ニートとニートと
小鳥が鳴くが
意味無し芳一
知らん顔
モラルの崩壊
ハラスメントを食い過ぎた

腹の虫を殺したの
次は私の番かしら

バンカラ今朝から 空威張り
威張りだした  ....
ビョーキ

アイデンテテェ
狂気
喜び
エデン
楽園
地獄
個別
ツナガリ
孤独
精神的恋愛
肉体的恋愛
アキラメ
希望
絶望

空白
白濁
煙草
珈琲
 ....
青い空から、紅の空にかわる
僕たちは照らされながら、ゆっくりと歩き始める
川の近くで君はふっと立ち止まって

「話したいことがあるの」
そうい言って、ベンチに座った
僕も、当たり前のように ....
悪気などないのだから
だから尚更
優しいあなたは嘘つきになる

誰をも騙せなくて
自分を騙すことではじめて嘘つきになる


それがたとえ取り繕いの仮面であっても
優しいあなたは
 ....
生まれてきた事に意味などない
必要とされないまま育ち
悲しみしか拾う事しかない過去
僕はこんな世界に生まれたかった訳じゃない
この手で何かが変えられるとすれば
そう思っても脚に絡みついた鎖が ....
俺たちはこの店で
傷付き疲れた翼を休める
階級闘争のなれの果て
ビートのうねりに身を委ね
蒼い時を巡る旅人
ボゴタからカブールへ
黄色の花粉
草原の闇に紛れ
幻覚の楼閣聳え立つ
それ ....
何を忘れたかったのだろう
街に一つしかない小さな駅で
男は窓の外に向かって手を振った
無人のホームでは鉢植えに植えられた
カモミールの花がゆれるばかり
やがて男を乗せた列車が発車すると
駅 ....
背中に組み込まれたプログラムが静かに動き出す

螺子が音を立てて動き出す
体内で何かが変わろうとしている
生まれる前からの記憶が蘇る、今
僕の心はもうすぐ消えてしまう
今までの思い出を振り ....
死ぬのが怖くてもそうそう死ねません

指の骨折ったぐらいじゃ死ねません

受験戦争落ちた滑った死ねません

最後の一葉ごと木も倒れて死ねません

ハンガーで首を吊っても死ねません

 ....
人は時に狙われて
ものみな静かな夜の中
時という
まだ固まっていないコンクリートに
自分のしるしを残して
ブランコの音だけが

コキー

コキー

時に思いを馳せたとき、
夜だ ....
ひとつ ひとつ

赤茶けた{ルビ楔=クサビ}が打ち込まれていく

うなだれた{ルビ咎人=トガビト}は しかし呻きはせず

静かな眼差しで運命を見遣る

十字に伸びる血錆びた鉄塊

 ....
雫 の 湯 夢 に ま か れ て 初 夏 の 下

し ぼ ん で く 線 香 花 火 と ビ ニ ル 傘

崩 れ 落 ち 土 砂 降 り ご っ こ も 今 の う ち

傘 ひ ....
ヒトは、自分の人生に休みをいれることをしらない
(なぜって??)
今までの人生の歯車が壊れてしまうから

学校は休むことをきらうから
仕事場は休むことをきらうから

(ちがうちがう!)
 ....
座っていた椅子が壊れ
ふつふつと怒りがわく
砂の上の安らかさはやはり
何の根拠もなかったようだ
思い返して安堵がひろがる
太陽が昇り沈むように
われらの生が没落し
廃れいくことの歓喜
 ....
「かえして、ねえかえしてよ、あたしの世界。」
ばらばらになったのは、
あの日、
窓から自分の身体を放り投げたのは、
わたしたちという、世界そのものである。

あなたは、
蓬髪をさかだてて ....
いくら言葉を連ねたってキミには届かない
諦めた瞬間から何も沸かなくなって
全てがビロードの闇に包まれた錯覚に陥った
このままでは見えない壁に心は閉ざされてしまう

ずっと一緒にいたはずなのに ....
張り詰めた空気の中で
深呼吸をしながら溜息を漏らす
窓から見下ろす路地の脇の
錆び付いた自転車のサドルに
視線を合わせる

凍り付いた言葉の奥で
脈拍を測りながら吐息を漏らす
しっとり ....
優等生のシンデレラは
舞踏会には行かなかったの


臆病な眠り姫は
北の搭の扉を開ける事はなかった


慎重な白雪姫は
林檎を口にしなかったし


人魚姫は王子様より
歌 ....
小さな音と共に白い羽根が折られた

静寂の空気の中狭い通路を前に向かって歩く
黒い布で目隠しされ足には枷を
両手を引く者の温もりが伝わってくる
風もなく音もなく裸足の足音だけが響く
何も浮 ....
込み上げてくる何か
押し寄せては私を浚う
思考を破壊する物体
螺子が外れたら止まらない
何度部屋を壊せば
この心は落ち着くのだろう
後悔しか残らないのに

左手首に付けた軌跡
これは ....
雨に降り込められた金魚鉢からみる世界は
刹那をその胸に刻印するように
モノクロームに沈もうとしている

埃っぽいアスファルトをひっくり返しにかえるの詩が
あめ あめ 雨と謳っている
コンク ....
さっきから君のことが
好きでたまらないと思っていたが
さっきより君のことが
好きになっていることに気がついて
こりゃもう仕方が無いので
風船みたいにいつか割れちゃうのかな
なんてのんきなこ ....
その女の乳房は
四月の桜のように満開で
うすももいろの
空にも恥じない明るさである
肌色は世界に開き
柔らかな匂いで部屋は満たされる

私は小さな白磁の杯で
そうして
お前の笑顔を嗜 ....
  イーサ・ダラワの七月の浜辺には
  遠い国の浜辺から
  いつのまにやら波が攫った
  いくつもの言葉が流れ着く
  

  嵐の後にそれを集めて歩くのが
  灯台守のワロの ....
押し寄せてくる波
セピアに染まらない記憶
誰も助けてはくれなかった
今でもフラッシュバック
華麗なダンスで私を慰めて

寡黙に待ち続ける憧れの日々
先に光さえ見えないけれど
空想でもい ....
色画用紙に一日の花を描くよに



夏服の少女の贅沢なアトリエは
少し柔らかなメイプルの
敷き詰められた木床の上で
重なるパウダービーズのクッションが
転がる足先まで受け止めた ....
すべてが終わると
その町にも銃を担いだ人たちがやってきた
彼らはこの国の言葉や
この国の言葉ではない言葉で話すものだから
町の人々はますます無口になった

少年は喧騒と沈黙でごったがえ ....
ピエロの「ぴ」は
ぴゅうって吹く風の「ぴ」

ピエロの「え」は
えーんっていう泣き声の「え」

ピエロの「ろ」は
色も形もなーんにもないロマンの「ろ」

じゃないことは解ってるんだっ ....
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