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夏の小径の
林の陰へ
鬼やんまが
すぅと消えていった
エメラルド色の目をして




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
時には
空っぽの 胸
ひとつたたずむ
けれど思い出せば
宙に星々が光り始める




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
どこに転んでもいい
生と死を思い
絶望を失ったから
涙の夜に
ほほ笑む




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
この大切な
悲しみ
無言に
ほどける
ほほ笑みの結晶




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
銀河の岸で
小鬼の私
星の亡骸に
歌を歌う
「さようなら ありがとう」と




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
月光へ
進む
私の闇は闇か
闇に聞く私
答は闇のなか




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
雪の
結晶
ほほに解けて
太古の





{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
わたしの
いない
夏に
ひぐらしの
鳴く




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
いいも悪いも
これも運命
青空の青
森の深緑
欠けては満ちる月と私




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
さようなら
得たと思うと同時に失うのだから
幽霊の
腕時計の
針の音




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
忘れたら
新たに思う
生と死を
つなぐたましい
雨のしずけさ




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
どこへ行くの
ここ以外に
私のいない
未来で
おはよう



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
がじゅまるの
青々とした
葉の光
あらゆることが
こころの糧だ


{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
これは墓まで持って行く。
そういうひみつがひとつくらいあるのではなかろうか
わたしにはそれがある。
これは墓まで持って行く、と
目をつむり見つめる

ひみつを見つめたあとに
見あげた空は ....
水の惑星の縁に群れる雲は
答のない問いをささやき
そよ風といっしょに耳をなぜる

私は私の影なので
生き身は自然からのかりもの
魂は何とは言い切れない何かへとつながっている

雪国の
 ....
銀河の岸で静かな深い鬼は
星の亡骸へ
ほのかに歌をうたっている
忘れられたことも今につながっているのよ
そうして静かな深い愛の鳥は
星の亡骸を
ついばみ
果てを超えて
静かな深い愛は耳 ....
あなた と思う
と同時に
わたし と思う
その時
大切なことを見つめようとしない自分に
さようなら


世界
を見つめれば
さまざまな 人や物事に
さまざまに 支えられているわ ....
青い空の
広がりにわたしは悲しくなり胸がいっぱいになります。
あの日に去ってしまった あの雲。
そよ風に乗せて、
さようなら、とささやきました

あの雲の亡霊は
わたしと共に自転している ....
水晶の心臓をもつ
あのこの
心音は星雲できらきらと鳴っている。

せせらぎを さかのぼる果実は咲いて芽になり
(一瞬)
しんとひとみは黒く澄む。

雨の鏡
(一瞬の
今)
雨のひ ....

 散歩をする
 腕時計の竜頭をねじってぜんまいを巻いておく
 六時零分のころ
 あいさつをすると
 忘れていたことがぐうぜん戻ってきて
 あいさつをする

 そよそよ風は
 光 ....
この道を選んだ私の
誰にも知られることはない絶望に ほほえむ空舟は
複眼をもつ{ルビ蜻蛉=せいれい}の{ルビ櫓=ろ}を{ルビ漕=こ}ぐ。この櫓の羽の内部は
言葉を発した。
 しかし
選べない ....
種は零れる
つゆの光る朝に
手紙を黙読する

ゆき場のない言葉を
ほほに風そう庭のお墓に埋めた
涙に黙礼をする

血筋を経た
自分が今ここにいることを
みつめれば
温 ....
せかいはゆったりしている

小径にすぅと鬼やんまがきえるときも
ほの暗いひんやりとした木かげが
風に戦ぐ
秋の空高く深まる

せかいはゆったりしている

座椅子に ....
忘れた、ということを
忘れている道草の
風色はそよそよと
帰れないでいる
ほのぐらい影
(さようなら)さようなら
ずっと

うすぼんやりとともるこみち
ぽつり、ぽつり遠くまで
 ....
明け方の空へ左様なら
わたしはいつか
あちらへ行く。

終わることが出来ない
という のは ある意味、
絶望である
永遠の命なんて。透明な
花時計が求心する眼球の
水 ....
うららかな日和の空を
しっとりと羽化した蝶は飛び去ってゆく
音も無く今の所

無音を聴いて浮彫にする
みずからの姿を
飛び去ったそよ風に映す
風光る風の色
沈黙の兆しは遠雷 ....
一輪の白い花を手折る時にもらした溜息は
蒼空へ昇った
ふしめがちなほほえみは
みすごされてしまった

光に透ける花びらを
みつめるひとみは澄んでいて
か細くなった息をする
私を映してい ....
しろい顔したぼくが
うつっている
写真の空に
雲ひとつなく
みんなは誰ひとり言葉を
もたず
ぼくだけが思い出を
録音している
星の表面から中心へ
引きよせられた
明日なんて 落下し ....
あなたのまなざしは冷徹で遠く
風のいろのように透過している
見ることは出来 無い距離

たとえば、重くくぼみつづける密約
照らすのは、過ぎた日日
暗く発光する
ぼぅっ、と星星のしげみのあ ....
真っ青な血脈の層が 極限のうすさではりつめ
未到の境地が 静脈を経過しながら
うつらうつらと沈静していき やがてそらへと
暗く澄んでゆくのです。

架空層の仄暗いうちがわにある
華の蒼 ....
塔野夏子さんのこしごえさんおすすめリスト(168)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌- こしごえ自由詩2*22-1-8
※五行歌- こしごえ自由詩3*22-1-8
※五行歌- こしごえ自由詩2*22-1-3
※五行歌- こしごえ自由詩2*21-12-28
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※五行歌- こしごえ自由詩1*21-12-24
※五行歌- こしごえ自由詩1*21-12-22
※五行歌- こしごえ自由詩3*21-12-19
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩1*21-12-11
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩2*21-12-11
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩2*21-12-6
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩2*21-12-6
※これは五行歌です。- こしごえ自由詩3*21-12-5
どこかのここ- こしごえ自由詩7*21-9-6
水影- こしごえ自由詩8*21-9-6
鳥葬- こしごえ自由詩6*20-5-7
見つめる- こしごえ自由詩2*20-4-28
ある愛- こしごえ自由詩2*20-4-27
一瞬- こしごえ自由詩4*20-4-27
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空舟は_希望する(うつおぶねは_きぼうする)※改稿版- こしごえ自由詩2*20-4-21
まちあわせ- こしごえ自由詩8*13-12-29
さびしみ- こしごえ自由詩10*13-10-15
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独りのロンド- こしごえ自由詩6*11-8-1
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落花生- こしごえ自由詩4*09-3-1
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