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親が勝手に申し込んだ健康診断一次通った。

たまに行く中華料理店の本棚に欲しい一冊が本当に欲しい一冊なのではないか。

「死んじゃえばいい。死ねばいいのに」(編集部註:「心斎橋シネマウィークリ ....
共感は革新よりもつよい

自分と同じようなことを思っている人が
言葉を
声を
形にしていることに
僕たちは動かされるのだろう

でもそんなものは
詩じゃねえよ

忌避嫌悪唾棄した ....
腐臭が届かぬ場所にいれば
それは美しい光景かも知れない
死も崩壊も距離によって美となる
心を持たなければさらに美しい

わずかな罪悪感を
わずかな金に置き換えて
他人事の神々たちが
安 ....
僕たちはDNAの命じるままに歴史を漂流し拡散してきた

朝露に濡れた森の匂いに

木漏れ日の暖かさに

まっすぐ空に突き刺さるメタセコイアの高みに
想いを託してきた


僕 ....
目覚めの弱い朝
濃いめのブラックコーヒーと
アーモンドチョコレート
苦みで潤される喉をなぞるカカオの甘さ
寝ぼけた体が整えられていく

今日はどうやら天気が良さそうだ

もうすっかり冷 ....
今日の僕に僕は出会わず、明日に向かおうとしていた。

目を覚ましても、布団から出ずに。目を明けないから、眼鏡もせずに。

締め切ったカーテンで、何時かは詳しくは判らなくて。静かな部屋はそれを助 ....
立ちすくむもののようにあるが
けっしてあきらめてはいない
落日の光をあびて
すてられたもののようにあるが
決意のはての姿なのだ
清涼な空気をさいて
鳥がなくとき
景観のさけめから
あふ ....
歩く、歩く一人で歩く
猫一匹と猫背な飼い主
季節外れなヤキイモ屋さん
本体よりも大きなストラップをつけた携帯電話
その電話で小声に愛を伝えようとしている小学生
この世の中、何かが狂っている
 ....
その恋は
可笑し味

私の胸をおおう
パウダァスノウ

並べたふたりは
マトリョーシカ

不細工なその指先が
触れるか触れないか


その恋は
いつも今

私の前髪を薙 ....
 どこまでも続く道を一人暗闇の中歩いている
 一人で一人で一人で一人で ひぃっ

 人生知れたこと
 どうなる地球
 どうなるルー大柴

 まだこんなことろにいる自分
 さっさと片 ....
ぼうっと空が染まりだす
月明かりに変わり太陽の予兆
石段に腰掛ける年老いた人
賑わいの境内
泣き出す兄弟
少し先には白いテントがある
もうすぐだからね
そう言うとぐずりながらも
うなず ....
木々が音を立て死にゆく
睡眠の音さえ失せる
夏の日々

僕は今日生まれて
昨日死んだ

死体の様に冷たいシーツの上で
僕はさっきまで倒れこんでいて
息をすることさえも苦痛だった

 ....
即興詩会(17/07/2006)
順番:沼谷香澄→松本卓也→遊羽→沼谷香澄(敬称略)

「嘘と本当」/松本卓也

ただ少し距離が離れた
瞬間に君が放つ音の無い言葉
抱き合った温もりさえ
 ....
ぼくは詩を書きたい

人は人として形を創り
自らの成長とともに
その形を進化させる

今日もまた

朝の散歩をしていると
さなぎに出会いました
 
もうすぐ成虫
一つの名前とし ....
トルコ語はよくわかりません
けれどこゝがどこなのか
それはわかっているつもりです
カラキョイの船乗り場から海峡を渡り
向こうのウ ....
冬を轢き殺して
冷たい空気と声を引き裂いて
春の電車は来る
目の前を通過して見えない
速度制限無視の乱暴さで
別れを言う暇もない

いっせいに芽吹く色を
羨んだのはだれ?

冬は粉 ....
小雪舞い散る季節に 桃色コートを着込んで
君は白いブーツでステップを踏むんだ
寒がりの癖に 白い息をふぅっと吐きながら

さぁ手を繋ごう 雪が雨に変わる前に
ここは寒い ココアを飲みに帰りま ....
猛禽となり、風を信じることだ
わがもの貌で空を行く獰猛な鳥も
{ルビ不確か=きまぐれ}な風を信じるから
自由だ

