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冷たい風は
そのまま冷たくて
ぼくの身体を凍えさせてゆくけれど
この寒さを乗り越えなくてはと
ぼくを熱くする

冷たい風は
さらに強くなって
ぼくの身体を固めてゆくけれど
この辛さを ....
 霧のかかった幻のなかで
 俺は一人佇んで
 通り過ぎ行く人や車や季節を
 ぼんやり眺めている

 救急車が夜の街を支配する
 隣りの部屋では
 まだ若い大学生が
 寝息を立ててるのが ....
 穏やかな夜に静かに沈もうとする頃
 心亡き者が一石を投ず
 心に{ルビ小波=さざなみ}広がり
 ベッドの上の枕が震える

 執着する人
 努力する人
 無欲な人
 流されるままの人
 ....
僕はまるで夜光虫、夜になったら動き出す

決して飛べなくなった夜光虫

羽は折れ、地面を這いずる夜光虫

傷ついた羽を休めたくても

休める場所さえない夜光虫

アルコ ....
気球―
高い木の枝によってつかまれる
あなた




報告書
叫び
登られる

とるために
行きました
返ります

あなたは

いません
待つ
いつ

既 ....
  日を浴びて
  自分に水をやるように

  やがて枯れたら口を閉じ
  はるまで言葉を休めるように
  
  
あさがおに釣瓶とられてラプンツェル
ろくろっくび幽体離脱ラプンツェル

その子二十櫛に流るるラプンツェル
マドモアゼル・ラプンツェルかじるプレッツェル

人魚姫の姉さま達の長い髪
12時 ....
空を行く
風ほどに軽く満ちていたい
鳥の翼を
ささえ得るほどに

空に吹く
風ほどに軽く満ちていたい
様々な音を
伝え得るほどに

何かあるように見えなくて
それでいい
雲はた ....
朝から風鈴が鳴るも
どこか寂しげなその音は
いつもよりも小さく
張りがなく聞こえる

昼にはセミも鳴くも
何か物足りないその声は
いつもよりも遠く
弱ったように感じる

夕方のテレ ....
一期一会のその時を
誰よりも大切に
互いに互いを認めあい
その時を尊び
行く末を見守る心を結びたい

一期一会のその時が
何よりも大切に
人を人として分かりあい
その場を敬い
共に ....
誰のためにでもなく
ひたむきに
がんばる人がいる限り
自分もがんばれる限り
がんばれると思う

結果が大事というけれど
結果にならない結果だって
大事なんだということを
がんばる人は ....
























それは
狙っている
のだから
時間は
ありません

ただ ....
楽しかった時間が過ぎ
さようならの時間が訪れる
いつまでもこうしていたいと
切り無く思ってしまうけれど
やがてさようならの時間

僕等はさようならをしたけれど
嫌いだからじゃなくて
君 ....
 霰のように日々は流れ行く
 スケルトンのように僕の心は丸裸
 かみあわないコミュニケーション
 明日に咲く花

 記憶の泉は血に染まり
 人ごみに紛れてしまえば
 もう僕はアリのなかの ....
縛り付けたいと子供のような駄々をこねているだけ
母に似ていること
それは嬉しくもありどうしようもなく苦しいこと
何か怖いものから母は必死に逃げてきた
理由の無い恐怖が母に安らぎを与えることなく ....
女の脂肪は仮構だと友人はらくらくと言い放った
剥ぎ取って
愛して
悔やんでも悔やみきれない自由を
彼は
らくらくとどうしようもなく言い放った

