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その人が、燃えていった
毎日よりも人は集まっていた
いなくなったというよりも
手放した、と言いたかった
彼らは笑う声で
透明な空を細い道にして
順番に順番に、昇っていった
花が、咲いてい ....
ひそひそと 魔物の 小さく 懇願する様よ
魔物 こそ 鞭に 打たれ 小さく 懇願する様よ
私らこそ 水の滴る 場所で 魔物を 嗜虐しなくてはならない
うそをつけ

石を 打て モーゼの十戒は ....
デッサンどおりに
造れないかたちを

君や何かのせいにしたり
いっそ壊して造り替えたい

嘘だけど
まんざらじゃなかったり

そんなもんだって
わかってるけど

君の口から聞き ....
暗い夜道の向こうからランタン売りがやってきたよ
道行く人には見えないらしい
こうもりマントをすっぽりかぶり
すべるように探しているのさ
まれに時間の隙間に落っこちた
わたしのようなものをね
 ....
片腕ここに
置いていくから
忘れないで
きのうのこと

そうか
はじめて
きみの夢を
聞いた

もう
これで
おしまい
夢のような日

風が
冷たい
雪は深い
 ....
古びたカサカサの皮膚が
いつの間にか
みずみずしさをとりもどし
ムクムクとふくらむだけふくらむと
はじけて
新しいいのちがはじまる

ひとつ
またひとつ
失われてしま ....
(伸ばされていたのは僕らではなく、日の光だよ)

そう、
つぶやいていたのは誰の横顔だっただろう
同じ服装の顔と顔とが集まっていく、丸顔の時計の下は
いつも降り積もるばかりだった
きょうし ....
銀色の髪

明るい瞳は緑

ささやく指先は桃色

つま先はあるの?

ライラ

君はしかめっ面で花という花をみんな摘んでしまい
眩しい朝が広がるに任せる

深い深い森で
夜 ....
北国生まれにとって 凍えない秋は不思議
河の彼方 海を思う日常に 溶け込めたような午後


真理
真夏に連れてった海のこと覚えてる?
君とならあのジャンボ機にも
漕いでって 飛んでって  ....
走る少年
帰る家
つま先埋めてそして蹴る
つま先埋めてそして蹴る
草原砂漠雪原荒野
草原砂漠雪原荒野

飛び越えた水溜り
何隻の船 追い抜いただろう
飛び越えた神々の山
上は衛星  ....
夜のプラットホームで
骨がきしむ程
抱きすくめられて
心よりも先に
からだがイタくなる
メを閉じて
ジンジンしている
この世で君とふたりだけ
ジンライムに力を借りて
ユける処までユき ....
 そうだ、この街を出よう

いつかのスケッチブックと メモの切れ端
一昔前に流行ったいじめられっこの唄
キャスケット深く被って
誰にも ばれることのないように

 そうだ、この街を出よう ....
遠くにおいてきた時間を
一つ一つ取り出して
今の僕に重ねてみた
懐かしさと共に思い出す
未熟だったあの頃を

自立の為に選んだ道
自律を願って歩んだ道
幼さと若さの間で
ひたすらに足 ....
たとえば
昼の商店街を
そろそろと歩いていれば
思いもかけない
ありふれた日常が
ふと新鮮に映ることがある

八百屋のみかんが売れ残っている
床屋は暇そうに新聞を読む
居酒屋は閉まっ ....
じいさん
また戦争のはなし
チョコレート

ぼくは
イメージを喰らう
足のうら

火の雨が降る
ひゅうって
紅い空

熱くて
真っ黒な死体
水のない川

ぷかぷか流れる ....
深夜の洗面所に
たちっ、たちっ、
冷たい音がしている

さっき
閉めたはずなのに
音は止まない

たちっ、たちっ、
寂しそうなひびきで
それはずっと続く

どうにもならないね
 ....
部屋に入ったら
はげしい眠気
ふらふらと
たおれる

クタクタだ
へとへとだよ
つかれちゃった
もうねむる時間だ

太陽が壊れちゃった
月も隠れちゃった
季節はなくなる
ゼッ ....
悔いなんてなにもない
なんてどうでもいい嘘をついた
その部屋は冬の海のように
優しく揺れ続けている
雪に咲いたあの花の名前を
結局思い出せないままだった

