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もう昔のこと
ある国があった
その国の人々は
自分が良いと認めたものしか作らなかった
自分が気に入らないものは作っても全て壊した
自分が良いと認めたものしか使わなかった
自分が気に入らない ....
君の心は黄緑色なので
僕のようなオレンジ色の心とは
似合わない
もともと黄色は同じだったのに
どこでどうしたのか
君は緑と
僕は赤と
混ざっていった

もう黄色をいくら混ぜたとしても ....
見上げる空に鳥が舞う
思いのままのその翼
向かう先には白い雲
遠く果てなく飛んでゆく

空を夢見て眺めつつ
地に立つ我のこの足で
心を定めて歩みゆき
果てなき道を進みゆく

見つめ ....
今は
モノが壊れ修理に出せば
直されるのではなく
取り替えられる
しかも悪い部分だけが
取り替えられるのではなく
まとまり全体ごと
抜き取られてしまう
使える部分の方が多いというのに
 ....
多くの詩が生まれ
同時に多くの詩が消えてゆく
誰にも読まれず
誰にも語られず
誰の心の中にもない詩は
もはや生きていない

生きている詩は
誰かに読まれ
誰かに語られ
誰かの心の中 ....
ここに書かれていることを読んでいる
これが君の現在
そして
ここに書かれていることを認識している
これが君の過去

ここに書かれていることは
まだ何もない
ここに書かれていることは
 ....
悩みのない生き方は
悩まないことに悩む生き方で
その悩みはきっと
その人を弱くさせてゆく

常に満たされない現実が
次の課題と向かわせ
今日の努力が生まれ
たとえ失敗しても今度こそと
 ....
雨に打たれた紙が
ぼくをじっと見つめていた
何の紙なのかは
わからないけれど
何かを言いたい気持ちが
そこにはあった

雨に打たれた紙を
ぼくはそっと見守った
何のためなのかは
わ ....
水が流れる
水車が回る
水が回る
僕は僕の血液で回る

風が吹く
風車が回る
風が回る
僕は僕の呼吸で回る

陽が昇る
地球が回る
陽が回る
僕は僕の意志で回る

星が輝 ....
今日一日を生きることで
精一杯だったので
寒い日だったことは覚えているけれど
空が透き通るような青だったかどうかは
わかりませんでした

今日一日を生きることで
精一杯だったので
温か ....
水素原子と酸素原子だけが
一定の割合で結びついてできた水は
確かに純粋な水であろう
綺麗な水なのかもしれない

では美味しいのか
答えは否であろう
純粋な水ほど美味しくない

ならば ....
時に逆らって
時計を上下逆さにしてみた
秒針の動きは変わらないので
結局
今日の予定が頭の中を過ぎてゆく

時に逆らって
時計を裏返してみた
時を見ることはできないので
結局
次の ....
ひとひらひとひらと
空から雪が舞い落ちて
小さな小さなその粒は
一つ一つの言葉のよう

ゆらりゆらりと
空から風が吹き流れ
右へ左へ漂いながら
言葉と言葉をつなげ合う

ひとひらひ ....
あなたは今
ある地面に立っています

これからあなたはその地面から
上に行くのか
下に行くのか
二つの中から一つ選ばなくてはなりません

上に行く場合
足元が不安定になりますが
高 ....
隠すことはできても嘘はつけない

たとえばインターネット
自分ことは隠せても
相手から聞かれたら
嘘はつけない
うまく隠せても
嘘はいずれわかってしまう

隠すことはできても嘘はつけ ....
風の中で何かが消えた
それは生きてきた中での何かだった

それは
その時のその場所によって
様々な変化と成長を続け
その日のその情景によって
豊かな感情を創り出した

同時に
風の ....
心の中にある草原に
乾いた強い風が吹いているので
雨を降らせてみました
大きな虹が架かかりました

心の中にある森に
細くて尖った枝が軋んでいるので
葉を茂らせました
多くの鳥がさえず ....
もともと人は
生きづらい中で
生きやすい生き方を
夢見てきた

その日を生きるのに
苦労して
やっとの思いで
夜の眠りに就くことができた
いや
明日が不安で眠ることを
許されない ....
振り向かない力が
勇気となって
道のない前を
歩いてゆける
淋しくはない

