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ああ、太陽よ
きみが眩しすぎて
とてもつらいのは
今日もこの世の中を闊歩して
苦しむぼくを
きみが笑っているように
見えて仕方がないからなんだよ

ぼくは掃き捨てられてゆく
運命 ....
履き違えた破壊衝動にプラスアルファで誰かの肩書きが消えていなくなる
その言葉に騙されたのならば油断していた彼らが悪いのだ
編纂する余裕もない灰色の脳みそたち


暗号化された社会に押し込めら ....
 

意識を下方修正する
受け止めきれない諦めを海に投げ捨てて
優しさのような白波を蹴破った


どんなに叫んでも
摘み取られたらお仕舞いね
見苦しいから、見てみぬふり決め込んで
 ....
(わたしは 生まれたかったのだろうか)
(笑ってしまいたくなるほど高慢な嘘を)
(吐くことであなたは生きているけれど)


半分だけ満たされた胎内で目が覚めた
夢か現実か の判断は つかな ....
.
苦しいんだと思う
辛いんだと思う
悲しいんだと思う
それを本物と認識できないのは
わたしが足りていないから なのだろう
だって
確かに涙は出ているのだ

.
無理やりに引っ張り ....
死ぬ準備ならちゃんと出来ているよ
あなたを殺さない方法もわかっているよ
全てが本当なわけじゃないって気付いてるよ
あなたがわたしを愛せるはずないって知っているよ


それでもわたしが手放さ ....
{引用=『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』}

そうして流れ 流れてゆくのは
溢れて燻ぶる確かな存在
それをマボロシと戒めても
別に世界は変わりないというの ....
冷たいくちびるが薄く開いて
なにか小さく歌うのだけれど
柔らかなはずである旋律はどこか遠く
森の中に消えてしまっているようで
やけに静かだった

{引用=たゆたう水
呼吸を忘れる前に花弁 ....
星たちのリズムを失くしながら
わたしたちはうごめいている
ざわめきの中に生まれた街路樹と
暗闇を照らす街燈は揺れて
かなしくわらった

そうしてまばたきを繰り返す
途切れない人々のひ ....
あの子は夏に死んだと云う
漆黒の髪をしずかに垂らしていた、
あの子は息をなくしてしまった

ひどく鬱いでいたので
空気の奇麗な山奥へ療養に行った
しばらくは落ち着いていて
やさしくわらっ ....
夏は不透明だ、と思いはじめたのは
考えてみれば最近になってからなのに
ずっとそんな風におもっていたみたいな気がして
どっちなのだろう よくわからない

喉にペットボトルの冷たい中身を流し込む ....
なぜ、と
疑問を投げかけていたらきりが無いのですが
それでも脳内に渦巻いているそれらを
抑えておくのもどうも滑稽のような気がして
連絡帳を出すときにそおっと、
母の書いた言葉の後に慣れないボ ....
真夜中に子供は眼を覚ます、
覚醒する、息を止める
父親も母親も
今日はもう眠りについていた
いつもはもっと遅くまで
呼吸を荒らげているというのに

しん、と耳の中でなにかが残るような気が ....
平面的な世界で
とりとめもない海に落ちて
塩酸の刺激を浴びて
それでもいいとおもった

あなたの右の瞳に残っているはずの
硝子のかけらが今も痛いので
海岸線に伸びるガードレールに供えたあ ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
太陽よ- 笹子ゆら自由詩112-2-25
存じません- 笹子ゆら自由詩111-8-2
素肌に依拠する- 笹子ゆら自由詩3*11-4-25
揺さぶる生命- 笹子ゆら自由詩1*09-4-30
理解/解体- 笹子ゆら自由詩509-4-11
浅はかな絶望- 笹子ゆら自由詩209-3-10
クラムボン- 笹子ゆら自由詩1*09-2-13
オフィーリア- 笹子ゆら自由詩4*08-9-27
CITY- 笹子ゆら自由詩1*08-9-18
- 笹子ゆら自由詩5*08-8-16
不透明な夏- 笹子ゆら自由詩7*08-8-9
先生、質問があります。- 笹子ゆら自由詩14*08-8-6
夜のこども- 笹子ゆら自由詩11*08-7-31
融解- 笹子ゆら自由詩408-7-25

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