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空 深くなる
青さは
掌の
届かない
いのち
それから
ごめんなさい
ありがとう

銀河の岸の公園にある
古びた青色のベンチに座り
星々をぼんやり
眺めていると
向こうから小鬼がやって来て
私の目の前でにっこりほほ笑み
「こん ....
光る風に
{ルビ戦=そよ}ぐ影
これも運命 天の自由だと
思う
ありがたい
ああ
つながっている
どんなに遠くても
宇宙の内だ
静かに狂う
私を
認めつつ詩を
書いていたのであった
私は昔

こころの底に
流れていた
川の音を
ずっと聴いていた
生まれることが出来なかった私の子は
愛を知ることもなく
や ....
思い出になった

あなたのこころに
住んでいるのか
ここはあなた
小径にすぅと鬼やんまが消える時も、
林のひんやりとした木陰にある草はじっとしている。

座椅子にふんわりとすわる。
自室の窓から入ってくる光が淡くなっていく夕方。
今日死ぬかもしれない私。
 ....
銀河の岸に
青い花
青い花摘む
小鬼がひとり
私に手をふる


小鬼が言ったありがとうに
私は縁どりをして
「ありがとう」と返したら
小鬼と私は消えて
「ありがとう」がのこった
 ....
「私たちのそれぞれにある魂という命は、
宇宙の魂と今もつながっていると思う」
こう書き出した あなたへの手紙。
何気ない今がうれしくありがたい。
窓からの光を見つめて思い出す
たいせつな気持 ....
これも運命
天の自由だ

真昼の幽霊は言った。
天気雨きららきらら



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
{ルビ蜩=ひぐらし}の歌う
夕暮方に
西の空は 蒼く透けて
予感が
宙に解ける



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
私の
命は
傷だらけ
だけれどこの傷も
命の一つ



楽しいことも
苦しいことも
人生ゲームだと
思えば
レベルアップ?



月の光に
照らされる小石
私は今夜 ....
そして
宙の月の光に
照らされて
魂(いのち)は
歌を歌う



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
今年も
お墓参りが
出来た
夏が
終わってゆく



悲しい と
空気へつぶやく と
涙がふ と零れた
星々の
澄んだ光



この悲しみは
こころの
青い部分が
 ....
そして私は
静かに
狂う
小径で すぅと
鬼やんまとすれちがう



ありがとうが
口ぐせの私だが、
礼も過ぎれば
無礼になる
それでもさ



誰もいない
林の陰で ....
私も変わる でも
変わらない
存在や物事もある
私の涙
宇宙の涙



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
秘密の孤独は
悲しい涙も
嬉しい涙も
無意識の涙も
人知れず 零す



「悲しい」
と つぶやく悲しさ
あれもそれもこれも
かけがえのない
悲しみ



仕方ない と ....
深い深い青空の色の下で
沈黙するラジオの奥で
流れる歌と歌歌う
小鳥の羽を
描く詩人のペン先の光




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
「情けは人の為ならず」と
お空へ打ち明けた
「私は悪い小鬼です」と
ひらきなおると
お空は黙ってしとしと雨




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌 ....
道の草に
光る風
青く通りすぎて
魂はほほ笑む
宇宙とつながっている



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ここに居た
ここに居ない存在は今
どこに居るのか
ここに居た
ここに居ない存在は今
どこにも居ないのか
いいえ
ここに居た存在は確かに
ここに居たの。
無人駅のホームの待合室に並べら ....
悲しい 涙が人知れずぽろりとこぼれた

空ろな
空ろな空気で満ちている
胸を
さぐる
さぐると
悲しみはどこか
どこかと
つながっている
私は
どの道
どこかへ行くのでありま ....
沈黙する空の下で私は
光る
そよ風になぜられて
目をつむり
こころを見つめる




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
夜の 静けさを
味わうと
キリキリとしてくる
こころの芯の
悲しみよおやすみなさい




白と黒の雪景色の、
灰色の空の、
深く解けてゆく
一日一日の光静かに
春は近づく
 ....
私の
冴え返る
闇を
聴くと
光る魂




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ありがとう銀の指輪の傷光り見つめてゆれる 青空一つ






{引用=「角川歌壇」2022年二月号分
水原紫苑先生選 佳作}
さよなら またね と
猫は言った
さよならから何年経ったろうか
光る風は吹いて
また会えた




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
思う
思うことの
光と影が
この胸に添う
ひぐらしも歌う




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
永遠に一緒だよ
みんな
永遠にありがとうだよ
みんな
けれど さよならを言う




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
言葉の葬列は
言葉の魂を愛に返す
私は
葬列
の最後尾




{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
塔野夏子さんのこしごえさんおすすめリスト(168)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌「空_深くなる」- こしごえ自由詩5*23-11-3
銀河の岸の思い出より- こしごえ自由詩4*23-10-26
※五行歌「光る風に戦ぐ影」- こしごえ自由詩1*23-10-19
※五行歌「どんなに遠くても_宇宙の内だ」- こしごえ自由詩2*23-10-15
未来の私の影- こしごえ自由詩7*23-10-8
※五行歌「思い出になった_私」- こしごえ自由詩3*23-8-28
そして私は静かに狂う- こしごえ自由詩3*23-5-23
※五行歌_二首「小鬼と私」- こしごえ自由詩8*23-4-22
あなたへの手紙- こしごえ自由詩3*23-3-28
※五行歌「天の自由だ」- こしごえ自由詩5*23-1-25
※五行歌「蜩の歌う」- こしごえ自由詩6*23-1-24
※五行歌_四首「大切な悲しみ」- こしごえ自由詩6*22-11-26
※五行歌「魂(いのち)は_歌を歌う」- こしごえ自由詩1*22-8-29
※五行歌_三首「めちゃくちゃに_すきとおるの」- こしごえ自由詩1*22-8-15
※五行歌_三首「静かに_狂う」- こしごえ自由詩5*22-7-18
※五行歌「宇宙の涙」- こしごえ自由詩3*22-7-8
※五行歌_三首「秘密の孤独」- こしごえ自由詩2*22-6-8
※五行歌「深い深い青空の色の下で」- こしごえ自由詩2*22-5-30
※五行歌「しとしと雨」- こしごえ自由詩2*22-5-28
※五行歌「道の草」- こしごえ自由詩1*22-4-13
不在のゆくえ- こしごえ自由詩2*22-4-6
春の夕暮前に- こしごえ自由詩3*22-3-4
※五行歌_「沈黙する空の下で私は」- こしごえ自由詩4*22-2-13
※五行歌_三首- こしごえ自由詩5*22-2-12
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-2-10
短歌- こしごえ短歌2*22-2-7
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-2-1
※五行歌- こしごえ自由詩1*22-1-27
※五行歌- こしごえ自由詩3*22-1-26
※五行歌- こしごえ自由詩4*22-1-12

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