すべてのおすすめ
 固定された都市。流入する者と流出する者。
その背中には皆一様に大きな鳥のくちばしが
あり、そして光沢がある。鳴くわけではなく、
また、捕食するわけでもない。ただそれは背
中にあり、そ ....
ひとはみな
さみしいひと、なのです
おんなのひとは
心の慰みに 明るい色と楽しい柄で爪を華やがせ
さみしい心が賑やかになった気に なりたいのです
埋まらない心の物悲しさを知って ....
眠り姫は現実を見たくなくて
森の外れに住む魔女から小瓶を貰い、飲み干しました
紫色にキラキラした小瓶の中にほんの少しの眠り薬
決して何年も眠れる様な量ではなかったと
火あぶりにされた魔女は泣き ....
壁に掛けられたピアノの旋律
打ち寄せ返す波のような心地良さ

雨上がりの夜空は憂いを帯びて
流星群から一つ離れて泳ぐ

ボクはナニヲすればいいの?

一匹狼にバウリンガルを使うとこう言 ....
ひまわりの種を食べた
 20粒食べればいいのに
  袋にはもうない
   蒔けばよかった
    庭へ
     そう思いかえしても
      淡白な胸のむかつきは



 誰が ....
金色包み紙 たくさん抱えて
お金だと思える わたしは 幸せ

大好きな歌だけ 永遠にリピートする
青色ばっかり 追いかけて

愛のことばなど 取るに足らない
老舗の焼き鳥屋には気の強い妻と
やたらに人のよさそうな爺さんが目尻を下げて
火鉢の上に並ぶ焼き鳥を丹念にまわしている

妻は若く 爺さんは見たとおり年老いて見えるが
本当は逆で 爺さんが若く ....
もったいないような こんな 日  見るに堪えない
もう限界なのです
あたくし


晴れやかな笑顔の他人を
少しも憎いとおもわずに生きていくことの
むつかしさ

本音を少しだけこぼして
申し訳なさそうにすがっ ....
東京ドームのまんなかで腰をふったよ、わたし
観客5万4千人 全世界同時ナマ中継
相手は神さまだったから わたしもすごく真剣だった
わたしは処女でもなんでもなかったから
前に寝た男たちは全員、シ ....
横顔しかない女の人が
土木事務所の壁に
縦書きの落書きをしている

ビニル袋いっぱいに
梯子を詰め込み
狭い路地を走る子供
その影の跡を
母親が掃除しながら
やはり走る

隣 ....
針で突いた指先から風が滲む
そこから綻びが生まれ
体が糸になって{ルビ解=ほつ}れていく
傷口には絆創膏を貼って
巧く隠しているつもりだけれど
私の体の中は思っていたよりも
ずっと黒く ....
 夜

煙突にのぼって
覗きこんで呼吸したら。

まるで壜笛みたいに
ほうほう と響くさ


 街中に僕らの、底抜けに深い
ふかいかなしみが伝って
 犬がこたえる
 靴が家出 ....
 手のひらになじんだ約束は 紅茶が来る前に冷めてしまった
 切り刻まれた家族写真 バス停のベンチの下に散らばって
 あつめても元に戻らない 砂塵舞う風に消えた


  ....
UFOをみたわ
妻がいうのを
信じてあげたいので信じる信じれば
信じよ
たとえそれが
なすびの形をしていたとしても

こたつのなかで
足の指で会話してたのは
ケンカしたての若い頃
 ....
ホントの詩を語りに
風のなか 集まろう
みんなが いっせいに
この指 つかんだので
ぽっきり 折れちゃった
 わたし わたし!

私は わたし わたしは!と
主張したがる 私なのだが
わたしは 小さく わたしは 未熟な
ただの土くれ
それに過ぎない

私は わたし わたしは!と
叫んでいた ....
おさなごの
目線の高さは
たんぽぽ の ほわたの 高さ

そっと 吹いて
あおぞらに
限りない ゆめを 飛ばす

やがて成長し
目線は
志と共に 上がる

スカートの裾 汚さな ....
よいしょ
よいしょ

よいしょ
よいしょ

ちいさく
ちいさく
そよかぜが
きこえる

よいしょ
よいしょ

よいしょ
よいしょ

かぜが
ささやいている


 ....
蓮の花に
灰色の虫が
はり付いている

東から
日が昇るころにはそれは
干からびているだろうに
必死な鈍行路を
否定せず
飄々とある

フランスには
不正を許さぬ検事がいたが
 ....
「樹を」
折れてゆく私の直線をめぐって溶け出す樹々、の泳ぐべき海の直線。泳ぐのは海、ひらくのは海。樹の斜線は海を分解して新しい樹々の斜線を生産する。いくつもの遠さに囲まれながら樹はかわくのをやめない ....
一寸の安らぎに
耐えかねて
毒を飲んで吐き
もだえる
仏門の前に立って
拝んだりしてみても
卑猥な美しさに見とれ
煩悩と野蛮にふける
しつこい奴には平気で眉をしかめるし
腹の立つこと ....
魚みたいな
洗濯バサミで

