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泣きぬれて
土佐の高知の浜千鳥
いずこへ帰るか
今はわからず
女王蜂が
金切り声でヒステリーをおこす
女王蜂は喚く
「あの女を殺して!」
兵隊蜂たち困ってしまって
ぶんぶんぶぶん
攻撃を開始する
コナン君の決めセリフは
「真実はいつも一つ」だ
私はそうは思わない
事実はいつだって一つでも
それぞれの側にそれぞれの真実がある
生涯現役は男のロマンだろう
だけど70では?80では?
同じ女を抱き続けて
そんなに何年も勃起って続くもの?
勃起しなくっても舌があるって?
解ってないね
女は内で感じたい
....
その場所は
晩秋でかなり寒かったのだが
蚊がブンブンと勢い良く飛び回り
木槿が満開で
{ルビ秋桜=コスモス}も乱れ咲いていた
ロストワールドに紛れ込んだみたい
その不思議な空間で流 ....
それは高校のときの大大大親友
詩の感性が素晴らしくて
詩では敵わないなぁと尊敬してた大親友
私たちは
いつも一緒に遊んだ
デルフィヌスというユニットを組んで
市民会館のコンクールに出た ....
春に植え替えをしたゴールドクレストは
夏に枯れ始めた
土が合わなかったのだろうと半ば諦め
それでも水を遣り続けた
今、秋になり
枯れ方が変化した
枯れようとしていた勢いが止まり
....
あなたの旅立ちを邪魔しない
いざとなると
つい怖くなって
パニックに陥ってしまうけど
あなたは迷う心のまま行けばいい
それがいちばん優しい答えだ
祝福はしてあげられない
ごめ ....
生物は みな美しい
無生物も みな美しい
路傍に転がる小石
光にかざすと キラキラして
たからものの引き出しに入れた
河原でみつけた緑色のかけら
ざらざらした不思議な手ざわりで
....
新しい下着
新しい靴を履いて行ったあなたは
もう
この家に戻る気はない
蝉の脱け殻のように
全てを脱いで
新しい身体に生まれ変わって
生きて行く
夜の帳を漂いながら
時の灯りが揺れるのをじっと視ている
紫煙の向こうに浮かび上がる幻は
優しく誘う
ゆっくり両腕をしならせ
白い鳥になって翔んで逝きたい
反らした上半身の柔らか ....