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むかし、北の山あいに、たったひとりだけ色のちがう鬼がいました。赤鬼でも青鬼でもありません。その鬼の肌は、冬の曇り空のような――淡く沈んだ灰色でした。

仲間の鬼はみな、虎の褌を締め、強さのしるしの ....
朝顔が知らないうちに、ひそやかに蔓をのばしていたので、
庭の人は一本の竹をそっと添え木にたててやりました。

その晩のことです。

夜は早くからしんとして、星はどれも遠くで息をひそめ、
虫 ....
毎日、浜辺に少年が座るようになったのは、いつの頃からだったのでしょう。
秋の空はどこまでも澄み、風はもう冬の気配をまとっていました。
ただ、寄せては返す波だけが、ほんのすこしあたたかく聞こえていま ....
村はずれの一本の冬道に、街燈はじっと立っていました。

雪はさらさらと降りしきり、夜は息をひそめています。その静けさは、まるで遠い昔、この世がまだ素朴だった頃の記憶を遠くに思い出させるようでした。 ....
大切なものたちを道で見つけては拾っている。みんなその大切なものを、なぜか捨てていってしまうんだ。だから僕が拾っていく。拾った大切なものたちは、部屋で大切に飼っている。ときどき外で自由に遊ばせてやったり .... 十一月一日
 悪天だったがこの日を逸すると雪が降ってしまうかもしれないと思い、向かった。冬枯れの登山口は老いた自分の終末への入り口のように静まり返っていた。
 冷たい雨が時折強く、その上風が木々を ....
 ここ一週ほど多忙だったが、悪天予報の今日は勤務仕事の事業所は休みとなっていた。
 夜は比較的よく眠れ、夜明け前だったが登山口の管理棟の清掃に向かった。あいかわらず、クサギカメムシたちが越冬にやって ....
そんなこたぁ聖書に書いて無い!

今迄に至り、そう何人かの
信心深い詩人さんやら芸術家やら
実際に会ってみて びっくらこ

この世界の現実出来事に即し
観察し思考力動働かせ
自らの内か ....
{引用=出来ないことに向き合い
少しでも出来るようにしていくことを
ぼくはなかなかしてこなかった
すぐに下痢を催し
自己否定に疾走った
今も
かなり
そうかも知れない

大きい
楽 ....
 毎日、六粒の安定剤を飲んでいる。それを知っているのは、たぶん自分だけ。母には「五粒」と言い、元妻には「四粒」と伝え、子どもには「ラムネだよ」と笑ってごまかす。医者にも、本当のことは言わない。

 ....
 今夜は早川SFコンテストに応募するつもりの「銀河騎士隆盛記 零」のPDF変換用のワード原稿の手直しをずっとやっていた。
 二つのウェブで追加していた注釈の整理をして、元原稿の方に移設する作業は終わ ....
 山林整備作業三日目を終えた。たぶん別な作業も途中に入れられるだろうが、少なくともあと一か月は十分かかる作業であろう。十八ヘクタールという途方もない山林を刈り倒す作業は気が遠くなる。
 四名のスタッ ....
 霊的な事に目覚めることを、霊道が開くと言うそうだが、自分の場合はどうだったか、思い出すと、CDプレイヤーでロックをフル・ボリュウムで聞くと、ブラフマの出口(頭の天辺)から身体の気が、水柱のように噴き .... 今迄もっぱら
外からの刺激に依って
目覚めるを、
今に自らの内なる力で
徐々に少しずつ灯を燈し

明るむ意識の視界 、

漆黒の夜闇の最中に
すっと純白、
石柱の両脇に立ち並びつ
 ....
初秋だ。
寒さに目を醒まされる朝が来る。裏戸を押して足下を見ると、枯れ草色の蝗が犬走に一疋かたまっている。ぼくも、一時、じっとなる。あ、ども——と言いたくなるほど、ちいさな沈黙が胚を抱いている。
 ....
 入り江にて

 大阪から車を走らせ、片道三時間。途中のサービスエリアでスマホを確認すると、通知に追われる日常がそこにあった。
 やがて夜が明け、寂れた港町を抜けると、道は雑木林と露出した山肌に ....
   『ナポリタン』


 失敗だった。
 ナポリタンは。
 味は申し分なかった。子供の時に食べて以来、忘れていたケチャップの酸味が甘さがやわらかく口の中に広がり、そしていたずらっぽく唇のま ....
   『オーダー』


 カラン、コロロン・・・
 重いドアを開けると懐かしい音が迎えてくれた。あとから調べて知ったのだが、ドアベル、と言うんだそうだ。
 店の中は思ったよりも広かった。その ....
 神の実在を証明する術をもっているかと問われると、否と答えるしかない。
 ただ、国常立尊さま(地球創造神)の発せられている愛の波動なら、今、現在、実感している。胸のの中心が温かい、熱く感じるほどだ。 ....
 とある事業所で働いている。四時の会議の前に五分だけ時間があったので、久しぶりに声をかけてみた。その、文学好きの女性の利用者さんは待ってましたというように、堰を切ったように早口で喋り出す。ぼくがふだん ....  銀河騎士隆盛記 零の執筆を始めたのは、去年の3月頃だった。こんなストーリーの映画があると良いのにと思って、頭に思い浮かんだシーンを、映画のあらすじに毛が生えたような拙い文章を書いて、その続きを、なろ .... よく、暗い詩を書くと『なんかあった?』などと心配される。詩は私自身のことを書いたものだと、近しい人ほど思うようで。近しい人からすれば、友人とか兄とかまたは恋人などの私の社会的な立場や役割が大きいので客 .... 詩を書くにあたって何のために書くかということは色々な部分で詩作品を左右すると思う。

