休日。
狠志

今日の僕に僕は出会わず、明日に向かおうとしていた。

目を覚ましても、布団から出ずに。目を明けないから、眼鏡もせずに。

締め切ったカーテンで、何時かは詳しくは判らなくて。静かな部屋はそれを助長した。

そして、何度目かの夢に溺れた。

夜の何時かにシャワーを浴びた。伸びた髭をそり落とした。

眠る前に綺麗にするのは、朝に死んだことを予想したせいか。

今日の僕を見ずに、明日になった。昨日の僕はどこに行ったんでしょうか。

きっと、とても美しい星空でも見に行ったんではないでしょうか。

そんなことを言う僕は、明日の僕でしょうか。

お休み。ぼく。





自由詩 休日。 Copyright 狠志 2009-09-23 02:21:12
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