すべてのおすすめ
言葉(文章)についての本を色々読んだので、つらつらと書きます。
・言葉は人の身体にまあまあ合っている
言葉は、人の脳の容量とか、口の動かし方、息の出し方、書く動作、に、合っている。から ....
難解な曲が多いビートルズの中期の作品の中で、異色ともいえ
る、驚くほどシンプルなこの曲。「ハロー」「グッドバイ」、
「ストップ」「ゴー」、「イエス」「ノー」など正反対の言葉
を曲の最後まで繰り返 ....
詩というのは、心情の吐露とか、綺麗な風景を綺麗に書くとか教訓めいたこと、哲学めいたこと、社会批判、を共感を得やすいように、大勢が納得するような比喩をつかったり美しい表現をしたり、あるいは素敵なぐっとく ....
狂っている時に書けた詩が、書けなくなってきてしまった。
私はそれを、本当はものすごく、惜しんでいる。
正常な人間が書いた詩というものに、私はあまり惹かれない。
どこか狂っていて、病んでいる人 ....
木
木は黙っているから好きだ
木は歩いたり走ったりしないから好きだ
木は愛とか正義とかわめかないから好きだ
ほんとうにそうか
ほんとうにそうなのか
見る人が見たら
木は囁いて ....
蛇蝎の唄
鏡にむかって唱える
おのれ 醜(シュウ)
どろあしで ふみにじる
鏡に 流るる どろえきのしたに
ちぬらるる
おのれ 蛇蝎の族(ウカラ)
韜晦を重ね
はや と ....
いやな唄
あさ八時
ゆうべの夢が
電車のドアにすべりこみ
ぼくらに歌ういやな唄
「ねむたいか おい ねむたいか
眠りたいのか たくないか」
ああいやだ おおいやだ
眠りたくても ....
栗の木
そのとき
ジョージ・オーエルの『一九八四年』を読んだばかりの彼女が云った
「お店の名前は栗の木がいいわ」
ぼくはグレアム・グリーンのスパイ小説『密使』に夢中になっていた
「いや ....
1.田村隆一詩集
四千の日と夜
一篇の詩が生れるためには、
われわれは殺さなければならない
多くのものを殺さなければならない
多くの愛するものを射殺し、暗殺し、毒殺するのだ
見 ....
二〇〇八年七月一九日、昭和女子大学人見記念講堂に於いて八三歳の吉本が「自分がしてきた仕事が全部ひとつにつながるということを話してみたいんです」と希望して実現したのがこの講演会であり、至極当然のごとく ....
最近文学極道に行って、中田満帆さんという人に出会いました。
その人のブログ見ました。
僕のハンドルネーム「反現代死」を挙げて、作家における記名性について書いてありました。
http://koto ....
0.序論
詩は言葉の信用性を失墜させていないだろうか。詩は、一方で、表現主体の内面を最も率直に表現する媒体として使用され、もう一方で、読者にとって美しくなければならないという要求のために真実を ....
0.はじめに
詩人が、詩を知らない友人に詩を紹介する。さて、よくありそうなこの風景の中では、いったい何が行われているのだろうか?
まず、詩人は詩には価値があると考えているだろう。ではなぜ、 ....
ヨーロッパの文学は基本的に饒舌である。
それはその祖にラブレーがいることを見ても明白だろう。
ひるがえって日本の文学は寡黙である、といえる。
しかし、美術の世界は、ことに現代に限って言えば、 ....
先日アップした、「がんばるな、ひとよ」への補足です。
表現者が、パフォーマンスをする、文章を書く、絵を描く、そのような行為に、自己満足や自慰の要素がないことがあるだろうか。人を傷つける可能性 ....
http://d.hatena.ne.jp/Ceremony01/20110320
{引用=
―――それ(=詩人の言葉)は沈黙からやってきて、沈黙へと帰ってゆく(モーリス・ブランショ)
}
沈 ....
ここでとりあげる{ルビ佐藤泰志=さとうやすし}・著『{ルビ海炭市叙景=かいたんし じょけい}』は長らく絶版であったが、2010年の秋に文庫化が実現している。ほぼ同時期に映画化もされており、内容に言及 ....
比喩ってよくわかりませんけどだいだい次の二つに大別できると教えられています。
1.直喩 ・きみの脚は鹿のようにほそい
2.暗喩 ・きみの脚は鹿だ
この二つはよく目にする表現法です。
そ ....
「僕等は詩についてどこまでも語りうる。それは生と形式の問題であって、
どのようにも論ずることが可能である。」
「詩について考えることは、とりも直さず僕達の精神とを結びつけ ....
詩は、時代を映す鏡であり、また、たえず時代を告発し、批判するものだ、
ということが、古くからいわれています。時代とは諸社会の歴史を織り成す
一層であり、詩人の<存在と作品と>を、この側面からみつ ....
詩をめぐる、ないしは、詩についての雑文をかいてみようと、急に思い当たった。
それが何になるのかは判らないのだが、誰かに解って欲しいという欲求があるから
だろう。詩とは言葉のあらゆる意味において孤 ....
