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始まりのない折衝が
握られた手の中をさまよう
静けさの折り目が分かれてゆくときの
小さな軋 ....
すでに
半月の爪に
とまるもの三種、
触れずに。
立ち昇り
....
始点。
ここまで
刻むために
縁取られた
楕円の音の波頭
....
省かれる泉
稜線を寸断して
すぎる罫線の群れ
砂を踏、むたびに
....
音n
差 の
失 効 す
....
水の泡立ち
ゆれる音数の高さに
ふれない
内省が速すぎる帰路の
....
祈り と
と複数の 層に
たたずむ 一つの祈りの
音 韻を たなびかせて
....
声を
かけ て
声が 睦み合う
目ざめの息を
....
ゆれる葉の
一枚が
ためらうように
消 ....