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吃音の恋人の鳴き声は
滞る渦の中のガラス片
あるいは雨の日の蝶の瞬き
細かく光りながら吸い込まれていく

恋人 君の縺れを
優しい泥のように愛している
日々朦朧 生きてるだけで減る体
木漏れ日 喜び 泥沼の夢
夏を通り越すとき、むすめの背が伸びる。目線がもうほとんど同じになった。靴のサイズも。手のひらはまだわずかにわたしのほうが大きい。平板だった身体は迷いながら造形されていく粘土細工のように、昨日よりも .... 焼けついたあなたの跡を拭う昼 
眩しすぎてて蝶も飛ばない

まどろみのなかでみたのは開いた手 誰もいない部屋 飛ばない蝶々
繁る胸の奥にあるはずの
幸福に触れたいのに
苦痛ばかりが繰り返し適用される
見覚えのある棘を啄んで
小鳥たちが泣いている
肌の裏側で音が重なる時
それは優しい音楽になった
それでもまだ罰が必要だと思っている。動けない、歩けない過去の手足のために、どれだけ細い鞭を振えばいいだろう。開いた目に映らない現実・事実の流れていく速度に。
意味・明日や、ままならない思考の取り出し ....
きったねぇ街だな、と、ふるちゃんはこの街のことを言う。そのくせ60年近くもずっとここに住んで、花を活けている。(途中、阿佐ヶ谷だの芦屋だのニューヨークだのに行ったらしい、そのどこでも花を活けていた .... 話していて、それは子宮のなかだと気づいた。天井も壁も床も布張りの、ふかふかに熱い布だらけの狭い部屋、いつもはなかなか入れない部屋のそのまた先にある、小さな扉の奥にある部屋、特別な木のなかに入るよう .... 喜びをはこぶ梔子の白さよ
朽ちていく程濃くなる香り

ダリアダリア気まぐれな愛をねだれば咲かないダリア愛してる

その間際 巻きつく先は甘い束縛
鉄線が咲き、散り、また咲き

紫陽 ....
りつさんのはるなさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
縺れ- はるな自由詩625-9-6
- はるな短歌225-9-3
メモ(夏について)- はるな散文(批評 ...725-8-26
飛ばない蝶々- はるな短歌225-8-21
音楽- はるな自由詩325-8-11
メモ- はるな散文(批評 ...225-8-5
メモ(日記)- はるな散文(批評 ...125-7-15
メモ(ドアを蹴飛ばす)- はるな散文(批評 ...325-7-1
六月- はるな短歌125-6-17

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