つまんだ
テーシャツ

アジトで 
湿っているのに

どこか 涼しげ

昨日 相棒だった
ジーパンに

まだ 仕事かい?
なんて

 ....
揺さぶられ、られ過ぎて現世の枠組み
から、西洋の葦を解体する
人に在らざる者たちが
化石になった抽象を来世から見下げている
鳴らした心臓は高雅の指に触れると
夢中で
潰れるほど高さへ、たく ....
森のはざまの道に無数の
人のかたちの木漏れ日がいて
静かに立ちあがり招くとき
空はすべて木々になり
道は奥へ奥へとつづく


石の階段に灯りは無く
糸の光がゆらめいている
 ....
昔から怖かった

♪ボクの大好きなクラリネット
 パパから貰ったクラリネット

この歌はコワイ

♪とっても大事にしていたのに
 壊れて出ない音がある

象徴しているすべてがコワイ ....
?.

 隣の丸っこい車と空と
 くぎりもつかんわ おい
 
 馬にまたがったのが一昔
 鉄にまたがったのよ人ごみで
 血の暖かささあさあさあ
 ペトロールでパトロールでロッケンロール ....
 そばにいてあげるよ

 嫌かい?

 そう…

 なら 僕は旅に出るよ

 会いたくなったらメールして

 すぐに帰ってくるから

 おみやげたくさんもって

 すぐ帰っ ....
竹やぶ焼けた
死体が出てきた
竹の煙に燻されて
肉の良い匂いがした
警察の人が毛布にくるんで
運んでいた
うぐいすの鳴く木の下を
真新しいランドセルの小学生が
二人、三人と通ってい ....
ああ サンタマリア 僕は
あなたが神様であることしか知らないけれど
あなたは私を知っているでしょうか

ああ サンタマリア 僕は
あなたを信じるほどの希望も忘れたけれど
あなたは私 ....
THANDER BIRDさんの自由詩おすすめリスト(577)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
断片- たもつ自由詩806-5-1
ひと- きりえし ...自由詩7*06-5-1
いばら- 暗闇れも ...自由詩1*06-4-30
想像過程- 海月自由詩2*06-4-30
〜(ほにゃらら)女- 便乗鴎自由詩1*06-4-30
絶景- アサリナ自由詩3+*06-4-30
焼き鳥屋_ー_岡部淳太郎__・_服部_剛_ー_- はっとり ...自由詩5+*06-4-30
生きているのが- すぬかん ...自由詩206-4-30
隣の芝- 田島オス ...自由詩306-4-30
まな板本番ショー- ゼッケン自由詩1906-4-29
ジョーク- たもつ自由詩806-4-29
絆創膏から滲む私- 美味自由詩1*06-4-29
壜笛- 便乗鴎自由詩3*06-4-29
斜線の雨- カンチェ ...自由詩506-4-29
UFO- ZUZU自由詩806-4-28
そろもん(集会の話}- みつべえ自由詩606-4-28
我ら土くれ- きりえし ...自由詩9*06-4-28
腰のひみつ_〜たんぽぽ_の_まなざし〜- Lucy.M.千 ...自由詩6*06-4-28
そよかぜと涙と- 草野大悟自由詩6*06-4-28
灰虫想起- 半知半能自由詩1*06-4-28
啓示- 葉leaf自由詩19*06-4-28
無題- ミネ自由詩206-4-28
マイン_マリン- 砂木自由詩9*06-4-27
Computer- シャーロ ...自由詩106-4-27
午後と鈴- 木立 悟自由詩406-4-27
呪文- よーかん自由詩7*06-4-27
ブス・アチェ・ウノ・エン・ヌベ- 水在らあ ...自由詩6*06-4-27
僕の愛の形- 山崎 風 ...自由詩4*06-4-27
竹やぶ焼けた- たもつ自由詩506-4-26
サンタマリア_(神様の名前)- ベンジャ ...自由詩3*06-4-26

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