すべてのおすすめ
ぼくには人間であるという誇りがあって
なんにでもかんにでも
名前をつけて
上か下か
いいか悪いか決めてしまう。

ぼくより正しい者などいるわけがないかのごとくふるまい
現実とぶつかりくし ....
ときどき、
行方不明になりたくなる。

そうゆうときは
「あーーー行方くらましたい」
て、言ってみる。
言ってみるだけなの。
そんなの無理って、
逃げられないって、知ってるから言えるん ....
独り言が止まらない

にやってくる


全身のけだるさを乗せ
仰向けに寝たならば
月の光が眩しくて
私は私への質問が止められない
私は私への回答で忙しい

滔滔と
滔滔と
 ....
塩鮭を食べていると
中央線をめくっているような気分がするのです
軽く焦げて乾いた皮を箸でつまみ
スズ色をはがしていくその下にあばかれるニスのような脂身のツヤ
崩れる鮭の肉
自転車置場から全速 ....
今日の空をおぼえておこう
胸ポケットのさみしさは
空のむこうに飛ばしてしまおう
いつの日か
同じような雲のした
この空 この風 この匂い
ほほえむときがきっと来る

今日の川をおぼえて ....
朝の光で目覚めた僕は

芋虫のように畳を這って


何をするでもなく

見上げた空は何処までも青く

身体をくぐり抜ける風は

夏の思い出とともに過去へと向かい

今で ....
オレンジの灯火が
ゆらり ゆうらり 
近づいてくる

ながい ながい
階段下りる
鍵の掛かった
つめたい扉

月の光をちょっと借りて
ずんらり ならんだ
古い時計
ティーカップ ....
やってきました 羊の海へ
皮を繋いだ筏に乗り込みます
海には羊でないものが紛れていますので
くれぐれもご注意を

一面のミルクからは湯気がたっていました
間違いなく迷子です
パレード。パラーデ。歩いているものを集めて、ただそれだけのこと。川のような世界で、素数のようにひとりぼっち。2、3、5、7、11、とそこまで数えたときは、最盛期たる朝。いっそのこと、きみは世界をよく見 .... 夜の鳴き声に目を覚ます、
右手に残った青いインク
思わず舐めながら
指を折って過ぎた日々を数える
ラジオが壊れたみたいに
あなた突然喋らなくなった
蒼ざめた満月に祈りを込めて
この恋心を ....
牡丹雪の日は君を迎えに行く
傘は持ってゆかない
いつだって
君は雪を掴もうと傘を飛び出してゆくから

町の街灯の下で
やさしい君が待っている
ひっそりと
ゆるやかな呼吸をしながら私を待 ....
うたはかぜにのって

うたはなみにのって

うたはひかりにのって

うたはうたにのって

あなたにとどくようにとんで


うたはたんじゅんで

うたはたしかで

うたはか ....
   本当に悲しい音楽は
   マイナーコードでは
   表現できない
   やるせなくなるくらい
   明るいもの
星たちが雲のむこうに
眠りしずまるこんな夜には
ロバート
あなたの残した写真を見る


弾丸が撃ちぬいた兵士のからだ
永遠に崩れ落ちるように
ロバート
あなたの見ていた瞬間を見る
 ....
最高地点からの長い直線を下り
左にカーブを揺らすと
そこに短いプラットホームがある

僕らは降り立ったんだ
星の遠めがねと使い古した星座盤
重たくでっかいカメラと赤道儀
遠くばかり見るた ....
リモネン、セプテンバー
君の名で良かった
繋がり
繋がろうとする
僕らの身体は
いつも酸っぱくて
どこかが潔く
欠落している

育った街で
僕らに罪は無い
同じくらい
 ....
蒼い夜風に 街灯のともる
切りとられていた散歩道を 
襟を立てて 足早に過ぎて
薄むらさきの息を吐く

ああ モスクワの十二月
 

白い地面に 鉄のレール
紅茶色した路面電車の
 ....
もっとストレートにダイレクトに

さっと片付けてキャンプへいこう

きっとウィークエンド混んでるよ

ちょっと振り向いたら工事してた

やっと食べ終わってホッとしてさ

ムッときて ....
 さらば
 ぼくのこいびと、
 ゆううつよ・・・
 おまえのおかげで、
 ぼくの{ルビよきひと=・・・・}は
 いつもほしのように
 かがやいていた・・・
 けれど、
 あたらしい太陽 ....
あなたのための紅い唇は
君の汚い唾液のせいで翳んでしまった
吐き出した言葉は「    」
胡散臭くて吐き出せれば笑えるほどにがなるギター

