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 一週間も社会にでていれば金曜の夜には心がカチカチなので
 硬くなった心をすこしでも揉み解そうと長くお風呂に入って
 みる。電気を消してずずっと湯船につかって口と鼻との間に
 水面がくるよう ....
もうずいぶん昔のことなのに
最近になってもあけみは
僕の前に現れてきて
彼女はまだ
忘れていないらしい


        僕が彼女を忘れていないように
           それ ....
「あけみ」という女の子の話。
違うかもしれない。もしかしたら僕の話かもしれない。

あけみが僕のそばにいることに気づいたのは彼女の一周忌の夜
彼女にはとても好きなカクテルがあって
僕は供養の ....
他の女と遊んでるとすぐに怒って
そのくせ
中指を突っ込んでやると
悲しそうな声をあげながら
すぐに抱きついてきた
寄ってくる女を全部食ってた頃の話
たぶん好きじゃなかったと思う

包丁 ....
美しい花が咲くよ
飲み込めないものを置き去りにして
美しい花が美しく咲くよ
思い出を糧に
忘れられた形を残して
美しい花が咲く美しい夜に
僕たちの魂は震えているよ
僕たちの魂は淡雪のよう ....
いつからか
芸術は俺に夢を見せ
俺の思想を操り
こり固めてしまった
芸術は素晴らしい 芸術は素晴らしい
って
誰も芸術なんて糞だって教えてくれなかった

芸術だけじゃない
なにか素晴 ....
かのん、は
「入院」がだいきらい

だから高熱で白目をむいて
こんなにも
「あつくてさむいよお」ってふるえているのに
「いきたくないの」って
ベッドから起き上がっておかあさんにしがみつく ....
みんな内側で作られてきた
おなかの中の住人だったの
駅にたくさんの人が歩いているけれど
全員が妊婦から生まれたの
ブラボー
脳みそが痛いや
お母さんから生まれたんじゃなくて
妊婦さんから ....
<雪見カンガルー>

どうしても雪の白に溶け合わない
自分の体を恨めしく見下ろすと
袋の中で子供たちが
凍えながら見上げている



<嫌がるラクダ>

ラクダのコブは脱着可 ....
 
   春はやってこない
   夜行列車だ
   海へ
   一点の海へ
   いくつものトンネルを潜る
   トンネルの向こうは雪だ
   房総半島ではもう菜の花が咲いてるだろうか
 ....
遠く、遠く、遠い場所で
何かが揺らめいている
ように見えるんだ
そして消えるんだ
追いかけないんだ
そこにいるんだ

交接、の前の
寂しさが好きだ
触れる直前の、一瞬の孤独
 ....
  

   あまり淋しいから
   ひとりで寝ている
   
   午後15時10分の憂鬱
   外は晴れている

   これから風呂にはいる
   温もればいい

    ....
鈍色に、はぐれて
まやかしの夢を見る
空の重さに耐え切れず
落下するものを/

(そは、ありなんや

/握り締めて
熱の、かけらに酔う

鈍色の、底
契るべきものなく
 ....
ふりかぶって

いっしょうけんめい なげたものは

とどかず

こいしを ほうるように

なにげなく なげた

そんなものだけが

とどきます

ふしぎですね
あけましておめでとう
そして僕たちはそのように死んでいく
あけましておめでとう
死んでいくのではなく殺されていくのだおそらくは
お互いに
殺されあいながら
あけましておめでとう
生き ....
−前略−
おぎゃーおぎゃーおぎゃー
・・・嗚呼、生まれた。第一児女の子だ。
出生届けを出せばお金がもらえる。
名前を決めて出生届けを出せば、今日をしのぐことができる。
今日を生き延びれる。
 ....
膨らむね ふくら胸 吹くラムネ ふ 眩む ね 

ふくふく むふふ くねくね ねらら

むらむら くらくら ふらふら が頑

音くら 服 ふむ 船 くむ くふう ほ張る らく 

ふむ ....
 

