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もぐもぐ、もぐもぐ、はたして
そんな音が聞こえるのかどうかは
世間的に問題にならない
たぶん、ごはんを食べるとかそういったイメージ
さして食欲もない昼の食事は
きっともぐもぐとい ....
朝方少し仕事をし、あとは何もせずに過ごした
背徳感が骨や肉に浸透していたけれど
床から出ることはなかった
何もしないことにした一日は重金属となって
言葉も発せず、でも聞き耳を立てている
でも ....
昨日、時折強く雨はアスファルトをたたきつけた
湿気っぽいはらわたが、時折りふくらんで高温を発している
水が口から流れて流れて流れて
耳から入ったおびただしい仔虫は
頭の中で羽を広げ ....
十日ぶりに髭を剃ろうと思う
再び、のっぺりとした顔が現れるのだが
秋のイネ科の、メヒシバが生い茂ったような
このむしゃくしゃ感が鬱陶しくなった
そもそも髭を剃る習慣はなく
部屋が散らかると片 ....
雨水で浸食された登山道には少しだけ草があり
刃を石に当てぬよう、気を遣いながら刈り進むと
ヌマガヤ草原には未だニッコウキスゲの群落が残っていた
一日咲けば花は萎んで枯れゆく花
遅くとも八月に ....
頭の中には蝋燭が一本点いているだけのような
どこにも居るような朝である
カーテンは閉められていて
遠い所から立ち寄った風が時折揺らす
時間がありすぎて、たちくらみするような感覚
どこか手術台 ....
二〇〇九年にメビウスリングに投稿を開始した。此処の年齢層は若年から中年までといった具合で幅広く利用されているようであったが、当時すでに私は五〇を超えていた。つまり年配者であったようだ。
メビウス ....
黎明の時間がひろがっていた
こともなげに日々は過ぎていき
わたしはしおれた案山子のように日に打ち照らされている
かいつまんで話をすることもない
唇は固く閉じられていて、それ ....
スーパーにスイカがたちならび、買い物客は上腕をむき出しにしている
夏至が過ぎた日の日中は、もう夏のような暑さが
巨大円盤となって上空を覆っている
希望というのは、日にあたった蛞蝓のように動かない ....
月乃 猫さんの山人さんおすすめリスト
(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
食べる、もぐもぐと、食べる
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山人
自由詩
7*
25-10-19
わずかにのぞく夕刻の青空と静寂
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山人
自由詩
11*
25-10-13
曇っているのは空だけじゃない
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山人
自由詩
5*
25-9-30
髭を剃ろうと思う
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山人
自由詩
6*
25-9-21
九月のニッコウキスゲ
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山人
自由詩
10*
25-9-9
忙殺された日々がめくられて
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山人
自由詩
10*
25-8-28
メビウスリング~現代詩フォーラム~文学極道~ビーレビ~現代詩 ...
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山人
散文(批評 ...
10*
25-8-11
7/20
-
山人
自由詩
8*
25-7-20
夏至が過ぎたから
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山人
自由詩
6*
25-6-28
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