬその姿を
 ....
詩人は自分のことを
詩人とは思わない
詩人とは詩人以外の人が
勝手につけた便宜的な呼び名に過ぎない

詩人とは詩人以外の人が
詩を書きたいと願うときの
理想の人間
この世には存在しない ....
空がとても高かったので
秋の風が流れる方角に身を委ね
森の中

喧騒の街を忘れさせるその森は
時間が止まっていた
まるで今日のこの日のためにしか
その森は存在しないのではないかと
秋が ....
秋の中にも秋があり
気がつく時がうれしくて
秋を問わず
季節を愛させる

暦でわかる秋よりも
手に触れる
目に見える
やわらかい秋があることを

自分の中にも自分がいて
気がつく ....
ぼくは詩人

その季節にはその季節でしかなく
その人にはその人でしかない

今日もまた

夜の散歩をしていると
秋風に出会いました

その風は
暑くもなく寒くもない
夏でもなく ....
昨日の夜
ちゃんと確認すればよかった
空っぽのランドセル
学校に着いてから
気がついた
空っぽのランドセル

歩いている途中でも
軽いとわかっていたけれど
今日は体育の授業が多いから ....
いつのまにか
ぼくのゲームソフトが無くなっていた
さては弟の仕業だ
だからぼくは
あいつの部屋に入っていった

やはり机の上においてある
弟は今は友だちと外で遊びに行っている
小さい自 ....
その部屋と
その人は動いていた

その人がここに来てからずっと
何もかもが止まることなく
動いていた

その人が
うれしいときには
その部屋も笑い
悲しいときには泣きもした

 ....
コンクリートだらけのこの町に
ポエマーがやってくる
その名は
スーパーポエマー

マンションだらけのこの町に
スーパーポエマーがやってくる

聞くところによると
早打ちらしい
キー ....
ぽえむの国の
ぽえむの村に
ぽえむ君が作る
たくさんのぽえむ

いつでも作りたて
春はぽかぽか
夏はぎらぎら
秋はぽくぽく
冬はほかほか

ぽえむ君の家には
ぽえむを仕舞う場所 ....
入道雲の夏をして
暑い{ルビ思い出=おもいで}した後に
夕焼け空の秋をして
心も揺れる紅葉する

冷たい雪の冬をする
寒い{ルビ思い出=おもいで}する前に
赤いトンボの秋をして
心も揺 ....
「ありがとう」と言われたその瞬間
なぜだろう
口の中に栗が入ってきた

思わずその栗を噛み砕く
栗の味とその匂いが
自分を包み込む

なぜだろう
食べてもいないのに

そういえば ....
僕の道を歩き続ける
僕は僕なのだから
僕の道はどこまでも続く
あの丘の向こうにも道がある

僕の道を歩くのをやめない
僕は僕以外にはなれないのだから
僕の道は果てしない
あの丘が終わり ....
できないことを
できないと思っていれば
いつまで経ってもできないさ

できないことを
できようと思うだけでは
それは思うだけで
これも
いつまで経ってもできないさ

できないことを ....
私は
どのようにして生まれたのかは
いまだにわかりません

気がつけばずっと
あなたの裏側を見ることなく
そのみずみずしい姿だけを
何十億年も見続けて
あなたもまた
私の裏側を見たこ ....
便利なものが満ち溢れ
心満ちると思えども
便利さのみが溢れ出て
欲求のみが加速する

高価なものも尊とまれ
何であるかもわからずに
高価がゆえに追い求め
評価のみがそこにある

名 ....
ぼくは輝きたかった
理由は必要ない
何に輝きたいということも
特別に何もない

世の中に錆びたまま
埋もれてゆきたくはない
誰も知られない自分を
知られるのが怖いのかもしれない

 ....
ふと降りた駅の
何気なく立ち寄ったデパート
入ると食品売り場

別にお腹もすいていなし
お土産にする気もない
通路をまっすぐ歩き
突き当たりそうなところで
出くわした
たった二段のエ ....
生きることを考えていたら
世の中が窮屈になった

あれもこれもしなければならないし
この先が重くなってしまう

そもそも生きるという一つのテーマだけを
考えていたら身体がもたない
これ ....
小学生の時だった
詩を書こうと思ったら
まずはおまじない

ぽえむかんすう
ぽえむふぁんくしょん
ぴぃはえすとえいちのかんすう
ぴぃはぽえむ
えすはじょうけい
えいちはしんじょう
 ....
秋の日差しに照らされた
小さい花をただ見つめ
薄くて淡いその姿
はかない生を手で撫でる