 ちこそしいはき くにまのりもみらせ たすと かなひ てさんつ
 くちせせん くちせせん にゃも くちせせん
 に そちみ とにみき もん ちこそ ぬ
番号で
管理されても
輝くものは
輝いている
どっちなんだろう

俺はわからないと友達に言いたい

携帯電話のメールで『ぜんぜんわからない』とメールでスカイメールでせかいの全員に返信

メールでスカイメールで、全員に。せかいに。

 ....
窓辺にいる子は
みんなふるえて
綺麗という字を
こわがっていた



だって
かまきりみたいだから
どろにまみれた
クッキーを踏んで
きみははまた
いつものあしたに
もどってゆく
のです

いとおしいかけらは
そのたびに割れて
ふえつづけ
かぞえきれないほどになると
ありにはこ ....
性交の時のあえぎは
どこまで聞こえるのでしょうね。



かなしみや
よろこびや
いとしさは
どこまで響くでしょうね



知って伝わって
心っていわれてるものの中で
精錬 ....
矢野顕子を口ずさみながら
ヒールのコツコツの月を
連れて帰る

つらい分だけ吐き出した
あなたは楽になっただろうか
つらい分だけ黙り込んだ
私はどこへゆくのだろうか

もう二度と ....
洗濯を干しているときにパンツが見えないように心を尽くす

掃除をしながらついつい言葉について考えてしまい
「いやらしい」と思う

朝の散歩をするおじいちゃんににこやかに大きな声で挨拶をする
 ....
a




せかいは、ぼくはここにいるの
だいがっしょうでまるでしんでいるようです



あまりにこえがおおすぎて、
もうききわけのつかないのです。



あれはだいすき ....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい

貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい

高波が何でも持っていこうとするからこわい

クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい

あが ....
リリイは寝そべって
太陽を見ていました





   暑
   い
   夏
   の
   日





           (でも平べったくないよ?) ....
さかなにはさかなの
けものにはけものの
くらい、影があって
さかなにはさかなに
けものにはけものに
それぞれのくらしと
それぞれのねむりが

境い目の波に
夜の月明かり
揺 ....
青いかーてんに囲まれた
くーらーの部屋にて
四角い窓の外
蝉時雨の飛び交う青空の向こう
うっすらと流れる雲の傍らに
君の咲かせる笑顔や
ふと うつむくさびしさを
想い浮かべ
今日の  ....
とうどうせいらさんの未詩・独白おすすめリスト(250)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
器。- マッドビ ...未詩・独白1205-4-9
すべての世界はつながっているというのに- いとう未詩・独白1105-4-8
- いとう未詩・独白17+05-4-8
あけみ- いとう未詩・独白1505-4-8
美しい夜に- いとう未詩・独白18*05-3-30
薄くなってゆくね- span未詩・独白2*05-3-17
『かのん、の、「入院」』- 川村 透未詩・独白30*05-3-13
マーカー- サダアイ ...未詩・独白705-3-9
動物園_2- いとう未詩・独白10*05-3-7
春よ- 天野茂典未詩・独白205-3-4
セックスの話をすると腕が痺れるのでセックスの詩を書こうと思う- いとう未詩・独白12*05-3-2
アフリカへ- 天野茂典未詩・独白605-2-27
水平線の濁りについて- いとう未詩・独白6*05-2-2
ふしぎ- こむ未詩・独白5*05-1-3
2005.1.1- いとう未詩・独白3505-1-1
拝啓_お父さん_お母さん_様、長女めぐみより- めぐみ未詩・独白8*04-12-14
(ふねくらむ・がんもきばるち)- (1+1 ...未詩・独白3*04-11-12
たぶんどこかで_きいたことあるうたです- (1+1 ...未詩・独白1*04-11-5
ナンバリング- いとう未詩・独白504-11-4
ダブルスタッカート- 馬野ミキ未詩・独白8*04-11-4
ノート(綺麗)- 木立 悟未詩・独白604-10-7
クッキー- まりょ未詩・独白204-10-5
贈呈- フユナ未詩・独白11*04-9-27
うさぎラーメン- 石畑由紀 ...未詩・独白1404-9-24
あなたは私の本心を知っているというのか- 初代ドリ ...未詩・独白16*04-9-23
つたなうた- フユナ未詩・独白13*04-9-10
海はこわい- ふるる未詩・独白43*04-8-31
交差点のリリイ- いとう未詩・独白1004-8-30
シルエット- いとう未詩・独白26*04-8-18
暑中ノ恋文- 服部 剛未詩・独白4*04-7-21

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