{引用=
今、なんとなく、デル・シャノンがハンク・ウィリアムスを歌ったレコードを聴いている。
だからタイトルは曲名のもじりだ。
意味は特にない。
でも気分は、怖いほどに共通している… ....
まだ読んでるライト・ヴァース関係。
とはいえ、ライト・ヴァース関係の本は前回読んだ二冊しかないので、アメリカの詩ってことで検索・予約しまして、色々借りてきました。
『アメリカ詩の世界 成立から ....
※アメリカのライト・ヴァースの経緯については「ライト・ヴァース雑感2」をお読みください。→https://po-m.com/forum/showdoc.php?did=215625
こちら、 ....
……とある蛙氏が、詩の現状と難解ということについて「私論・詩論・試論」という文章で議論している。
ぼくはこの文章の存在を知らず、きのう初めて読んだのだが、それについて思うこともあるから感想文としてこ ....
「春」
てふてふが一匹韃靼(だったん)海峡を渡って行った。
「春」という一行詩です。
作者は安西冬衛(あんざい ふゆえ)。僕の最も好きな詩人のひとりなのです。
安西冬衛の詩との ....
僕は頭を悩ませている。
なにしろ、宇宙のその始まりから終わりまでを作り出し、なおかつその歴史と発見のドラマの中から一部を拾い上げ小説を書き上げようとしているからだ。
アイザックアジモフに言わせ ....
高岡修「屍姦の都市論」(思潮社、二〇〇五年)は、詩であると同時に、「都市論」とあるように論でもある。では、それはどのような意味で論であり、それが同時に詩であることによって何が実現されているか。
....
今、23歳になっても次のようなことを主張する私は、世間でいう中二病以外の何者でもない。そして私自身、自分のこの考えが社会に通用するとは考えていない。
しかし
あくまでも、「人間社会には」、だ。 ....
さて。
40歳になったら隠居すると前から言っていて、
そのとおりに隠居しながらもう三年くらい経った。
なんだかネット上で詩を書き始めてから
十数年も経ってしまったこんなロートルがしゃし ....
岡部淳太郎さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(244)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
言葉とかについてつらつらと
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ふるる
散文(批評 ...
5*
20-1-19
ビートルズ・「ハロー・グッドバイ」の謎
-
st
散文(批評 ...
4
19-11-23
詩について思うこと_
-
ふるる
散文(批評 ...
9*
19-3-24
正常というのはつまらない
-
桐ヶ谷忍
散文(批評 ...
6
13-10-15
続続・田村隆一詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
6*
12-10-26
山本太郎詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
5*
12-10-26
岩田宏詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
6
12-7-26
続・田村隆一詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
5+*
12-7-26
田村隆一詩集_現代詩文庫を読む
-
葉leaf
散文(批評 ...
7*
12-6-27
吉本隆明『芸術言語論』概説
-
石川敬大
散文(批評 ...
12+*
12-5-15
作家における記名性、中田満帆さんのブログから^−^
-
反現代死
散文(批評 ...
6+*
11-12-22
田村隆一論——フィクションの危険
-
葉leaf
散文(批評 ...
4+*
11-12-6
谷川雁論——自己愛と自由
-
葉leaf
散文(批評 ...
3+*
11-12-2
詩の周りを巡って_4
-
非在の虹
散文(批評 ...
2
11-6-18
売名上等
-
白糸雅樹
散文(批評 ...
3
11-4-10
沈黙についてのメモ
-
葉月二兎
散文(批評 ...
3
11-3-24
【批評祭参加作品】となりに、近くにいる人は簡単には理解しえな ...
-
mizu K
散文(批評 ...
4*
11-3-6
「虚喩」ってなんだろ
-
紙飛行機
散文(批評 ...
16*
11-2-4
「荒地」を読むための諸前提_2
-
るか
散文(批評 ...
5
11-1-27
わたしが好きな詩人_ミーハー主義的雑文_3−2
-
るか
散文(批評 ...
2
11-1-18
わたしが好きな詩人_ミーハー主義的雑文_1
-
るか
散文(批評 ...
4*
11-1-14
渋谷HMV閉店に寄せて〜ロングゴーン&ロンサムブルー
-
真島正人
散文(批評 ...
6*
10-8-23
ライト・ヴァース雑感_その2
-
ふるる
散文(批評 ...
15+*
10-8-6
ライト・ヴァース雑感
-
ふるる
散文(批評 ...
20+*
10-7-22
詩の行くえ
-
非在の虹
散文(批評 ...
4
10-6-16
大好きな詩人を紹介してみます__「安西冬衛」
-
非在の虹
散文(批評 ...
4*
10-5-23
サイエンスフィクションズ
-
竜門勇気
散文(批評 ...
1*
10-5-4
詩であり論であるということ
-
葉leaf
散文(批評 ...
3*
10-4-5
中二病患者からの反論_(走り書き
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結城 森 ...
散文(批評 ...
4*
10-3-10
【批評祭参加作品】停滞が継続していくこと。
-
いとう
散文(批評 ...
9+
10-1-13
1
2
3
4
5
6
7
8
9