振り向かない力が
翼となって
果てのない空を
飛んでゆける
悲しくはない

振り向かない力が
光と ....
少年は遠い空を眺めて
何を書きたいのか
何を描きたいのか
考えていた
空は高いまま

少年は青年になり
広い空を見渡して
何を書くべきなのか
何を描くべきなのか
決めていた
空は ....
山の中の湖は
冬の空を見上げていた
晴れた空は気持ちいい

葉の落ちた周囲の桜は
寂しいけれど
光がその分入ってくるので
むしろその方が都合がよい

うんと背伸びをする
湖面が揺れ ....
自分の街の空の向こう
自分の目では見えないけれど
青い空がつながっているのだから
きっと青い空にちがいない

自分の街の空の向こう
自分の肌では感じないけれど
冷たい風が向かっているのだ ....
旅をしたい
計画のあるものではなく
行きたいと思った時から
電車に乗っている
どこで降りるのか
わからないけれど
どこか遠くへ行ってみたい

旅をしたい
目的のあるものではなく
感 ....
正月を準備する
派手な飾りから
ちんまりとした飾りへ
わずかな隙間から
広い世界を望み見る
そこには
竹の風が吹く

正月を準備する
動く飾りから
静かな飾りへ
はるかな雲間から ....
誰かを嫌いと想うことは
仕方のないこと
けれども
誰かに嫌いと言うことは
勇気がいること
責任がいること
相手を本当に想うこと
絆ができていること
関係を続けようとすること
何よりも ....
君はいつも
自分が歩いてゆく道を
見つめ続けている

道の先には
新しい君と
新しい僕がいることを
きっと願って

君はいつも
自分のいる場所を
迷い続けている

道の上には ....
不思議だった
いつものオリオン座が
いつもよりも綺麗だった
寒い夜だというのに
しばらくの間
その輝きを見つめていた

不思議だった
いつもの霜柱が
いつもよりも美しかった
冷たい ....
閉ざされた森の中
高くそびえる大木を見上げると
雲一つない青空がある
空に上っているのか
空に沈んでゆくのか
もはや見分けがつかない

一羽の鳥が空を横切る
自分が見上げているのか
 ....
そこに空がある
今にも吸い取られてしまいそうな
大きくて濃く
そして深いこの空の中から
風の音が聴こえる

そこに花がある
今にも崩れ壊れてしまいそうな
小さくて淡く
そして可憐なこ ....
今の自分がすることは
今の自分を壊すこと

今の自分を壊さなければ
今の自分のままだから
今の自分を壊さない限り
新しい自分が生まれない

今の自分がすることは
今の自分を壊すこと
 ....
Rin.さんのぽえむ君さんおすすめリスト(272)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
もう昔のこと- ぽえむ君自由詩10*07-1-24
君の心は黄緑色- ぽえむ君自由詩15*07-1-23
空を夢見て_海を夢見て- ぽえむ君自由詩8*07-1-22
もしも心が破れたら- ぽえむ君自由詩10*07-1-21
詩は生きている- ぽえむ君自由詩12*07-1-20
ここに書かれている- ぽえむ君自由詩5*07-1-19
悩まなければ強くはならない- ぽえむ君自由詩8*07-1-18
雨に打たれた紙がぼくを見つめていた- ぽえむ君自由詩11*07-1-17
僕は僕の夢で回る- ぽえむ君自由詩15*07-1-16
精一杯の一日なので- ぽえむ君自由詩10*07-1-15
純粋な文章ほど美味しくない- ぽえむ君自由詩15*07-1-14
時に逆らって- ぽえむ君自由詩22*07-1-13
ひとひらひとひらと- ぽえむ君自由詩14*07-1-12
上に行くのか下に行くのか- ぽえむ君自由詩11*07-1-11
隠すことはできても嘘はつけない- ぽえむ君自由詩14*07-1-10
風の中で何かが消えた- ぽえむ君自由詩9*07-1-9
心の中にいる自分に- ぽえむ君自由詩16*07-1-9
生きやすい生きづらさの中で- ぽえむ君自由詩12*07-1-6
振り向かない力- ぽえむ君自由詩14*07-1-6
時は変わらず歳は移りゆく- ぽえむ君自由詩11*07-1-5
山の中の湖- ぽえむ君自由詩17*07-1-3
自分の街の空の向こう- ぽえむ君自由詩9*06-12-30
旅をしたい- ぽえむ君自由詩1006-12-28
和の風が吹く- ぽえむ君自由詩5*06-12-25
誰かを想い、誰かに言うこと- ぽえむ君自由詩10*06-12-21
友情- ぽえむ君自由詩11*06-12-20
不思議だった- ぽえむ君自由詩17*06-12-18
閉ざされた森の中- ぽえむ君自由詩6*06-12-18
風の命が聴こえる- ぽえむ君自由詩9*06-12-17
今の自分がすることは- ぽえむ君自由詩6*06-12-14

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