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 朝目覚む
 早き時刻
 妻に声をかく
 名を呼べど答えず
 名をもう一度呼ぶ
 目を開けず
 もしやとよく顔を見る
 もしやと閉じた
 目を開いてみる
 妻にっこり笑みて ....
夏の湖

やや曇る空を見上ぐるしばしの間魚跳びはぬる夏の湖にも

三上山かすむ彼方は雲おおくどこまでつづく湖のひろごり

人の身に災いおおくせまき門入りゆくごとく今日も歩めり
疲れいて午睡の妻の日焼けせし肌は日頃の伝道奉仕の

我妻よただ我妻よただ一人吾と共ゆき果つるまでもと

神に在り共に誓いて三十三年忘るまじその聖なる誓い
 汗をして坂道登り妻と共伝道奉仕の文月に入りぬ

 電気店扇風機をあれこれと昔に比べずいぶん安い

 紫陽花の水無月去りて妻の庭夏の草花春に敵わぬ
妻と伝道に歩く

午前は持病の為
病院に
蒸し暑い、しんどい
妻は一人で伝道に
午後は会衆のホールの
清掃に妻と行く
午後三時に終了
草刈りをした、ちょっとしんどい

四時から妻 ....
 昔の帯地や

 古着などを見る

 大和の帯には

 夢が宿る

 芸者や上?や素人娘の

 身につけた小物など

 妻が蚊帳の生地を買った

 二千円

 庭には赤 ....
 
 ピンクの薔薇が
 いっぱい咲く
 街角にある
 知り人の家
 雨上がりの板塀に
 枝垂れて

 うす桃色にそろった
 花が笑っているように
 川端の知り人の家
 今日は留守 ....
 「モンゴル」

 トルフト族の住む
 モンゴルの地
 あてやかな衣装して
 踊る娘達
 朱を顔にぬり
 帯をしめ

 砂地ゆく
 ラクダの列
 箱に詰めし荷は
 常日頃の品の ....
 歩みゆく

春の路
カタバミの群れ咲く
川ぞいの家
みどり葉もにぎにぎし

スイトピーもどき
可憐なる
小さな花つけし
野草、陽の光浴び

温かき日
タンポポは
野に ....
漂う時

 曇り空、4月の空
 春がいっぱい
 咲く花々
 一つ一つが
 あでやかに笑う
 乙女たち
 妻と私の庭は
 恋人たちで
 にぎあう

 ミントの束が
 テーブルに ....
春は車で

微風吹く
春の午後
曇り日なれど
折々に、陽は照りて
車は走る
彼女らは
病人の噂する
野山に緑の木々と畑
幸いなり吾らの日々
共に聖書を学び

見あぐれば
白 ....
 生け囲い、小さな
 妻の花壇
 春の花々は
 勢いよく
 そろいて

 青空に、光満ち
 そよ風に
 テント揺らぐ
 茶を呑むひと時
 春はたけなわ

 卯月、二人して
 ....
雲もなく太陽はえて春空に八幡掘に妻と来てみた

春の陽の温き陽だまり水流れ妻は心に何思うかな

陽は陰りふと歌詠わんと万葉の歌集をとじてペンを持ちけり

白き根に緑濃き葉の伸びし草水辺に在 ....
咲き出でて心が弾むとりどりの色なして群るる妻の花壇よ

青空に風と雲との姿見て今日は一日幸せになれ
友達

おまんじゅうが六つ
入った箱が届いて
この前のおかえしだって
吉村姉妹、妻の友達
クリスチャンの友人

今日は月曜日
テレビの家庭ドラマ
妻と共観ている
一五年前夫を亡く ....
 
 老いてゆく心の中に歌集あり神と歌とのかかわり探れば

 二千円懐中に在り今日は俺心の中に明かりともりて

 聖書の行弾みて口ゆ出でゆきて楽しき朝のわが心かも
讃美歌を謳い終えたり今日は晴れ陽だまりに75歳春

人類の悩みを思い心が痛む神に希望をしかと置くわれ

スコップをせっせと動かし庭造り妻の背中に春の温き日

眠き眼に午後の奉仕はやや辛しこ ....
春くれば妻といでゆき新緑の野に憩うらむその新しき世

えざし甚句の勢いに若い自分に返りおりふとつまおもう

妻と共指のふれあうひと時もいつも変らぬわれらが夫婦 
○冬日在居

メダカ動き、妻しきり歓び
めずらしや、めずらしや
と言う
正月、真冬なり、寒し、されど
外は、陽の光うるわしく
時は正午を過ぐ
しきり妻と共
何処へか出向かぬかなど談ず ....
九時前に坂本を出発曇りいて肌寒し厚着しており

