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太平洋戦争のあと
海底に眠り続ける
たくさんの機雷と
ともに朽ち果てた
駆逐艦は大海のひとかけらとなって
ゆったりと深く沈んでいる
真夜中の月は
もはや永遠に
届かない光となっている
　.... そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には

夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに

旧来の知人から
感謝の手紙が届い　.... 世界のずっと東にある農村では
もっと西の都会よりも早く
夜明けが始まっているはずなのに
朝を待ち続ける
不思議な潅木がある

　　　　　　　　　　新緑が芽吹く軟らかい音が聴こえる
　　　　.... 真夏の青空を
吸い込む
くちびるから
生まれる蝶の
羽根の色は
南太平洋の耀く
海の色よりは
ずっと淡く
抜けるような天空の
青空の色に近い

在りし日の情熱からは
傍らで誰か　....

松岡宮さんのりゅうのあくびさんおすすめリスト（4）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
海とSINK	- りゅうの ...	自由詩	7*	15-4-4
君の微笑みは世界の何処かに	- りゅうの ...	自由詩	27*	14-9-23
僕らの朝が生まれる潅木の近くで	- りゅうの ...	自由詩	9*	14-5-5
蝶はくちびるから生まれる	- りゅうの ...	自由詩	11*	13-7-9

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