そもそも、誰かに何かを訴えたいとか、読み手ありきでの詩作とそうでない詩作に分けることが出来ると考える。
 ....
むすめが、ドアを開けて出ていく。あっけないくらい簡単に。あんなに気を揉んだのがばからしくなるくらい軽やかに。
でも思えばそうだった、わたしもいくつものドアを通過した。痛かったけど気にしなかった、 ....
 このところ、とほかみ様の祝詞を奏上して、五次元の意識を広げる為に、僕の小説がもっとたくさんの人に読まれますように、力をお貸しくださいと祈っていたら、願いが叶って、国常立尊様(くとこたちのみことさま) .... 98番目の誘惑 小説

朝6時に起きた安藤紗耶は、いつものように身体の中に魔のような闇を感じた。仕方ないのでまたいつものように小説を読む。すると不思議なことにその闇は気になるほどではなくなるのだ。 ....
春色の汽車に乗って海に連れて行ってよ~


ご存じのように松田聖子による大ヒット作である。
作詞は松本隆そして作曲は呉田軽穂(松任谷由実)で、この仮名は
往年のハリウッド映画の大女優、 ....
夏を通り越すとき、むすめの背が伸びる。目線がもうほとんど同じになった。靴のサイズも。手のひらはまだわずかにわたしのほうが大きい。平板だった身体は迷いながら造形されていく粘土細工のように、昨日よりも ....  これは統合失調症患者の僕が自分の皮膚感覚をもとにした勝手な考察です。
 先日、「日ノ本では神霊界が復活して、その言霊に神威が伴う、神代の世界がこれから成立することになる。このあたりで、皆がびっくり ....
この度、強盗致傷事件の裁判員として職務を全ういたしました。
この貴重な経験を記録し、皆様と共有したいという思いから、こちらに投稿しました。

初日の午後からは参考人質問がありました。

最初 ....
花野誉さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(90)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
灰色の鬼(修正版)- 板谷みき ...散文(批評 ...2*25-11-25
竹と朝顔(修正版)- 板谷みき ...散文(批評 ...2*25-11-25
虹の指輪(あぶくの妖精の話)- 板谷みき ...散文(批評 ...3*25-11-24
街燈(修正版)- 板谷みき ...散文(批評 ...3*25-11-23
大切なものたち- 水宮うみ散文(批評 ...425-11-22
山仕舞い- 山人散文(批評 ...7*25-11-3
雨、月曜の、まだ暗い朝に- 山人散文(批評 ...7*25-10-27
無い!ー◯ー\…信心深いアーティストと実際会ってみたら(改訂 ...- ひだかた ...散文(批評 ...5*25-10-4
_- 道草次郎散文(批評 ...225-10-2
六粒の薬- 道草次郎散文(批評 ...425-9-27
クレクレ星人の独り言「オチの無い2日目の夜」21- ジム・プ ...散文(批評 ...3*25-9-27
山林- 山人散文(批評 ...6*25-9-27
クレクレ星人の独り言「オチの無い話」20- ジム・プ ...散文(批評 ...2*25-9-23
秋口、〈真なる私〉の理解に向け- ひだかた ...散文(批評 ...425-9-23
遷移- 道草次郎散文(批評 ...425-9-20
人妻温泉旅館- atsuchan69散文(批評 ...14*25-9-19
東小金井『ナポリタン』- 北村 守 ...散文(批評 ...5*25-9-17
東小金井『オーダー』- 北村 守 ...散文(批評 ...325-9-16
クレクレ星人の独り言「素人の物書きの立場」19- ジム・プ ...散文(批評 ...3*25-9-15
机の上に射し込む光の川- 道草次郎散文(批評 ...425-9-12
クレクレ星人の独り言「今後の展望」13- ジム・プ ...散文(批評 ...5*25-9-6
問わず語り(6)- 降墨睨白 ...散文(批評 ...2*25-9-5
問わず語り(5)- 降墨睨白 ...散文(批評 ...4+*25-9-3
メモ- はるな散文(批評 ...325-9-3
クレクレ星人の独り言「守護精霊」12- ジム・プ ...散文(批評 ...5*25-9-3
98番目の誘惑- 林 理仁散文(批評 ...225-8-31
言葉の魔術と感動『松本隆の赤いスイトピーにみる』- 洗貝新散文(批評 ...8*25-8-28
メモ(夏について)- はるな散文(批評 ...825-8-26
クレクレ星人の独り言「九州の火球。」10- ジム・プ ...散文(批評 ...6+*25-8-24
裁判員日誌2-2- TwoRivers散文(批評 ...525-8-23

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