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他愛の無い言葉に紛れた
温もりに微かでも触れたくて
いつもよりおどけながら
どうでも良い話題を振ってみた
事情も聞かずに笑う声が
わざとらしく作られた優しさよりも
草臥れた心根に染みて ....
その能天気な声
できれば二度と聞きたくない
開口一番閉口せざるを得ないほど
無残にも引き裂かれたのは
一時と言えども夢見た優しさで
ショッピングモールの喧騒で
知ることはないだろう ....
恋の仕方を忘れてしまったようです。
ただ、一人のヒトを愛することでよかったから。
新しい恋を見付けるのも難解な問題です。
誰か思い出させてくれたら、嬉しいのですが。
なんとなく
名前を忘れたら
気持ちが楽になった
苦しみもなくなって
痛みもなくなって
しがらみもなくなって
名無しも悪くない
まるで自由みたいだなって
思えたのは束の間
....
捨てられた子犬のような心のまま
静まりかえったホームで君を待ってた
かわいいとか嬉しいとか
そういう言葉をくれる代わりに
すねた目をしてみせる人だったから
気付いた時にはもう全部
あなたの ....
傷を摺り合わせて
流れるのは 血か 涙か
今はわからずとも
朝が来ればわかるでしょう
前向きってどっちだ
キミの背中見てるうちは
どこ向いたって後ろ向きだ
なぁ
前向きっての
見せてくれないかな
けど
....
ボクの運命はキミで
キミは人の愛し方を教えてくれて
ボクの運命は確実にキミであった
・ ・ ・
だけど
キミの運命はアイツで
....
百聞せずに一見したら
まぁ それなりに感動した
百聞して一見したら
そりゃあもう感動した
百聞は一見に如かず
これ ちょこっと違う
百聞は一見のマザー
うん これが正解! ....
テストでいい点をとったら
「それでこそ俺の娘だ。」と
テストで悪い点をとったら
「俺の娘だからしょうがない。」と
いつも頭をなでてくれる
そんなあなたの娘でよかったよ
なん ....
蠅がブンブン
飛んできた
蠅って
腐った食べ物とか
死体に群がるんだよね
私も
もう死んじゃったのかな
虚ろな目で
辺りを見回す
閉め切って
色々な臭いが
充満した部 ....
小枝の先に小さな緑が現れる頃
もう何度も使ってきた
「新しい」という言葉は
やはり新しいのだと不思議に感じる
今まで使ってきた言葉に
何かが足され
何かが積み重ねられ
今までにはない感動 ....
挨拶代わりにスカートを捲ったり
身長の事をからかってみたり
あいつを目の前にするとなぜか
いじわるしたい気持ちになるんだ
怒った顔を見ると楽しくて
お弁当のおかずを横取りし ....
生きてりゃいい事あるよ
{引用=ホントニソウイエマスカ?}
もっと強くならなきゃ
{引用=ヨワイコトハワルイコトデスカ?}
自分をしっかり持ってさ
{引用=ジブンッテナンデスカ? ....
鍵をかけましょう
心の扉に
誰も入って来ないように
ノックしても無駄ですよ
私には届きませんから
無理に開けようとするのも止めて下さい
壊れてしまいますから
誰にも会いた ....
もふもふ もふもふ もふもふ
ふわふわ ふわふわ ふわふわ
ころころ ころころ ころころ
ねぇ〜 シロ〜
今日は何して遊ぼっか?
昨日の夜書いた詩は
納得がいかなくて
でも破り捨てる事は出来ないから
結局はお蔵入り
お蔵に入ったが最期
決して日の目は見ないし
たまに読み返しては
ため息が出るだけなのに
....
引き出しに眠っていたのは
あの頃の思い出
形にしないと眠れない
だから残した一枚の写真
写真の奥は輝いていた
繋いだ手は離れていなかった
セピア色に劣化していく写真を見つけたのは
....
今の瞬間を繰り返しながら
生き延びているだけのこの姿は
その小さな四つの瞳に
どんな風に映っていたのかな
幼い頃から何度も摩り替えつつ
一つを否定して一つを肯定して
いつしか永らえるだ ....
うれしい朝だね
ほら、鳥がみんなで飛んでゆく
きっと
空にあいさつをしているんだよ
明るい朝だね
ほら、子供がみんなで遊びにゆく
きっと
思い出をつくりにゆくんだよ
優しい朝だ ....
ある朝息子が泣きながらやって来た
文鳥と一緒に寝ていて
起きてみたら死んでいたと
彼の手には確かに冷たくなった文鳥
泣きじゃくる息子を横目に私は思う
“死んだのでは ....
一人分のスペースに
あとからあとから
人が流れ込んできます
気の弱い私は
【もうこれ以上は入れません】
と言えないので
次から次へと
押し合いへしあい入ってきます
....
今日は□いあの人に
“友達”というタイトルを付けました
我ながらいいセンスです
よく見る△のあの人は
“先生”と呼ばれているので
そういうタイトルなのでしょう
さわやかな☆ ....
何でも消せる消しゴムがあったら
何を消しますか?
みんなに問いかけてみた
妹は“猫のひげ”と言った
理由はチクチクして痛いかららしい
僕にはなついてこないので解らないが
“痛いのな ....
滅多に部屋を掃除なんかしない僕が
部屋を掃除したんです
「明日は雪でも降るんじゃないか」
なんてつぶやきながら
ついさっき
ラジオで流れた天気予報を思い出し ....
奏でる音で
眠りを誘い
ピアノ線で
肉を切り裂く
黒光したホントの心
ピアノが奏でる裏側の
ピアノが奏でる罪のうた
手首の傷も やがてきえる
まん中はねらえなかった
だけど
甘えてただけなんておもわない
誰にも触れさせない
9階からみた地面は
おもったよりも近いようで
なみださえでなかったんだ ....
たまごを
割るように
涙を
流す
そんな人が
好きだ
誰かを
傷つけもせず
自分も
するりと
誰かに
溶けて
真ん中に
咲いて。
君が居なけりゃ
僕はもっともっと
寂しさに押し潰されて
君が居なけりゃ
僕はきっときっと
委ねる場所も見つけられず
君が居なけりゃ
僕はずっとずっと
一人ぼっちの気になって
....
少し空の色が変わった
青を縫うように散った雲から
柔らかな雫が降りていて
やがて窓から見える景色を
雨が包んでいくのを知った
そういえばずっと前に
君に話した事があったよね
....
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