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柱に 「ゆるぎなくなりたい」
とかかれていたので
指でなぞっていると
重信房子みたいな髪の人が 近づいてきた
きっと この人がかいたのだ と思ったけれど 言わない
彼女が 砂の芽を ずっと指 ....
書く端から
言葉がもろい陶器になって
ぱりんぱりん割れていくので
どんなに壁にしがみついても
もう書けないのです
コンクリートは湿ったにおい
かび臭い指先から滴るインクでは記号にならない
 ....
nm6さんの「公園」に対する感想に呼応します。
nm6さんの感想:
  みんないなくなった後、また縄跳びを再開する女の子が浮かびました

呼応:
また何かを割りたいと思い
探しながら 跳ぶ ....
ほんとにあなたに会いたくて
阿佐ヶ谷とアムステルダムが 草続きだったら
走って行きたい と思います

足をとられるのは
たんぽぽのつるではなく
カマキリの白い糸で
血が流れると
あなた ....
川の向こう岸にあなたがいて
手のひらにちょうど収まる薄っぺらい石を
丁寧に丁寧に磨いています
わたしは何度も手を振りながら
早くこちらへ投げてよこしてと
大声で叫びます
そのたびあなた ....
吸い込まれていくのが見える見える過ぎ去った
いくつもの粒子を放散してやぁまるで星空のようだねと
星空を見上げながら隣の盲は何を言ってるのか分からない

少年は目を見開いて膝をいっぱいにした星空 ....
縄とびをする子を探していると
ピンク色のセータに 水色の縄で跳ぶ子がいたので
失礼して
卵を置きました
割れて出たのは 木屑です
カラス 雀 みみずく キリンなどが それを喰うので
「トッ ....
はらはらと舞う絹の流れ
おりるおちるゆらぐたおやかに

君は見ていたのかい
見てしまったのかい

あの時 僕は風に みとれていたから
よくしらないんだ

たしか、お昼過ぎだったよね
 ....
幻光音勝る神に重厚せよ焼香する翳り臭いは外耳に渦巻く神秘に激しい光振動を伴い触媒する躍動する精神に若輩或は若年妄想が透明な不透明を貫通したる恥辱の極み程自殺者の血液を薔薇に変え転生する我と我の子ら憎し .... 帽子の先から
玉の映像
ゆっくりと
重力に乗り

顔の岬
合羽の隙間
船で抉りとられた芝生へと

瞬間劇場
ふぉ と  ほと ほと

なにをすべくこともなく
なんのすべくこと ....
ドナウ川の交番脇を
飛ぶ石曜日をつんざいて
マンテンバイクのレッドロブスター号にて
SOON SOON SOON

高速道路の真下も真下
巨大ネオンも若々しく
田園地帯に屹立する
ディ ....
近しい人の部屋
近しい人の猫
正午 匿名な
正午


ワンルームの壁際の テーブル越しに
片隅の空
南南東に穿たれた網入りガラス
通り隔てるアルミフェンスに
迫り来る連なる家並みに ....
こうしていつもおわる。
いちにちがおわる。
ぼくにはありったけのなにかがない。
そうだ。ありったけだ。

それにしても
みながとおりすぎていった。
いや、とおりすぎようとしている。
ほ ....
夕方と夜の境目
湖畔の輪郭が紫色に曖昧になったころ
湖に身を乗り出し水平に手を伸ばすと
足元に流れ寄る無数の細かな波が
浮力となって
まるで
湖の上を滑らかに飛んでいるかのような気分になる ....
今日もカバンの中は真っ白の空気だけが詰まった
一日の匂いが底のほうに浮遊する
放課後の校庭から発情期の叫び
それが下校の校内時計
背中押すキミ 

道草が主食の若きベジタリアンは
胃がも ....
笛の音が滴る 波紋が暗やみに満ちてゆく
私は白く閉ざされ動くことができない
ほんの数ミリ 口から暖かい息が動くのを誰に感づかれまいとしているのか
視線が拡散し 霧の一滴一滴に乱反射する

私 ....
24歳 買い物にゆく
湿った月のような太陽の光の中

ラヂオ体操の帰りに見た
雨上がりのあさがお 

そこに行ってしまった 
8歳のはずの世界
今にも零れそうに
鮮やかなアサガオはゆ ....
膨らんでしまった
地球の半分の大きさになった

わき腹に インドネシアがささるし
南アフリカからドイツまで腕をのばすと
陽が射さないと 苦情がくる

こんなに大きくなったのに
考えるの ....
くもりはじめたビンの栓 外されている 満たされていたものを解き放つ 限りなく無情に近い一瞬間 カレンダーは勝手に増やされている 三十二日 不規則に曲げられた針金の名残を思い放り投げれば晴れの日の憂鬱に .... サヨ なら、
サヨ ?

ストロー噛んで
西日が浮いて
中指はヤニまがり

ぽ ろ
灰がテーブルに 

いっそ 君に針でも
刺さっていたなら
ぬいてあげれたのだろうけど

 ....
夜のお茶は、つめたくて、うまい。
夜の話はまた、とりとめがない。

夜の部屋は、シーンと更けていった。
箱根にも、熱海にも、詩は無かった。

まだ起きている二人の声は,落ち
顔は青い。そ ....
孤立する、空隙 の、脅威 [組み合うことのない手と手] 凝縮する 太陽 の 欠片 [死はヒトの子供と共に] 有害電波 の 水面 蛾 の 死骸 から 立ち上る ひとつの 囓る ともがら [動輪 が 領域 .... http://www10.big.or.jp/~akagi/flash/index.html#


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この詩を見るのにはフラッシュプレーヤーが必要です。

 ....
わたしたちさいしょの十年で永生には疾うに飽きてしまった。


心臓がことことと鳴る。ハロー、ハロー。はじめに頬に落ちた雨が恩寵のようだったことをまだおぼえている。産まれてすぐ吐瀉物のように泣き出 ....
お金があるひとも ないひとだって
みんな
一斉のせ で 口をつぐむ
どうなのよ、どうなってんのよ・・・と

名前が付けられぬまま
もう何十年と 放っぽらかしで
明かりも射せない ....
としゃっ、としゃっ。
雨ではないものが降っている中閉じこもる膝
肩にもたれる自分の頭 とか、
不自然なほど換気されていない部屋の中の一部
とりわけ日々の苦痛より前 ぬくもっているそのものが
 ....
なにもしないひとになってなまえはてんでに好きなのをお
たがいにえらんでちょっとだけいいこいいこ、って撫でて
もらってから投げ捨てられたい それかスープの具になり
たい 歩きながら食べられて捨てら ....
駅前で冷蔵庫が名刺を配っていた
私も一枚欲しくて列に並ぶ

冷蔵庫の中が無性に見たくなって
ドアを開けようとすると
少しムッとしたみたい
ガサガサ音をさせる

もらった名刺には冷蔵 ....
ルールーと悲しい音を立てて回る歯車を引き止めて
唸っているゼンマイに電気を通すとそれなりに揺れている
動力に油をさしすべらせることによって加速は増す
近くの見知らぬ工場から無断で引いている電線の ....
大きな音に驚いては自分が他人だと気付きました。濃厚な日々のせいにしてまた屋根裏に隠れました。
どうしてこんなにも幸せになれないのだろうか本気で悩んでから すこし眠りました。
どう足掻いても変えられ ....
nm6さんの自由詩おすすめリスト(363)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
間際- 山内緋呂 ...自由詩303-10-11
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仮縫い- 湾鶴自由詩1*03-9-2
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