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発車ベルが鳴ると
髪の毛が風に笑ったね
誤算だったね
脚の長い女の子の
脚が長くてきれいだったね
「栞」を「おしり」と読んで
男の子がはしゃいでいたね
それはきっと僕だったね
 ....
黒い風を跳ね返しもせず
赤い光を吸い込みもせず
  彫り抜いた窪みには
  にびいろのあまみず

 ときには焼け石となり
 ときには氷山となって
 ひとかかえもする石が
   こころの ....
砂の上に
時をばらまいた
風が吹いて
時間が流される

帰らざる時の終わりに
横たわる
あなた

打ち寄せる波間は
遠き日の思いを映す

思いが心を焦がす前に
光よ
わた ....
おとこの乳首はさみしい ふたつの
わすれられた 夢のあわいに
ひらかれる とおい戦線
それを おんなの指が
不思議そうに つまむ
誰のものでない足跡が
泥のような海に向かっている
きっと
闇の生まれるところ、
果てと呼ばれる
光、奪われる場所の
刹那の真実を知りたくて

、対消滅
小さな声でつぶやく
今日も遠 ....
先端のあやふやな人が
細長い話をしていたので
窓をもち歩く人が
そっと窓をしめる
何かが入り込むように
何かが出て行こうとするから

わたしは遅い夏の陸橋
レタスが逝った日のことを話し ....
トロイメライ

トライメロイ

トとラの間に
2分後の世界の謎があると
5分前に確認されています。

トロイメライ

トイロメイラ

イとロの間で
告白した時に噛み締めた言葉 ....
電話のベルが鳴り
風景から影が消えていくのを見届けながら受話器を握る
「あなたは一万人のなかから選ばれました。」
声は筋繊維のように束になっている
間を置くことなくしゃべりつづける受話器を
 ....
異論を唱える者の口に
バナナを詰め
奇行をする者の足は
切り取って
蠢くバナナをくわえた馬鹿と
足の無い馬鹿
そんな世界に私は住みたい
そう思ったと言う幼稚園児の
目をぼくは見つめちゃ ....
僕が愛した人は地底人で

太陽を浴びるとどこかへ行ってしまうから

夜の公園で

地球儀を回しながら

夕暮れ時ってのは素晴らしいんだと語ってあげる
ぼくのもっとも尊敬する詩人は
F君である。
F君は現在ガソリンスタンドで働いている。
そこがどこであろうと
まるでそこがカリフォルニアであるかのように
真っ黒に日焼けして。

F君の詩を ....
凍てる指よ
  松井の骨折のように外野は
  草が深い
  ぼくの夕陽から伸びる野の球。
  眼球のようにやわらかいものが骨折している
  ぼくのさみしい眼球譚が
  そうして麦笛に ....
疑惑が影のように付き纏い
例え太陽が不実の濡れ衣を押しつけようとも
もはや私は何も云うまい

風のように草原を渡り
波のように寄せて行く
無口な一つの現象のように
ただ行動のみで
わた ....
目から鱗が落ちた
魚類ヒト科僕
だったのかなんて
泳げもしないくせに
死んだ魚の目は透明に濁って
魚屋には同類の眼差しが並んでいる
なぜ猫は魚を好むのか
の謎を解き明かそうと
繰り返し ....
天使の絵が描かれたキャラメルの箱に おれは
さそりを仕込んで男の子に渡す
男の子はキャラメルの箱の天使にそっくりで
おじさん、ありがとうとおれに礼を言った おれは
立てた人差し指を左右に三度振 ....
五月半ばの空は晴れ渡り
真っ暗な空に星と太陽が並んで光る
という風景を見るためには
大気をすべて消去する必要があるけど
そこまで無理することないわ
面倒だから五月闇で充分
まだらに曇る空か ....
紫煙揺らぐ萎びた一室に
それはある
アタラクシアと呼べるものではなくて
いったい何やねんと
問われると困惑して
その部屋の四隅にぼくを設置して
震えるのです
時と時との狭間には
置き去りにされているものがある

心と心の狭間には
忘れられているものがある

絆と絆の狭間には
隠れているものがある

希望と希望の狭間には
空けてはならない ....
  

