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踏みつけた木の葉の裏に隠れてる虫さえ愛せるくらいにひとり


冷房のファンに揺らされ落ちる葉のむなしさだけは凍り付いてる



あの雲にかかればあの葉の色だって一撃なのよ だからわたしも ....
  

  放課後の静まりかえった女子トイレ金魚が一つ産み落とされる

  揺れ動く尾びれ背びれに滲む跡肢体をつたう金魚群

  奔放に泳ぎまわるや体内の水槽覗き金魚と目が合う

   ....
色褪せしカエルの背をなでやりつ人差し指はものひきつらす

日暮れれば花弁を閉ぢる花と知らず植ゑてよりわが昼は呪はれ

土くさき夜気につつまれ甦る記憶くるしくのびる根のごと

街路樹の根の垂 ....
一束の薔薇を奪ひし通り魔の手にぎちぎちと青き棘立つ

花を剪るしあわせな朝よそおひて茨に髪をからめとられつ

「ともしび」と「かなしみ」似たり真夜中の明るき窓の下に黄の薔薇

にくしみを誘 ....
白糸雅樹さんの短歌おすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
だからくもった空は嫌い- miky短歌12*05-7-17
赤い月- 容子短歌1703-7-16
人差し指- 渦巻二三 ...短歌903-7-14
薔薇- 渦巻二三 ...短歌203-7-14

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