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自信過剰な彼女は腰に手を当て大威張り
まるで地べたに這うちっぽけな蟻を
鼻先であざ笑うかのように見下している
暗い倉庫に立ち並ぶマネキンを指差し
これこそが天下だと豪語しながら・・・

マ ....
夕陽に染まった校舎の窓ガラス
君は寂しそうな横顔でひとり石を投げてた
ぶつけられた窓ガラスの割れる音だけがただ虚しく心に響く

そう、僕は忘れない
眉間に皺を寄せ
剥がれ落ちる窓ガラスをグ ....
どんなに踏まれてもどんなに嘲笑われても
頑張って
今は彼方の時代
熱い涙を越えた向こうには何かが待っている

何時までも応援してるから
彼方達が居なきゃ時代は廻らない
何も正義だけが時代 ....
さあ、きれいなものをみよう
ヒトを慈しむ心
愛をはぐくむ精神(きもち)をもって

さあ、きれいなものをみよう
憎しみや悲しみから己を解き放て

さあ、きれいなものをみよう
零れ落ちる涙 ....
何故、今まで気が付かなかったのだろう
人間と言う獣を
何故、知らずにして生きて来たのだろう
私というたった独りの人物を
何故、知らぬふりをしていたのだろう
私と他人とはまったく違う方向にいる ....
今年咲きかけていた花がもう枯れてしまった
紅く、美しい花だったのに

何が
何が悪かったの!?
水をあげなかったから?
それとも、ヒリョウをあげなかったから?
ううん、違う
愛情をそそ ....
暗闇を駆け巡る侘びしさよ
盲目のなか悶え苦しむ己を鏡越しに見つめ
何を思う?

人々は仮面を被り
さもヒトゴトのように私のあいだをすり抜けてゆく
まるで風のように・・・

他人という寂 ....
滲む涙の帯
暗闇のなかで金色の炎となりて揺らめく
ただ執念深く心に焼き付かせながら
まるで引き潮のようにさっと引いていく気持ちの裏で
なにかがからっぽの頭を満たそうと重くのしかかってくる
ど ....
暗い闇の深淵から何者かが強く私に呼びかけてくる
暗く澄んだ泉どす黒い手が私の服の袖を掴んで放さない
私の脳は痺れたようになって靄がかかる
引き摺られるまま私は暗い泉の底へと体ごと投げ出すのだ
 ....
人間は〝幸福〟を求める余り
己を忘れ
危険な急流に身を投じてしまう
そのまま流されて岩などの障害にぶつかる事もある

大きな幸福だけが本当の幸福とは限らない
例え大きな幸福を求めなくとも
 ....
紫色したちいさな花弁がせつなく揺れた
こころの氷が溶け出すころなぜか涙があふれ出す
愛という名の箍がはずれ何もかもが崩れ落ちて
わたしがわたしでなくなるような気がする

あなたの微笑みもなに ....
国家は人のあつまりでできている
国のために何かするんじゃなくて
自分たちで国を動かさないといけないんだね

人の輪で地球を動かさそうよ
たてまえ・・・なんてもういらないよ
本音も言わなくて ....
偽りの花園で彼は笑いながら踊り狂う
どぎつい照明の下でひとときの快楽に酔いしれたふりをしながら
客席に目を向け品定め
彼には真の美徳よりも大切な金蔓からいくら金を搾り取れたか・・・
ということ ....
職場の昼下がり
パートのオバチャンが仕事の手を休めてコックリコックリ
やりかけの仕事目の前にあるのにまるで仕事してるように見せかけておいて
目を瞑ってまさに夢のなか
目が覚めても上司の目の前で ....
例えば既存のメディアにたいしてフェイクニュースだと叫ぶ
実業家で政治家がいた
アメリカの国民たちは皆それを信じて彼を大統領に押し上げた
彼は巧みにSNSを操り
国民を分断し
困っている人々を ....
まったくトンチンカンな解釈に
「そういう捉え方もありますね」
感想を言って貰えるだけでありがたいと
できるだけ優しく受け答えしてみる
内容とはまったく正反対
本当は違うのになぁと内心は思いな ....
光を求めていた頃には
同じように光を求めて近づいてくる友人ができ、
諦めや失望に囚われていた頃には
同じように諦めや失望に囚われた友人が寄ってくる
なんとも不思議なこともあるものだ
まるで虫 ....
気づけば私の隣には誰もいない
誰も彼も嘘っぱちの仮面被り
煽てたり冷やかしたり蹴落としたり
それは神経という神経蝕み
徐々に体の自由を奪う麻酔
頭のてっぺんから足のつま先まで痺れさせ
動か ....
目新しさや物珍しさに惑わされて
若者はぐんねりとねじ曲がった世界で息をする
声高々に荒げて語られるのは
コガネ色したメッキを被せた紛い物
メッキが剥がれ落ちればただの鉄屑でしかないのに
本当 ....
ワタシガオカシイのか
タニンガオカシイのか
もはやワカラナイ

