すべてのおすすめ
冷たい北風吹く中で
凍えながら
ブランコに乗って
赤焼け空を見上げてた
お味噌汁のいい香りが漂ってきて
母が僕を迎えにくる
兄弟がいて、父がいて
けんかしながら
それ ....
うなだれた灰色の雲の下
俺達の生活がベルトコンベアのように
流れて来て流れて行く
春を想うには遠過ぎる季節
賑わう街は生贄にされし者を見失ってる
吐く息の白さは
まだ、この世 ....
さえない毎日はグレー
北風吹く財布の中
年の終わりに振り返る
まだまだ先の見えない生活
やり残しの多き課題
雑踏の中に消えていく個性
まばらに見え隠れするのは
等身大 ....
ひとひらの思い出のカケラ
走馬灯のように右脳を走る
凍えてぬくもり求めて歩いた我が青春
過ちをするなとは言わないけど
繰り返さないこと
それこそ大事
絶え間なく続く命の鼓動
....
若き頃
道なき道を歩いたな
誰からも相手されずに
涙{ルビ眼=まなこ}で恨みっこ
自分の未熟さ所以だね
今だから分かる若き微熱
こうしてる今も
振り返る日がくれば
....
ちょっとでいいよね
ちょっと優しくしてもらえるだけで
それでいいよね
多くを求めちゃ欲求不満
幸せからは遠いよね
ちょっとでいいよね
ちょっと願いが叶うだけで
それ ....
人知れず佇む冬の逃避行
都会を離れ熱冷ます
湯気のかかったおでんを肴に
焼酎水割りご機嫌いかが
灯台元暗し
幸せは君の足元に転がってる
見つけて開いてラリパッパ
待た ....
ほろほろほろほろ酔い気分
晴れ間ものぞいて
冬の余興
知らないうちに悪魔になっても
俺は俺の道を歩くだけ
若くないから
選択肢も狭いんだ
今日も機嫌よく
ほろ酔い気分 ....
ほころび昇る朝陽に{ルビ誘=いざな}われて
勢いよく走り出す時間につかまって
幸せの鳥に想いを寄せる日々
寄り添う影を追いかけて
白い季節へ手をとり進む
君に会いたい
厳しい季節に咲い ....
大口開いた土曜の午後に
憂鬱を誘う時雨雲
買い損なった幸福行き切符
今日もこの星行ったり来たり
友人達はジャングルジムでかくれんぼ
雨宿りせし小鳥は幸せ歌う
響き渡る鳴き声見 ....
生きてると
嫌なことや
気持ち悪いことや
やるせないことや
許せないことや
悔しいことなんかが
いっぱいある
ま、いっか
自分の心に言い聞かせる
言 ....
誰しもが親を持つ
親のいない者はいない
無限に続く時間の中で
巡り合う奇跡
曇りがちな心を抱いて
大切なものを見落としてしまう
一番大切なものは何?
自分 ....
サラサラ
サラサラ
時の流れて行く音が聞こえた
ドクドク
ドクドク
血液が流れる音が聞こえた
カーキ色した夜を越えて
浅い眠りか ....
全能でないが故のモザイク生活
喜びと哀しみが交互に訪れる
ここまで歩いてきた道
それは誇り
それは恥
つじつまを合わせながら
裏通りでつまずいたり
表通りで ....
霧のかかった幻のなかで
俺は一人佇んで
通り過ぎ行く人や車や季節を
ぼんやり眺めている
救急車が夜の街を支配する
隣りの部屋では
まだ若い大学生が
寝息を立ててるのが ....
うまくいかない毎日に
うんざりしながらも
今日も煙を吐きながら
最前線へ向う
魂は血みどろになりながらも
ただ、この地球に留まることに
希望を探し
自分のちっぽけさを ....
まだ、くすみのない白い記憶
断片的に刻まれるのは
何色の季節?
自分の器
お前の気持ちはわかる
出来ること
それは
お前の痛みを感じること
お前は藁をもすが ....
冬の透き通った空に
白球が飛ぶ
それはまるで夢をつかまえようとするように
白球を追う
整地されたグラウンドで
今日はソフトボール大会
投手が投げるボールに集中
....
静まりかえった夜明け前
部屋からは見えない表通りを
鮮やかな色の洋服を着たピエロが
にこやかに微笑みながら
ボールを転がし
歩いている
深夜の主役
涙は止まらないけど ....
うたかた人のように
訪れては去っていく日々
目にするものも少しづつ移り行き
いつのまにか俺は
こんなところで居眠りをこいてた
感情の動物の人間に理屈なんて通用しない
あ ....
穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
心亡き者が一石を投ず
心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
ベッドの上の枕が震える
執着する人
努力する人
無欲な人
流されるままの人
....
緑色の思い出
悠々と流れる時の中に
そっと置いていく
くすんだ深夜の幻想
俺を誘うノスタルジーを
端に置いて
崩れることのない
物語を作っていく
まだ見ぬ光 ....
細い糸のような雨が上がった
日が変ると同時に止んだ
慌しく過ぎて行く日々に
ひび割れていく心
解こうとすればするほど
拗れていく魂
腐るほど希望の詩を書いたけど
....
弱音を吐くのは
辛いからではなく
お前に甘えたいから
優しく
俺の頭を撫でてくれ
お前の胸で眠らせておくれ
大事なものが日々失われていくよ
不安なんだ
俺の指 ....
刹那に嘆き
刹那に笑い
刹那に涙し
刹那に恋する
使い終わった
ガラクタの言葉を集めて
ジグゾーパズル
時のトンネル越えて
ここまで来ました
明日へ向う ....
忘れさられた涙は
どこに流れていくのだろう
きっと大海原まで降りて行き
太陽の日差しに誘われて
多くの仲間を引き連れて
天空に昇り
悲しい調べを奏でつつ
俺達の住ん ....
時の流れは砂時計
糸の切れた風船のように
狭い部屋で漂うだけ
今日は朝から誰からも
連絡がない
そんな日も悪くないものだ
しばしの怠惰な時間を背に背負う
曇天の空の下 ....
俺は一人だった
親兄弟は俺を見捨て
友達は卑屈になった俺を疎い
甲斐性もない俺に付いてくる女はいなかった
一人繁華街をうろつき
ぽん引き相手にケンカをしかけ
街を横切る河 ....
風に舞いあがる落ち葉
その向う先
俺の心の深いところには
一人で向う旅路の果てが
虚ろげに映る
忘れることなどないけれど
多くの過ちは風化して
貨物列車で運ばれていっ ....
ほんのくだらないことで
気分は悪くなるもの
ほんのちょっと気のきいた言葉で
気分は良くなるもの
長くて短い人生
楽しいことばかりじゃ
成長はないからな
暗闇を知っ ....
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