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君の目の奥に
ひっそりと存在する
暗い淵に
気づいてしまうことから逃げた

ごめんね

ポーカーフェイスに甘えて
僕はどうしようもないくらい、コドモだった

君がいなくなってから
 ....
沈みこむような
暗い雲を頭上に

雨を両腕に抱えて

今にも撒き散らさんばかり

こんな日があるから

時々わたしは救われる
じゅぶつをつくってごらんって
くりはらせんせいが こっそりおしえてくれた
おとなになって たいせつなひとができたら
そのひとだけにみせるんだよ

すてられてあったもの
たぶんほ ....
マーガリン塗って耽ってる パパの退屈な新聞に 二つ小さな穴を空けたら そこからどんな目が覗くだろう みどりいろに抱かれた想いが
無機質ななまり色に染め上げられていく
黒いトンネルにすっぽりと覆われ
闇が前後左右の感覚も奪う
いつでも フワフワの砂糖菓子のように
アリスの森で戯れたい ....
季節は
数式みたいで
夏から戦争を引けば 秋だ
傷痍軍人は退場を
嫌って
冷や冷やしている
彼らは
草むらを
不眠不休で
コオロギを集め
どぶに捨てた

月曜の晩
フェリーに ....
手のひらに感じる暖かさがあれば
他には何も要らない


日々思い出を積み上げても
それは単なる一里塚
それは儚い夢幻
振り返れば跡形もなく
積んだ記憶さえ残ってはいない


手の ....
目をさますと
雪のように朝が降っていて

やさしい手順で
呼吸をおくる
あなたは

まだ
夢の体温で



きのう

よそゆきの服がでてくる詩を
読みました

愛とよ ....
日常にくたびれた玄関先で
茶色のサンダルが
ころり

九月の夜気がひんやりするのは
夏の温度を知っている証拠

おまえには随分と
汗を染み込ませてしまったね
サンダルの茶色が
少し ....
もっと、もっと激しく降ればいい
雨は夜に降りこのまま私は助かるのかもしれない
夢はみない
眠ってしまったから


ばちばちと
音を立て雨が涎を垂らしつつ私を背中にそっと入ろうと


 ....
坂口安吾
の部屋で
感情なく
膝をかかえ
植物になりたい

根の速度で
追いつける
もの
ひとつ
ふたつ
指折って
考えます

散らかった
植物群
踏まないよう
根ぇ ....
香織Blendaさんの自由詩おすすめリスト(71)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暗い淵- 一代 歩自由詩3*05-10-16
日曜日の雨- 一代 歩自由詩2*05-10-16
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季節は- 太郎冠者自由詩4*05-10-15
路傍のひと花- 恋月 ぴ ...自由詩17*05-10-14
式日- 簑田伶子自由詩13*05-10-8
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むらさめ- ヤギ自由詩5*05-9-13
部屋- 太郎冠者自由詩105-9-11

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