夏の夜はすかっりと光を抱き取り
もう誰に ....
 眠れぬ夜
 自分の呼吸だけが心を
 捉える
 
 生きることの難しさ
 困難に耐え凌ぐ毎日

 少しでも希望をうたおうとするけれど
 容赦なしに心に塵が積もる

 時には楽しいこ ....
 僕達の住む星
 地球
 思惑の違う者どうし
 ひしめき合っている

 産まれてきたときは皆一人
 死ぬときも 
 また一人

 限りない選択肢を神様から頂いた
 だからって何をし ....
悪いのはみんなあいつらのせいだ

悪いのはみんなアメリカのせいだ
悪いのはみんな共和党のせいだ
悪いのはみんなブッシュのせいだ
悪いのはみんなブッシュが馬鹿なせいだ

悪いのはみんなテロ ....
 夜の静寂にポツリと咲いた
 一輪の花
 決して不満や愚痴をこばさず
 欲ももたず
 雨にも負けず 
 嵐にもまけず

 時間の貨物列車に運ばれ
 現実と夢の世界に
 揺れ動く僕の心 ....
 ぽつんと一人ワンルームマンション
 猫を2匹飼う

 飼いならされた僕の情熱
 
 放たれない恋の微熱


 遠くまで 遠くまで

 届いているのか僕の声

 虚しい時間 ....
 悪夢に襲われ呆然といる僕
 外ははなまるの晴天

 しめった心を日向干しようと
 公園まで足を引きずりながら
 出かけた

 サラサラ髪の坊やは 
 季節に波乗りサーフィン

  ....
 灰色の空は低く今にも泣き出しそう
 紅の夜へと向かう電車

 平日の午後七時
 皆は疲れ顔

 穏やかに欲求が満たされる日々を夢見て
 雑踏に紛れて運ばれる

 心の熱は冷めて瞳は ....
 灰色の空が重くのしかかる
 ため息の午後

 プライド 劣等感 トラウマ

 そんなものに囲まれてる
 冷たい壁に囲まれている

 自分が変れば
 周りも変る

 墜落して ....
 チカチカ
 星が瞬く
 
 難しいのは人間関係
 やっかいだ

 ほんの一言で事態は一変するのだもの

 チカチカ
 星が瞬く


 こんな小さな星の一角で
 小競り合 ....
長いこと油を注してくださらないので
歯車がきしみます。
近ごろはゼンマイも巻いてくださらないので
動きはすこしずつ鈍くなってゆきます。

けれどわたしはまだ動けます。
きこきこと歩きます。 ....
 さつき晴れ
 疏水を十石船が波しぶきをあげ
 行き来する

 子供達は太陽の子
 眩しい日差しの中を飛びまわる

 一人で佇む伏見港公園
 柳が風に揺れている

 僕の心のよ ....
 うたかたの季節
 移ろい行く時の雫
 ためらいもなく見上げてもいい空

 この星に生まれ立って
 無数の色を目にして
 見渡す限りのとおもろこし畑
 その地平線
 僕はちっぽけだ ....
まだ宵のうちの喫茶店に
吸殻と空のコーヒーカップと
素っ気ない挨拶を残して去る
そのひとを見送ったあとで

私は煙草に火を点ける
何気ない仕種に見えるよう
すこしだけ気を使って
(そん ....
 毎日毎日待っている

 どこかの国の誰かからの手紙

 毎日毎日
 
 ポストを覗く

 やっぱり今日も着いてない

 その手紙は幸せ召集令状



 来ないかもしれない ....
すぬかんながぐつ。 さんの自由詩おすすめリスト(466)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冷たい風がぼくを熱くする- ぽえむ君自由詩14*06-12-2
そうだったのか- 山崎 風 ...自由詩506-12-2
- 山崎 風 ...自由詩10*06-11-28
夜光虫- DirectConnec ...自由詩8*06-11-24
誰か調節してください。- 言語破壊 ...自由詩106-10-30
一筆啓上_火の用心_お仙泣かすな_馬肥やせ- 小池房枝自由詩10*06-10-24
ラプンツェルの国- 小池房枝自由詩13*06-10-3
こばと、言葉のアナグラム- 小池房枝自由詩1806-8-27
次の季節へ- ぽえむ君自由詩14*06-8-21
一期一会- ぽえむ君自由詩9*06-8-20
がんばる人がいる限り- ぽえむ君自由詩9*06-8-19
地平線- 天野 碧自由詩306-8-3
明け方の街はセピア色- プル式自由詩7*06-7-21
もう夏なんだ- 山崎 風 ...自由詩3*06-7-12
隔離病棟- 暗闇れも ...自由詩5*06-6-22
乳房〜その1- 黒田康之自由詩306-6-21
疲労- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-29
踊ろう- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-29
悪いのはみんなあいつらのせいだ- 冒険野郎 ...自由詩1*06-5-28
神様よ思いどおりにしてください- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-27
虚しさを知っている- 山崎 風 ...自由詩4*06-5-24
休日- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-24
母想う- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-23
人は恐い- 山崎 風 ...自由詩3*06-5-23
チカチカ- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-22
あけがた- 佐々宝砂自由詩206-5-21
伏見港公園- 山崎 風 ...自由詩6*06-5-21
残光- 山崎 風 ...自由詩7*06-5-20
シケモク- 佐々宝砂自由詩3*06-5-20
幸せ召集令状- 山崎 風 ...自由詩5*06-5-20

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