そんなにくるくる回ってると
溶けちゃうよって

大丈夫だよ
あたしゃバターにはなりません

その頃六本木で
夜な夜な扇子を振っていたチブラさんは
今では黒門市場通りを疾走し ....
知ってる きみは
ぼくがあの果実を腐らせたこと
一度だって責めようとしないのは
何も美しくないことをしっているから



荒廃する天のように!



神が破水したバジリカで
背 ....
病床の月
おまえが照らしているのは
わたしではないね

波に散ることを望んだ
水葬という名の戦争
うたかたの戦場
犠牲は
多すぎた



零れ落ちる色、色
気が狂うための薬は ....
ママンが僕を殺しに来る
大きな拳銃を手に
銀色の拳銃を手に


小奇麗な喫茶店であなたは突然の告白をする
「俺って童貞なんだよね」
人生の先輩である貴方は
どうしてそんなに悲しい眼をし ....
今宵三日月に
金星が近づき
かの異国の旗が
夜空に大きく浮かんでいます
もう少しで
ぼくは
ぼくについての無知が
分かりそうな
気がするので
暗やみの中
きみを裸にする

不完全なきみが
ぼくを見ている
不完全なぼくの
わずかな感 ....
現状は、何一つ変わっていないことを知った

今生きてるということしか
現実ではないのだと


存在してるということは
存在していないということにもなる


カレイドスコープの空 ....
憤りさえ吐き出せなくなったのが
一体いつからかなんて しらない
獣のように直線上で叫べない
だから きみに聞こえない

余命二ヶ月のこどもが
弟(か妹かはわからない)の息づく
母親の腹を ....
嫌い

いった


夢の
中で

朝の
窓に
映る
景色に
誰かが
勝手に
雨を付け加えた

その雨と君の流した涙の量は比例する

動物園は
人がまばらで
 ....
言葉を逆立ち、させてみても
結局、詩にはならなかった
考えてみれば当たり前のことでも
泣いている自分は誰、なのだろう
逆立ちした言葉は、はらはらと零れて
何でもないもの、になってしまう

 ....
許せなくて許したくて許されたくて

明暗が循環する夕べ

狭間の世界で気付いたのは

僕は人間なのだといういまさら

渦巻くエゴを 薄皮一枚の下に折りたたんだ

どうしよう ....
疲れた、と

至近距離から
鼻毛ロケット
発射
安い惣菜
しこたまのお土産

寝る間も惜しんで
発射
紙に文字を書くような音で
バス到着
疲れた、と

乗 ....
THANDER BIRDさんの自由詩おすすめリスト(577)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
(´・ω・`)- たもつ自由詩18*06-5-17
庭石- 信天翁自由詩106-5-17
砂流歌- アマル・ ...自由詩1606-5-17
そろもん(哺乳類の話)- みつべえ自由詩1506-5-16
波にむかう足跡、僕のものではなく- たりぽん ...自由詩14*06-5-16
逝く、レタス- たもつ自由詩10*06-5-16
トロイメライ- ブルース ...自由詩206-5-16
- セイミー自由詩506-5-16
雲泥の差- 自由詩206-5-16
何か新しいことを- 如仁自由詩106-5-15
F君に捧ぐ- ZUZU自由詩1106-5-15
光臨- 天野茂典自由詩1106-5-15
伝説- きりえし ...自由詩9*06-5-15
魚類ヒト科僕- 美味自由詩3*06-5-15
巡礼- ゼッケン自由詩806-5-15
さみだれ- 佐々宝砂自由詩7*06-5-15
この雰囲気- 自由詩106-5-15
狭間- 自由詩2*06-5-15
豹、その速さで壊れるな- AB(な ...自由詩406-5-14
グロリア- なるせ自由詩206-5-14
やまい- なるせ自由詩106-5-14
おっぱい- 虹村 凌自由詩4*06-5-14
異国の旗- 遊羽自由詩3*06-5-14
ぼくについての無知- むらさき自由詩14*06-5-14
カレイドスコープ。- 空児自由詩106-5-13
飽和する脈拍- なるせ自由詩4*06-5-13
君と動物園- ケンタロ ...自由詩206-5-13
逆立ちの位置- 霜天自由詩306-5-13
『循環する夕べ』- しろいぬ自由詩206-5-13
豹、その速さで壊れるな- たもつ自由詩5*06-5-13

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