年末の風さえ吹かぬ午後の道一つ越え京都へ行かむ

空腹を覚えつ辺りうかかがいて店などさがし並木道ゆく

曇り空車は多しわが心中これからのこと ....
京都は夕暮
伊勢丹に在り
妻の選ぶスカート・ワンピース
京の女はこまごまし
京の男は柔らかし
蕎麦を食らいて腹は満ち
疲れては柱による
入浴香料・携帯ボトル
などいろいろ買い入れ
街 ....
 辞書を誇る

吾は辞書を誇る
七冊の辞書を机上に並べ
喜ぶ
いつの日かこれらの辞書
自在に使い
わが使命を果たさん

辞書を誇るを
難ずる人あり
学を誇り、知識を偏愛すと
わ ....
 入り口にある絵
 赤いマントの人形
 妻が好む絵
 人形のように
 口の小さい彼女

 琴の音が
 響く部屋に
 エステルのように
 微笑んで
 紅の日傘を

 夫婦並んで
 ....
恋の流れ唄

こんな寂びれた
お店で
今夜も歌う
流れ唄
艶歌の歌手よ

昨日も今日も
歌うわ
流れに流れ
ぶきっちょな
バンドにあわせ

キャバレー・ナイト
男の
膝 ....
 
  夕暮れの喫茶店

夕焼けの陽の
 黄金色
 雲間に沈む
 湖の
 喫茶「シャレー」
 の窓ガラス

 キャンドル・ライトの
 ほのゆらぎ
 秋は去りゆき
  ....
一枚の絵

絵の中に数羽の鶏
楽しそうに
餌をついばむ

家の中に主人がいるに違いない
食事時なのか楽しげな
ハーモニカもきこえてこない

家の向こうには
畑が広がっている
 ....
 作庭に影うつりける夜寒かな

 咲かぬとも乙なる桜立ちおれり

 三人して紅葉並木を歩きけり

 赤き葉が夜空にはえて西教寺

  坂本・旧竹林院、西教寺
歌と句

みんな歌と句を作る私も沢山青い空低い雲

太陽が斜めから私を直射している

2百10円で2杯の紅茶が飲める懐中4百円

目前の高速を何台も車が広い窓いつもの喫茶

大きい ....
二人して酒を酌みかい見合わせて独酌相哀れむという

琴の音の行きかう部屋に酒吟して黒田節吹く尺八の音

今日は雨雨の朝なり一人いて古事書記を読む朝湯上り
メダカ、メダカ

メダカが卵を産んだ

妻が喜び声を上げる

メダカ、メダカ
恋月 ぴのさんの生田 稔さんおすすめリスト(138)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 生田 稔自由詩1411-8-2
夏の湖- 生田 稔短歌511-7-27
眠りいる妻をみて- 生田 稔短歌211-7-12
夏は来ぬ- 生田 稔短歌111-7-6
妻と伝道に歩く- 生田 稔自由詩711-6-12
午後の休憩- 生田 稔自由詩511-5-31
薔薇の咲く家- 生田 稔自由詩611-5-24
「モンゴル」- 生田 稔自由詩311-5-14
歩みゆく- 生田 稔自由詩211-5-4
漂う時- 生田 稔自由詩311-4-26
春は車で- 生田 稔自由詩111-4-19
春の空の下- 生田 稔自由詩611-4-12
八幡掘- 生田 稔短歌111-4-7
昼時の花壇- 生田 稔短歌111-3-29
友達- 生田 稔自由詩211-3-21
朝の心- 生田 稔短歌311-3-16
陽だまり- 生田 稔短歌5*11-2-27
新し世をのぞみて- 生田 稔短歌411-2-18
ー冬日双詩ー- 生田 稔自由詩10*11-1-3
ドライブ旅行- 生田 稔短歌511-1-2
京都の夕暮れ- 生田 稔自由詩7*10-12-23
辞書を誇る- 生田 稔自由詩310-12-17
人形の家- 生田 稔自由詩410-12-10
恋の流れ唄- 生田 稔自由詩3*10-12-7
「夕暮れの喫茶店」- 生田 稔自由詩5*10-11-26
一枚の絵- 生田 稔自由詩2*10-11-17
夜歩- 生田 稔俳句110-11-13
歌と句- 生田 稔自由詩2*10-11-9
朝湯- 生田 稔短歌210-11-8
- 生田 稔自由詩310-10-25

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