嫌な顔され
挨拶も無視され
イヤミばかり言われ
訂正する書類をろくに説明もされずにドーンと机に置かれる
受けたばかりの仕 ....
どろりと鉛のような黒
固体が液体に変わる前のあの嫌らしい柔らかさ
便器の裏に知らぬ間にべったり張り付いた排泄物みたいに
鼻をつくような匂いを漂わせながら口の端を歪ませる
「ここはどこだ」
ど ....
誰かを赦すことが蔑みや嘲笑の的となり
誰かを許さず非難することが賞賛や奨励の対象となる

逆さまに吊るされた男が
哀れみを含んだ瞳で私を見つめた
男は足首を2本纏めて荒縄で縛られ
両腕は下 ....
あなたの感性はわからない
抽象的過ぎて理解し難いと云われれば
そうですか
それならそれでいいですと答えざるおえなくなり扉を閉めた
鍵だけはかけずに

自然と生まれ出ずる言葉は四方八方に飛び ....
まるで我が子を送り出すように
赤いポスト口にそっと茶色の長形3号の封筒を差し入れた
中身は頭で捻り出した詩をまずはワードアプリに書き出して
それから所定の原稿用紙に書き写したもの
この日の旅立 ....
テレビの画面上の竜巻警報
思わずギョッとする
表示したかと思えば消え
また表示されてから数秒で消える

「そういえば」
私は思い出す
職場の昼休み
ランチを食べに行った帰り
職場玄関 ....
二週間ほどが経ってもまだ興奮冷めやらぬ

二週間前の日曜日
確かに私は見たのだ
予想だにしなかった誕生日プレゼント
私にとっては一ヶ月早い誕生日のお祝いだった
しかもとても大きな大きすぎる ....
飛び交う砲弾は 罪なき子どもを傷つけ
飛び交う呟きは 罪なき誰かを傷つける

そこにはルールはなく
人権を無視した軽視や蔑視
差別発言が幅を利かせ
怒りの矛先はトチ狂った方角へと拡散し
 ....
小さくちぎった新聞紙
丸めてバケツの水に浸す
指先から冷たさが伝ってきた
「新聞紙で窓を拭けば、綺麗になるよ」
そう教えてくれたのはかつてお世話になった教会牧師の奥さんだった

年末が近づ ....
「本当にお母さんと声がそっくりね」
電話口に出てしばらく話をしてから
母の知り合いである女性にそう言われた
思わず顔を顰める

嫌なわけじゃない
ただ別人格であるはずの母とそっくりだと言わ ....
夜中の二時前
布団の上で頬杖つきながら
スマホのワードアプリから今この詩を打っている
頭の左隅っこがジンと響いて痛い
なぜこうなったのか
これからこの痛みについてどう対処すれば良いのか
わ ....
ジム・プリマスさんの栗栖真理亜さんおすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
情熱と魂をもて- 栗栖真理 ...自由詩2*25-3-6
初恋- 栗栖真理 ...自由詩2*25-3-5
仮面の下の涙- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-27
愛の雫- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-26
独心- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-22
- 栗栖真理 ...自由詩3*25-2-21
道化師の輪舞- 栗栖真理 ...自由詩3*25-2-21
過去(きのう)と現在(いま)の狭間で- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-18
悪徳の泉- 栗栖真理 ...自由詩3*25-2-18
恋愛と幸福- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-17
Hana- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-14
ALL__THE_WORLD- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-12
偽りの花園- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-11
ありふれた日常- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-10
- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-10
堪える- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-10
- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-9
振り返り- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-6
贋金- 栗栖真理 ...自由詩3*25-2-6
フガイナイ私。- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-5
ナニモノ- 栗栖真理 ...自由詩2*25-2-5
吊るされた男- 栗栖真理 ...自由詩3*25-2-3
存在理由- 栗栖真理 ...自由詩1*25-2-3
旅立つ- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-31
竜巻- 栗栖真理 ...自由詩3*25-1-31
Surprise- 栗栖真理 ...自由詩1*25-1-30
SNS_〜正義なき戦争〜- 栗栖真理 ...自由詩3*25-1-28
離散家族- 栗栖真理 ...自由詩3*25-1-28
Copy- 栗栖真理 ...自由詩2*25-1-25
暗転- 栗栖真理 ...自由詩225-1-25

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