「 愛してる 」
男が100回言ったところで
女のこころはみたされず
男は花屋へ駆けてゆき
3000円の花束を胸に
女のもとへ舞い戻る
花束を手渡す時に
互いの ....
幸せな私はなぜ続いてくれないのだろう
真剣に人を愛する事はなぜ
流れてゆく星のようなのだろう
愛する事が私にも出来ると
自信をくれた貴方と
いつも笑っていくはずだったのよ
慣れない私の手を ....
あ行
足音が遠ざかってゆく朝8時、きみは出かける わたしを置いて
今までと変わらぬようにこれからが続いてゆくか冬空に訊く
「うん、うん。あぁ」電話の先にいるひとと、なに話してる?その ....
恋をして11ヶ月目の男と寝ていた
わたしの首筋にある小さなほくろを
男がそっと撫でた 幸福感に鳥肌がたったが
孤独は相変わらず
わたしのへそに隠れていた
コンプレックスになるほど愛し ....
なめればにがく
すかせばしろい
ふれてつめたく
おちてしみいり
にじんでくろく
つめたくきえる
とぼけたいろは
ふくまぬほうに
まぢったやみを
かいすいいろで
ごまかしたてて
ぐ ....
とまらないからすすめ
ねてもさめても
明日という日を迎え
生きている
幸せなわたし
そう思える
わたしで居たい
かと言って
迎える事の出来ない日々も
わたしは知っている
と ....
どちらともつかない愛の中間を揺れてるような{ルビ吾=あ}に似し、振り子
答えなどでない気がする。諦めを理由に 延ばして先送りして
花の咲く丘を一緒に歩くのはあなたか彼かそれとも{ルビ孤独= ....
付け足されてゆくことがあって
それはとても
喜ばしい
差し引かれてしまうことがあって
それはとても
痛ましい
あなたの暮らしは
わたしの暮らしでもあり
わたしの途は ....
夕暮れのバス停で
バスを何本も見送りながら
いつまでも尽きない話をしていた
木枯らしに吹かれて
君が吐き出す白い息が
ダイヤモンドダストに見えた
教室も ....
午後の紅茶に
隠れてます
笑ってるし!
あなたが、
もし私が寂しいと言えば、手を握ってくれる人であればよかったのに。
あなたが、
もし私が悲しいと言えば、涙を拭ってくれる人であればよかったのに。
あなたが、
もし私が痛いと言えば、 ....
あなたのことが好きです
心のそこから好きです
あなたのことが好きです
一目見たときから好きです
あなたのことが好きです
おっちょこちょいなところが好きです
あなたのことが好きで ....
たんぽぽのように ふわりふわりと あなたの所に行って
あなたのくったくのない微笑を見ていたい。
そこで 芽を出し ずっとあなたの傍にいたい。
・・・でも本当はありのままのわたしが あ ....
{取消=君の名を}
これくらい
簡単であればいい
待ち合わせに遅れそうな時
メールひとつで済ませてしまう
嘘っぱちの言い訳も
おたがいの顔が見えないから
罪の意識を感じずに誤魔化せる
どこへ行ったか
寂しがり屋の待ちぼうけ
....
さよなら
を言いそびれたから
本当は帰りたくなんてなかった
日比谷線が
たくさんのさよならを詰めて
こうこうと光っていく
あの向こうへ行きたいな
苦しくなんてないけれど
....
メールでは返信を促しているようで
そんなことを期待しない今日の私は
便箋に走らせてみようと思うのです
書き出しは、季節のことや天気のこと
やわらかに二人がつながっている
なんてことを ....
瞬いては
{引用=きらり}
音もなく
*
走って逃げた
現実の 届かない距離まで
息を切らして
顔をあげたら
きみの目と
そこに映った ....
幼い妹の髪を結いながら
長い髪を結いながら
きっとこの髪は
風に{ルビ凪=な}がれて
哀しみを絡みつけているんだろうなぁ
なんて思う
それでもあんまり
真っ直ぐしているから
私には ....
毎日毎日好きと言いたい
毎日毎日キスしたい
毎日毎日彼の笑顔が見たい
毎日毎日好きと言われたい
毎日毎日キスされたい
毎日毎日私の笑顔を見せたい
見てきた景色も違うし
食べてきたものも違うし
ましてや 男女の違いも
好みも
寝る時間も
指の太さも
髪型も
顔も
身体も
違うから
争うことがあるのは
....
炎天の下
雪兎一匹
気紛れで生まれた
雪兎一匹
我を見つめて
涙が一滴
真夏の雪兎
溶けてそれきり
大量のオカユを入れた片手鍋、歩いてウチまで持ってきた君
「たまご粥、食べると風邪が治るって」それだけ言って帰ってく君
鍋を持ち夜道を歩く大男、思い浮かべて涙が出そう
ありがとう。もう ....
ちいさな
ちいさな
こどものように
すみきった
わがままを
いっぱいにもった
ひとだから
ぼくは
はらはらと
いつも
めがはなせない
だからぼくは
きょうから
かぜになる ....
決まって煙草はラッキーストライクで
チバユウスケと一緒だからと嬉しそうに話した
アゴに髭を生やしてだるそうに歩いて
そのせいでいつも猫背だよ
口臭を気にしてるのかガムはいつもジーンズのポケット ....
君を何度も殺して悲しみに暮れる夢を見たよ、と云ったら
貴方に何度も殺されて幸せだった夢を見た、と云った
飛散したガラスの破片が
危ないものだなんて知らなかった
キラキラとひかって
みんながとても喜ぶだろうと
そう思ってた
カエルじゃないよ。
実は王子なのさ。
魔法にかけられてるんだ。
はやく解いておくれよ。
とりあえずそこのキミ!
カメラなんか構えてないで
キスしておくれよぉ。
....
その愛しい指が
わたしの名を綴ったからといって
距離は変わらずなのだけど
無機質なディスプレイに
時折運ばれる便りの
密やかなときめき
それは
一群れのシロツ ....
自分の投稿した作品にポイントが入ると、嬉しいです。
それはもう、半端じゃなく嬉しいです。
一応は「良い」という証としてのポイントであります。
しかし、「頑張れ!」だとか「仕方がないなぁ」だと ....
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