一服しましょう
落ち着いたでしょう
欲しいもの ....
真ん中が欠けたから
ドーナツ

ビルばかり並んで
空が遠くなった

大通りは渋滞の波
自転車ですべり抜ける


みんな何処へ帰るんだろう


真ん中が欠けたから
ドーナ ....
いらねえんだよ きれいな詩は
言ってやるよ 心にひびかねぇ

今度こそは 今度こそはと心に決めて
全身全霊の言霊を投げたのに

何を書いたってだめなんだ

いっそのこと

沈黙する ....
ペットボトルの中
いざ吹き込もうとしても
言葉が見つからない

炭酸とカラメル
甘い匂いが鼻について
言葉は見つけられない

どうしてこんな風になっちゃったんだろうね
どうしてこんな ....
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
真夜中にベランダに出たら
星と雪が降りそそいでいて
海の底みたいに静かだった
灰が降る
町営墓地

どうしてと疑問符
足から伸びる影に染みつけながら

灰が降る
町は市に変わりましたよ
おとうさん
なだらかな夜の背骨の上を
滑るようにして僕は歩く


温度を持たない
曲がり角を曲がり

名前を寄せない
ガードをくぐる


透明感を隠した街に焦がれる
僕を覆う他人の溜息
 ....
夏の 木漏れ日 
日差しの中 塔婆 には
片目の 少女が
曲がりくねっている
モノクロ
ぐにゃりふなりと
渦を まき 泥が 撒かれ
そこから
首が 咲く 木漏れ日のような
花弁と 傲 ....
チャンスは今日の今 この瞬間だけ
指の先まで震えてる僕が
自分にかけたおまじないは
新しく覚えた魔法の言葉

「やらなきゃいけない事をやるだけだよ」

夢の中で誰かにそっとささやかれた秘 ....
木屑の中の 小人よ
何故 カタツムリと
春の 木漏れ日に
春の 青々しい海に
流れていく?

木片が かけ落ちて
愛される 木片
カタツムリは 殻を
わって
中から 小人を
連れ ....
便乗鴎さんの自由詩おすすめリスト(105)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくには- 七尾きよ ...自由詩2*06-1-11
行方不明- まなみ自由詩6*06-1-10
とめどない思考- 岡村明子自由詩406-1-9
中塩鮭- ミキ・オ ...自由詩5*06-1-8
今日の空をおぼえておこう- 馬場 こ ...自由詩1006-1-8
秋夢- 大城 小 ...自由詩206-1-7
眠りの地下室- 馬場 こ ...自由詩206-1-7
ボトル・レター- 雨虎自由詩206-1-7
パレード(いっそのことのための)- nm6自由詩1606-1-7
青いカナリヤ- スイレン ...自由詩306-1-6
牡丹雪- 日和自由詩9*06-1-6
あなたのところで- ブルース ...自由詩3*06-1-5
悲しい音楽- 遊羽自由詩4*06-1-4
ロバート・キャパ_へ- 馬場 こ ...自由詩206-1-3
駅・野辺山- たりぽん ...自由詩8*06-1-2
リモネン、セプテンバー- たもつ自由詩11*05-12-31
月夜のスケッチ- 馬場 こ ...自由詩305-12-31
なんかどうしたらそんなふうに- 馬場 こ ...自由詩305-12-30
ゆううつとぼく- 白雨自由詩205-12-28
acco- 無知アコ自由詩2*05-12-26
地方都市- 落合朱美自由詩11*05-12-26
_- es自由詩205-12-26
擦り傷- かさね自由詩105-12-26
ゴースト(ghost)- こしごえ自由詩14*05-12-23
deep- 大覚アキ ...自由詩105-12-22
墓地にて- かさね自由詩105-12-21
背骨- 松本 涼自由詩6*05-12-21
夏の木漏れ日- 奥津 強自由詩7+*05-12-19
年上の人- 和泉 誠自由詩2*05-12-19
忙しい日々- 奥津 強自由詩4*05-12-17

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