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屈めた背中を ゆっくりと伸ばすように
季節は移り変わる
それは水指に潜む 小梅の性
三寒四温の質感を受けいれては ひとり悦に入る
(ああ 春は素敵な季節
(水指の渇望は
(滴り ....
甘い香りを予感させる小さな箱
赤いリボンが可愛らしくて
君の笑顔はいつも素敵で
両手で受け取るファミマの小箱
でも…何故か心に残るわだかまり
それは君が他の男友だちにも
同じ小箱を ....
世界で一番輝いているもの
それは夏の太陽でもなく
北風に瞬く冬の星空でもなくて
君が捨てようとしたもの
君がいらないと思っているもの
世界で一番輝いているもの
それはブルガリの ....
飲みすぎたアルコールとともに吐き出した
苦しみも 悲しみも 寂しさも
苛立ちも 憤りも何もかもが
それはもう呆気なく
それはもう大きな渦となって
便器の穴から消えてゆく
吐き出した ....
君の知らない深い悲しみを
僕は背負って生きている
そして君も僕の知らない過去の残骸に
足をとられては涙を流す
この街のプラタナスも深まる秋の気配に
すっかり色づき始めたよね
....
待ち合わせに遅れそうな時
メールひとつで済ませてしまう
嘘っぱちの言い訳も
おたがいの顔が見えないから
罪の意識を感じずに誤魔化せる
どこへ行ったか
寂しがり屋の待ちぼうけ
....
何時ものように口ずさんだ歌は
受けとめてくれるはずの
君の笑顔をすり抜け
秋の日の溜め息となる
少し言い過ぎたのかな
でも一度口にした言葉は
もう取り消せなくて
気まずい思いを残 ....
生足は季節のアンテナで
感じる微かな蠢きを捕らえては
白い小箱に忍ばせる
真夜中のブランコ
揺れる君のくるぶしは
季節はずれのアンクレット
楽しかったはずの映画も
楽しみだったはずの ....
手のひらに感じる暖かさがあれば
他には何も要らない
日々思い出を積み上げても
それは単なる一里塚
それは儚い夢幻
振り返れば跡形もなく
積んだ記憶さえ残ってはいない
手の ....
香織Blendaさんの恋月 ぴのさんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
小梅のエスキス
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恋月 ぴ ...
自由詩
26*
06-2-15
ラストバレンタインデー
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恋月 ぴ ...
自由詩
12*
06-2-10
世界で一番輝いているもの
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恋月 ぴ ...
自由詩
13*
05-11-29
笑う
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恋月 ぴ ...
自由詩
15*
05-11-15
落ち葉のプレリュード
-
恋月 ぴ ...
自由詩
16*
05-11-8
待ちぼうけ
-
恋月 ぴ ...
自由詩
30+*
05-10-25
秋の日の溜め息の
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恋月 ぴ ...
自由詩
20*
05-10-21
Loving_Blue
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恋月 ぴ ...
自由詩
15*
05-10-19
路傍のひと花
-
恋月 ぴ ...
自由詩
17*
05-10-14
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