寂しがりやの人格は
寂しさを乗り越えるためのもの
生まれてきた日
愛に溢れていたことを
ただ思い出すだけ
臆病な人格は
おそれに立ち向かうためのもの
小さな手足をして ....
おはようございます
今日のあなたの朝食はコーンフレーク
栄養バランスがよく
食欲がない時だってさらっと食べられる
一日の始まりにぴったりです
数ヶ月前
とうもろこし畑の真ん中で
一人 ....
2億5千万個の眼球の海へ
君はボートを漕ぎ出す
オールで眼球を叩く度に
そのひとつひとつが
グリグリ音を立て
歪んだ眼差しで君を見つめる
見つめる眼球に映るのは
どこまでも青い空 ....
そこには絶世の美女が立っていた。不覚にも心を奪われ、15分もフリーズしてしまった…今まであらゆる国の美女の視線を独占し、フリーズさせた事は腐る程あるが、俺がフリーズするなど産まれて初めてであり、 ....
闇がりに篝火
青き指先
其処へ伸ばせど
残り香も無し
泡沫を追う
夢に喰われた
彷徨い人
自分の投稿した作品にポイントが入ると、嬉しいです。
それはもう、半端じゃなく嬉しいです。
一応は「良い」という証としてのポイントであります。
しかし、「頑張れ!」だとか「仕方がないなぁ」だと ....
僕は感じる君の気配を
弓なりの曲線は
甘い咳払いひとつ
それは涎のようでもあり
差し出した僕の人差指に乗り
鳥かごから出ようとする可愛い小鳥
胸一杯の期待感に
ひ弱な翼を震わせて ....
詩に関するハウツーものは結構あると思います。
でも、このサイトの凄いところは「感想の書き方」まで伝授してくれるところです。
それから、スランプに陥ったときの対処方法まで♪
どなたかにより既に ....
何だか最近こんな感じだね
ちょっと手を伸ばせば
君の優しさに触れられるのに
何故かためらってしまう
あのゲームと一緒かも
無数の穴凹から僕のあたまは
勢い良く飛び出しては
怯えた ....
久しぶりに自転車をこいだ
思いのほか重くって
にわかに
ふくらはぎが
注意報
堪え
堪えて
焼鳥屋を目指す
男ふたり
「とりあえずビール」
と
....
腰の曲がった老婆がひとり
大雨の中を歩いている
両手を鎖に繋がれて
重い足枷を引きずりながら
濡れるに任せ歩いている
彼女にも愛は確かにあった
独り暮らしの雨は寂しい
愛は何処へ ....
奴は
山に登るのだ
そう言っては、ニコン党のくせに
私のオリンパスを借りに来る
高山植物を撮るのだという
いつも汚い日焼け顔をしわくちゃにして
稜線を越えていくホシカラスの夫婦
....
夏が欠けていきます
溌剌とした空の滴りを
濃厚な季節が吸い尽し
あとはさらさらと乾きゆくだけです
さっきりと出た月の高さも
いつの間にか伸びて
変わりゆく時は
青葉さえ少しずつ朽 ....
君は覚えているだろう
君がはじめて掴んだ自由は
真新しい買ったばかりの自転車に乗って
得意げに街中を走りまわる事。
そして今
世間との関わりを君は海に投げ捨て
白い灯台すれすれを斜 ....
君は知っている
自らの命のはかなさを
自らの行く末を
生後僅か百八十余日の命
それでいて綺麗好きな君は
けなげに身の回りを整えている
与えられた僅かな命のために餌を食む
....
チャリンコ チャレンジ 1年生
チャリンコ チャレンジ 1年生
空色のチャリ走る走る
びゅんびゅん
街
風を浴びて
葉 ゆれゆれ
サワサワと静かに奏でる夜の始まり ....
君は芝生の上でバランスを取る。
一糸まとわぬ露わな姿で
豊かな乳房を宙へ向けて解放つ。
日差しは、もう秋の方に傾き加減で
夏の終わりを告げている。
時代の息吹を君は背 ....
やる気 元気 勇気
三気の馬に跨がって
毎日 駆けてく その様は
アポロンにも似た 凛々しさで
ほれぼれ すっかり みほれます
おうまは 時々 気まぐれに
そ ....
かくれんぼと言えば、
「もーいいかい?」
「もーいいよ!」
と言うのが当たり前である。
けれど、私の時は違った。
「もーいいかい?」
と言われ、
「もーいいよ ....
真昼の公園で
全身、汗にまみれながら
ジョギングをしている人がいる。
両の手に
ペットボトルを握り締め
汗に濡れ、体に張り付いたランニングシャツから
鍛えぬかれた筋肉の動きが感じられて
....
僕のノートパソコンは頭が良くて
いろんなことをスマートにこなす
僕が逆立ちしたってできないような計算とか
僕が覚えていられないことをいつまでも覚えていたりとか
ゲームとか、OpenGLとか、簡 ....
僕はいつでも
丸いから
君は僕の襟足を鷲掴み
えいっとばかりに
放り投げる
どんなに空高く飛んでいっても
僕は君の胸元に ふらり舞い戻る
それが僕の愛 ....
熱帯夜
海の底を泳ぐ魚の夢を見る
深い蒼をさ迷い泳ぐ
色とりどりの魚と
変な足取りで海底を歩いてゆく軟体動物
煌く水面は遠く
まるで海の夜に迷い込んだみたいだ
光さえ ....
山からおごそかに下りてくるベール 鳴き交わす鳥たちと静寂
朝露を飲んだ少女が忘れる過去 乾いた南風に匂うクスノキ
自転車で行く小径 素足で渡る清冽な流れ
笑顔 拭われるかすかな涙 遠くから聞こえ ....
ネットという媒体は、批評には不向きである。批評の形式の問題ではなく、この媒体の特殊性がそうさせるのである。匿名性が極めて高いこと、垂れ流し的になり易いこと、広く公開され、即座に反応出来るだけに、余計な ....
俺はナイフを持った狼面の羊だ
今から羊の皮を剥ぐ
けれどその羊も狼面してやがる
だからって俺はやめないぜ
羊の群れを泳ぐ
それはまるで川のようさ
羊たちは狼面の俺を
よく見抜いてる
....
朝、目覚めると妙に冷静な僕だから
君との将来についても
じっくりと話せそうな気がする
だけど、陽が昇るにつれて
「まあ、いっか」
そんな気分の僕に戻っていく
陽が暮れて夜になれば
....
電車を待つ人々が
いっせいに
携帯を開く
今日の株価を確認する
プロ野球の結果を確認する
誰かとの 距離
同胞メール
という
機能が嫌い
いっせいに
私の孤独を送信する ....
かくれんぼはきらい
とくいだから
かくれ切る
自信があるから
ひざを
抱え息をひそめ
草の
こすれる音を聞く
わたしは
どうなっちゃうんだろう
って
思いながら眠 ....
余韻を残したまま
壊れたグラスを見て
あたしは嘲笑った
ざまぁーみろ
あたしの頭の中で
延々と繰り返す
あの音は
しっかりこの耳に録音。
これを、証拠としてとっておきたくなる ....
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