生きてみせるさ
ここが僕の選んだ場所なんだから
他愛の無い言葉に紛れた
温もりに微かでも触れたくて
いつもよりおどけながら
どうでも良い話題を振ってみた
事情も聞かずに笑う声が
わざとらしく作られた優しさよりも
草臥れた心根に染みて ....
その能天気な声
できれば二度と聞きたくない
開口一番閉口せざるを得ないほど
無残にも引き裂かれたのは
一時と言えども夢見た優しさで
ショッピングモールの喧騒で
知ることはないだろう ....
とおくのそらをみていると
きょうはよくはれてるもんだから
なんだかかがやいてまぶしい
ふかいみずのおくをみていると
きょうはよくひかりがあたるもんだから
なんだかすきとおってきえそう
こんなふうけ ....
恋の仕方を忘れてしまったようです。
ただ、一人のヒトを愛することでよかったから。
新しい恋を見付けるのも難解な問題です。
誰か思い出させてくれたら、嬉しいのですが。
あたしは今
君と出会い
揺るぎない感情を
初めて手に入れた
君色に染める
純粋な
『恋心』
なんとなく
名前を忘れたら
気持ちが楽になった
苦しみもなくなって
痛みもなくなって
しがらみもなくなって
名無しも悪くない
まるで自由みたいだなって
思えたのは束の間
....
捨てられた子犬のような心のまま
静まりかえったホームで君を待ってた
かわいいとか嬉しいとか
そういう言葉をくれる代わりに
すねた目をしてみせる人だったから
気付いた時にはもう全部
あなたの ....
誰かの置いた
みちしるべ
傷を摺り合わせて
流れるのは 血か 涙か
今はわからずとも
朝が来ればわかるでしょう
甘い香りで誘って
あなたを虜にするの
早く見つけて
真っ白な本当の私を
前向きってどっちだ
キミの背中見てるうちは
どこ向いたって後ろ向きだ
なぁ
前向きっての
見せてくれないかな
けど
....
ボクの運命はキミで
キミは人の愛し方を教えてくれて
ボクの運命は確実にキミであった
・ ・ ・
だけど
キミの運命はアイツで
....
百聞せずに一見したら
まぁ それなりに感動した
百聞して一見したら
そりゃあもう感動した
百聞は一見に如かず
これ ちょこっと違う
百聞は一見のマザー
うん これが正解! ....
テストでいい点をとったら
「それでこそ俺の娘だ。」と
テストで悪い点をとったら
「俺の娘だからしょうがない。」と
いつも頭をなでてくれる
そんなあなたの娘でよかったよ
なん ....
古{ルビ=いにしえ}の
例{ルビ=ためし}にならい
花の下{ルビ=もと}
逝く魂よ
安らかに眠れ
何も
何も ない
ただ 広がる
空を 見上げる
都会の喧騒を
歌 と いう名の
他人 の 世界で 打ち消しながら
貴方の いない
この 世界 に
僕は また ひとり
....
偽ることの
苦しさに
貴方は
気付いてくれますか?
いつも 微笑みを 絶やさず
そばにいるのは
偽りの 僕。
あなたの手は、絶縁体なのですか。
だから、僕と手を繋いでくれないのですか。
優しいですね。
けど、僕の気持ちが無くなろうとも。
繋げれたら幸せで。
そのまま消失しても構いません。
あなた ....
少し古ぼけたポストをみたら
なんだか昔に手紙が届く気がした
送るならば迷わず自分へ
私へ
たくさんの言葉を紡いでね
私より
生きていたくないけれど
死にたくもなくて
この空のように
私だけの空のように
この世界に
「存在」したい
ミントの茂みの中に
もぐり込む君
そんなところに
何かあるの?
カナヘビの赤ちゃんが
びっくりするよ
このお守り買ってから
勉強するようになって
あんたと同じ高校にも入れた。
んで
告って
今にいたる。
だからこのお守りが
あたしの縁結び。
大好きだよ
に 含まれた
何%かの
憐れみ に
冷めていく
恋 心
全部で 僕を 愛してよ。
蠅がブンブン
飛んできた
蠅って
腐った食べ物とか
死体に群がるんだよね
私も
もう死んじゃったのかな
虚ろな目で
辺りを見回す
閉め切って
色々な臭いが
充満した部 ....
小枝の先に小さな緑が現れる頃
もう何度も使ってきた
「新しい」という言葉は
やはり新しいのだと不思議に感じる
今まで使ってきた言葉に
何かが足され
何かが積み重ねられ
今までにはない感動 ....
ダイコンの花がさいたよ
ニンジンもがんばれ
流れて。
落ちて。
滲んで。
消えて。
手を振って。
灰色に塗り固められた
歩道の片隅
こんなにきれいな
スミレが咲いている
カチカチの地面の下には
温かな土があるんだね
夜桜の下に捨て来し胸の闇
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