すべてのおすすめ
空の上からぽっかりと
僕達を見下ろす月がある
夜の宴か満月か
地上に湧き立つ生命の神秘
それを見下ろすお月様
言葉で伝えず明かりで語る
雑音だらけのネオンを眺め
....
人生という一つの時
さまざまに彩られし人生
怪物に会うこともある
仏にあうこともある
こんな真夜中に寝られないで
カチカチ音を立てて
不埒な詩を書く者もいる
....
約束なんてしてないけど
あなたに会いたいから
親には禁じられた扉を
開いてみようと思った
時のいたずらは
季節の変わり目には
必ず現れて
僕の頭をグレーに染める
....
酒は独りでは呑まない
煙草とコーヒーがライフライン
青紫の煙の先にモニターが瞬き
端には冷えた缶コーヒーを配置する
ニコチンとカフェインが
僕の創作意欲を書きたてる
....
ぼくにはわからない
明日の風がどこにむかうのか
ぼくにはわからない
自分がどこに行けばいいのか
ぼくにはわからない
あなたに何を語ればいいのか…
でも
....
涼しげな風に吹かれて冬の到来を予感させる
いつも僕はここにかえってくる
道端に転がってる滑稽で憎めない話
拾いあげて化粧をほどこす
通りがかった公園では
紙パックの焼酎を ....
こんなゴミだらけの街にいても
きみの瞳は穢れない
穢れきったぼくを
やさしく叱ってくれる
きみの見上げる空には
罪なんてない
いつも重い荷物を運ぶきみは
....
うちは猫のナッチいうんや
かわいい女の仔猫やで
ご主人様にごっつう可愛がられてるで
うちの趣味はヤモリ捕まえてきて
動かんようになるまで
いじくりまわすことや
他にも ....
突然の{ルビ雷=いかずち}に目を覚ましたわ
隣りにいるはずのあなたがいない
どうなってるのよ
違う女と枕を並べて眠っているのね?
そうよ
あなたはいつだって
私の涙を ....
今日につながる道は平坦じゃなかった
曲がりくねった道もあり
ぬかるんだ道もあった
黒い雲に隠れて見えない午後も
太陽は必ず裏切らず昇ってきてくれた
夜のジャングルにいた頃 ....
季節風は風向きを変えた
僕達は異なる道を歩くことになった
信号機のランプは黄色に灯る
もう こんなところまで来てしまった
涙のない別れ
突然の別れ
二人で舞った ....
ささやかな快楽と引き換えに
悪魔に魂を売った男がいた
垣間見せる仕草には
気付く人には気付く冷たいベクトル
遠くで
どこか遠くで暮してみたい
街では全ての人が看守 ....
正直者はバカを見る世の中
それでも自分に嘘をつきたくないのだが
蜘蛛の巣のように張り巡らされた友人関係
一人をたてれば一人がくさる
本当のことを話せば諍いがおこる
修羅場はま ....
茜空が僕達を照らしてる
きれいなオレンジ色に映るボールを
投げては受け
受けては投げ
弟と家の前の路地で
夜の帳が降りるまで
キャッチボールをしていた
やがて味 ....
僕達は時間の船に揺られて
明日へと流されていく
明日につながる今
この瞬間にも時は止まらない
長く続く航海も
いずれは岸に辿りつき
安堵の一息つける日がくる
....
とにかく眠たかった
窓の外には雨音が聞こえていた
眠るでもなく起きるでもなく
浅い眠りの中で見る夢は
悪夢ばかりで弟が僕の首をしめていた
季節の綱渡りを続けるこの頃
アラ ....
季節の変わりめに僕の脳髄の残り火
景色の変った街角で
あの娘の姿がふわふわ浮かび上がる
若いことは罪なこと
まだ世間のけがれた雨に打たれてなかった頃
太陽の日差しが僕に向 ....
絶え間無く巡るめくサークルの中で
僕達は出会ったり別れたりを繰り返しながら
約束の地までの道程を喜怒哀楽を共にして
地平線の向こうまで歩いていく
小鳥がさえずり
朝焼け空 隣 ....
時限爆弾のようにそれは爆発する
カミングアウト
僕は統合失調症
刺激に弱い
ストレスに弱い
頭も弱い
時限爆弾のようにそれは爆発する
薬を飲み忘れる ....
不完全燃焼の一日に
何かを夜空に刻みたくて
言葉の調べを奏でたくなる
つながりを求めて
一人が淋しくて
言葉の調べをかなでようとする
一蓮托生この世の中
一緒に温 ....
人の波をかきわけ漂う
季節と共に出会い
季節と共に別れ
何かを残して時代は移り行く
がんじがらめのしがらみ
欲がエネルギーになって
前進する人々の行進
人生をあき ....
小さな体に大きな生命力
まだ話すことも歩くこともできないのね
起きてる間は常に泣いてるか体のどこかを動かしてる
人は弱いもの
母の父の愛がなければ生きていけない
....
夏日がまぶしいアトリエで
ほんのささいな視線の遭遇
目立たない娘だった
ただ僕にお茶をいれてくれた
それだけのことで
僕は恋に落ちた
マジメな時には想像もできない笑顔 ....
けだるい午後に寝転んでタバコをふかしてダラダラ
知らないうちに僕もオッサンになっていた
角がとれて丸くなり
少々のことでは怒らない
いつの間にか出来ていくサーク ....
ぼんやりとうつつの白い部屋のなか
時折降りてくる過去からのデュエット
驚くほどに長い時を越えて出会えた
浮き沈み漂うだけの魂よ
広く輝く未来への扉
開く勇気今日こそ ....
渦巻いている
頭の上で
あれもこれも
信じていいのか
世渡りのうまい人々
正直者はバカをみる世の中
いずれは報われるのか
僕の進む一本道
時計の針 ....
きみと別れて
きみと別れて
街の風景はモノクロになった
一日も忘れることが出来なかった
男はそれでも涙は流せない
自分なんていないほうがいい
そう思った
....
案外と生きることを難しく考えることはない
その場その場でやることに懸命になって
たまには息をぬいて
人生はすばらしい
苦しみも訪れるけど
高望みをしちゃいけない
....
まどろみの中目を覚ます
生温かい部屋の中はきれいに整ってる
昨日の続きの今日が訪れる
なんの成長もないまま
しがらみだけに囚われて
未来の予想図は鉛筆で書いて
すぐ消える ....
なにげない言葉がこの胸に突き刺さる
悪気はないんだろうけど
明日への扉を閉じられた気分
なにもする気になれず
時の流れを傍観する
僕は逃げない
この苦しみをかみし ....
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