君は時計とともに僕の部屋へ来て ....
星に願いを祈っても

ソコまで届かなにゃ意味は無い

これじゃ猫に群がる猫じゃらし

流れ流れて冬の海



たとえ願いが叶うとも

やがて朽ちるが人の性

それじゃ土竜か ....
冷えた夜が
低地を這っている
これもまたもうひとつの
忘れられた夜であろうか
――あの人は
  貴重な生を召し上がりました
何ひとつ 言い残すことはなく
混沌の角度で経験は薄まってゆく
 ....
たとえ果てしない坂道も
この先にキミがいると信じることができたなら
今夜降り続く雨の中
僕の顔を涙で濡らすことはなかっただろう
何一つ叶えることはできなかった
結局残ったのは悲しみ、後悔
 ....
1月の公園は
予想どおり
雪が積もっていて
すべり台の階段は5段目くらいまで埋もれているし
ブランコは雪で椅子が錆びないように外されているし
予想どおり
一面白い絨毯が敷き詰められている
 ....
黒い土が
赤く燃える 
地獄の苦痛
ゆるやかな破滅へ
気付かぬうちに誘う毒は
振り返るころ
笑うだろう

我々は
選ぶことができる
進歩の究極は選択である

生きる者の奢りもま ....
「あなたの精液をサンプルとして
採取させてください」
という迷惑メールがよく届く
だけどもし
迷惑メールは迷惑メールに違いないけれど
もしほんとうに
真夜中に死ぬほどの孤独にいたたまれなく ....
僕たちは不良になりたかった
髪の毛を逆立てたり
ボサボサにしたりして
悪い人になりたがった

夜中
僕たちは飲めないお酒について語り合った
一枚のチューインガムを
チューインとガムに分 ....
我が子の繊細な横顔の
そのとりわけゆるやかな{ルビ頤=おとがい}に触れたくて
私は
そっと静かに手を伸ばす
触れたい
触れたくない
その繊細な構造を知りたいのに
やさしい{ルビ頤=おとが ....
夢で泣いてる人を抱き締めた
泣かないで
泣かないで

其れはとても晴れた夢で
抱き締めれば 優しくなれた
泣いてたのは私だったから
夢の視線は誰かの心
抱き締めてくれたのは
誰?
 ....
{引用=
ぁたぃが作詞・作曲した歌詞です。
お気に入りなので載せます。



?人間の愛に飢えてたとき
 あたしはあなたに見つけられて
 それから小さくあたしは鳴いた
 あなたに「 ....
庭から見える5センチの夕焼
淋しがっても誰も来ない

どうしてこんなに近くにいるのに
どうして全部を知る事が出来ないのだろうね

全てが邪魔だよ
目も唇も心臓も
必要な人がいるならあげ ....
どーせぁたぃのコトバでは
足りなくて
むずかしくて
バカみたぃに聞こえるだろうから。

だから、別にどーでもいい。
相性がいいか、悪いか、ってだけ。

どっかでよく思われたら、
どっ ....
便乗鴎さんの自由詩おすすめリスト(105)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昇華- 霜天自由詩906-1-27
魔物を打つ- 奥津 強自由詩4*06-1-26
製作途中- やから自由詩4*06-1-25
ランタン売り- 暗闇れも ...自由詩2*06-1-25
さらばモスクワ- 馬場 こ ...自由詩206-1-25
機熟- 七尾きよ ...自由詩1*06-1-24
ただいま、という名前の人に- 霜天自由詩606-1-24
ライラ/夜という名の蕾たち- ふるる自由詩10*06-1-24
真理のゆめ- たちばな ...自由詩306-1-24
走る少年- ススメ自由詩106-1-23
夜のかたち- スイレン ...自由詩306-1-23
ノーザンライト- 仲本いす ...自由詩3*06-1-23
ソーメンライス- 松本 卓 ...自由詩10*06-1-22
散歩- 馬場 こ ...自由詩406-1-22
隅田川- 馬場 こ ...自由詩406-1-21
- 榛野 草自由詩6*06-1-21
ねむり- 馬場 こ ...自由詩206-1-21
往診- 霜天自由詩1106-1-21
無重力のなかで_〜旅人の旅先〜- 大城 小 ...自由詩206-1-18
雨になる前に- 岡部淳太 ...自由詩10*06-1-17
moving- いとやん自由詩206-1-16
埋もれる公園- 北乃ゆき自由詩1*06-1-14
悪魔の文明- 馬場 こ ...自由詩306-1-14
迷惑なお願い- ZUZU自由詩8+06-1-14
メローゴールド- ---自由詩406-1-14
温度- 日和自由詩10*06-1-13
夢の記憶- *くろい ...自由詩106-1-13
イヌモドキ- まなみ自由詩2*06-1-12
ひとりきり- かさね自由詩206-1-12
どーでもいい。- まなみ自由詩2*06-1-11

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