やさしい土を踏み歩き
草の匂いか風が吹く
今だけ香るその世界
心とともに響きあう

空を流 ....
まだ青き紅葉の枝に止まり来る
秋はまだかと茶色い蜻蛉
夏らしい暑さも過ぎた昼下がり
石に腰かけ秋が流れる

その風に誘われたのかまた空へ
どこへ行くのか茶色い蜻蛉
吸われゆく雲の形は秋の ....
小さな幸せ
たとえばいつもの道に
花が咲いている
その花の名前はわからないけれど

小さな幸せ
たとえば道を聞かれ
教えてあげたら
「ありがとう」と言われた
その人の名前はわからない ....
あなたの空に穴が開いたら
地面の土で埋めてあげよう

希望に満ちたあなたの夢は
くじけることを未だ知らない
世界はあなたが想うほど
優しくはない
冷たく感じることの方が
たくさんあるの ....
その山はあまりにも高すぎて
今の自分では
登ってゆけそうにない

でも登ってゆかなければ
今の自分は今のまま
狭い世界しか見えない

山のふもとから
山の高さに文句を言っても
その ....
ただある花の
ただある自分
色は淡く
微かにゆれる

ただある空の
ただある自分
雲は薄く
静かに流れる

ただある時の
ただある自分
脈は弱く
僅かに刻む

見るもの全 ....
秋の花は
野に咲き
心に咲き
夢に咲き
思い草
桔梗の声聞く
菊あざみ

紅葉ばかりが
秋ではなく
花も実も
身も心も
染めゆくは
秋の風

秋は野に咲き
心に咲き
 ....
小さな窓に流れ来る
微かな風の匂う秋
去りゆく時の寂しさか
訪れ{ルビ来=きた}るうれしさか
僅かばかりの部屋の中

大きな空に染まりゆく
彩る色の魅せる秋
どこから{ルビ来=きた}る ....
Rin.さんのぽえむ君さんおすすめリスト(272)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秋の一葉とあらまほし- ぽえむ君自由詩13*06-9-30
真理までの近道- ぽえむ君自由詩10*06-9-27
秋の雨の二つの紅葉- ぽえむ君自由詩8*06-9-26
三分間の詩人生活- ぽえむ君自由詩10*06-9-25
高い空は秋だった- ぽえむ君自由詩6*06-9-24
秋の中にも秋がある- ぽえむ君自由詩10*06-9-24
ぽえむ君−秋風−- ぽえむ君自由詩11*06-9-22
空っぽのランドセル- ぽえむ君自由詩9*06-9-22
弟の机- ぽえむ君自由詩4*06-9-21
四角い時計- ぽえむ君自由詩9*06-9-21
スーパーポエマー- ぽえむ君自由詩10*06-9-20
メイド・イン・ぽえむ君- ぽえむ君自由詩10*06-9-19
紅葉する- ぽえむ君自由詩9*06-9-17
秋の「ありがとう」は栗の味がする- ぽえむ君未詩・独白11*06-9-17
僕の道- ぽえむ君自由詩7*06-9-16
誰でもできるものさ- ぽえむ君自由詩9*06-9-15
あなたという星は- ぽえむ君自由詩10*06-9-15
秋にものを想う- ぽえむ君自由詩6*06-9-14
雨の降る夜にぼくは輝いた- ぽえむ君自由詩8*06-9-12
たった二段のエスカレーター- ぽえむ君自由詩6*06-9-11
生きることを考えたら- ぽえむ君自由詩6*06-9-10
ポエム関数- ぽえむ君未詩・独白9+*06-9-10
ひたすら秋をしみじみと- ぽえむ君自由詩7*06-9-9
茶色い蜻蛉- ぽえむ君自由詩10*06-9-8
小さな幸せ- ぽえむ君自由詩6*06-9-6
あなたの空に穴が開いたら- ぽえむ君自由詩7*06-9-6
その山はあまりにも高い山だから- ぽえむ君自由詩6*06-9-5
ただある自分- ぽえむ君自由詩8*06-9-5
花は心に夢に咲く- ぽえむ君自由詩6*06-9-4
小さな部屋の秋の風- ぽえむ君自由詩11*06-9-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する