タンポポとなり、風を信じることだ
着地する場所は選べなくても
{ルビ不確 ....
あなたの黒髪を
巻き付けて
どんな電流を流せば
私は磁石になるのか


あなたのコイルで
包まれて
熱が生まれると
それは法則だ


磁場の中で
迷子になり
熱が冷めても
 ....
寂しがりやたちが
浴槽のなかで話をする
膝を折り曲げて
白濁に浸かる足はふやけて

君の足元に溜まった白みたいに
跪いて笑っていたいよ

 
年の始めに聞く歌は
遠くの街の君の声
降り敷く雪に傘をさし
凍てつく道をこわごわと
息を弾ませ歩く君
もうじき会おうねと語り合う

年の始めに思うのは
聞くに聞けない母の声
冷たい空 ....
私の中味なんて
ほんのちょっぴりだわ
昨日も少し減ったし
また出ていくんだわ

明日まとまった金が入るけど
あの男がまた持っていくのよ
しかも利子が小さいとか
ぶつぶつ言いながらね
 ....
人と争うように働いて
話す気にもなれず
押し黙ったまま一日を終える

仕事帰りの公園のベンチ
あたたかいゆげで慰めてくれる
たこ焼を食べていると
目の前の通りを
なかなか客に呼び止めら ....
あなたのことが好きです
心のそこから好きです

あなたのことが好きです
一目見たときから好きです

あなたのことが好きです
おっちょこちょいなところが好きです

あなたのことが好きで ....
心が肉のかたまりだったらよかったのに
ロースみたいなきれいな肉じゃなくて
内臓、モツみたいな
ぬめぬめしたモツミックス200?の

心が頭のなかにあるなんて、
あんなすかすかでプリンみたい ....
彼の眼は遠くの風景を見る
地平に沈む夕陽の色
冬に砕ける灰色の海
湿地を覆う冷たい霧


彼の耳は遠くの音を聞く
森に降る激しい雨
向こう岸の教会の鐘
鉄橋を越える貨車の響き

 ....
ちかごろ 私の 目が わるくて

あなたの 像を 上手に 結べないのです


十月の だんだん乾いてゆく 空気のせいで

あなたの 声まで 遠ざかってしまいます



今 ここに ....
告白します。
ぼくは詩の書けない詩人なんです。

歌わず
炎の中の薔薇のように燃えもせず
気の抜けたペリエのような者に過ぎません

涙でいっぱいになった空から
雫が落ちてくるのを見なが ....
写真を破っても
ネガを捨てることができない
自分を苦しませ
かなしませながら
それに取りすがるようにして
生きてゆく癖があるらしい
心が暗雲に覆われた時には
「透けた空から見守る誰かのまなざし」に
自らの汚れた卑小な裸の心を
ありのままに投げたしたくなる

そんな時、友の顔を想い浮かべては
いつかの語らいの夜を思い出す ....
松本 卓也さんの自由詩おすすめリスト(33)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
秘密- えりくさ ...自由詩2*15-4-6
詩の死- 瀬崎 虎 ...自由詩212-11-19
安全圏の神々- 自由詩512-9-24
DNAの息子- 梅昆布茶自由詩10+12-3-18
私という余韻- 見崎 光自由詩1010-10-8
休日。- 狠志自由詩209-9-23
- Etuj ...自由詩308-5-14
狂感覚- 智哉自由詩108-1-8
その恋は- 知風自由詩207-2-6
我にカレーを- 山崎 風 ...自由詩11*07-2-1
鬼さんこちら手の鳴るほうへ- プル式自由詩4*07-1-1
僕は今日生まれた- 結城 森 ...自由詩2*06-8-9
突発即興詩会ログ(17/07/2006)- 遊羽自由詩106-7-21
ぽえむ君−進化−- ぽえむ君自由詩8*06-5-18
海峡- 遊羽自由詩206-5-2
春の速度- 花田春菜自由詩206-3-23
- 電脳ノコ ...自由詩306-3-11
旅立つ日、君の背に投げる- たりぽん ...自由詩12*06-3-5
フレミングという方法- たりぽん ...自由詩14*06-1-6
白濁- 自由詩306-1-6
年の始めに- けんご自由詩306-1-1
預金通帳が泣いている- けんご自由詩405-12-1
白いゆげ- 服部 剛自由詩23*05-11-1
あなたのことが好きです。- くしゃみ自由詩5*05-10-29
心はお肉- k o u j i * ...自由詩7*05-10-28
遠近法- 安部行人自由詩605-10-24
こころが溶け込むとき- アザラシ ...自由詩3*05-10-10
詩人- けんご自由詩1405-10-3
写真を破っても- 夜景自由詩505-7-19
「約束の日」の彼を胸に- 服部 剛自由詩7*05-4-26

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