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雲は私の髪の毛、
乳房は母の余韻、
素肌は記憶の私、

揉みしだいても叩かれても

肉の実感、魂の実感へ至らずに 

何時しか何処からか流れ来る光の帯 、

 すっとすぅうと
  ....
あの日から
降り止まない雨 、

心の奥底から言葉を溢れさせ

顕れる魂の穿つ隙間から
零れ落ちる光滴たち
無数に煌めき散逸する 、

終わらない旅路の最中
訪れるもの一つにさえ
 ....
あの人も居なくなった
この人も居なくなった

 そうなんだ 、そうなんだよね

       、

あっちで皆んなそれぞれに頑張って!
こっちで僕らもそれぞれに頑張って!
遥かな宇宙の果てにまで
私の想いを運んでいきたい。
聖なる力の発する焰の中で
心が更に熱くなれるように。

目標を目指す意志の営みの中で
私の思考を存分に働かせたい。
思考が永遠に生成す ....
ぽっとひろがる
無限の感触
記憶の奥まり
記憶を抜けて
あの世と繋がり

真っ白になった魂、

もわんとつつむ
あの世の感触
揺れて揺らいで
夏の熱気に曝され
夢見がちに覚醒し ....
魂の肉身から離れるを欲し
貴女の肉身、何度も何度ももんどり打ち

  尚も人工呼吸器延命措置 、

させる医療現場の遣る瀬無き残酷さよ
間断なく降り続く
夜陰の梅雨 、

ふとカーテン開け気付き観れば

進み続ける時の刻印帯びながら 光る水溜り
輪を広げ時を銀に穿ち裂く、なんと涼やかに
陽の光を朝に浴び
その輝きに手を触れる時
アナタの纏う衣の
すきとほる純白
わたしを包み込む

そうしてわたしは
わたしの自己存在を 
眼を見開き見入り
耳を澄まし聴き入り

  ....
青銅の天空に
白雲の流れ 、

刻まれゆく時に

はしゃぐ子供、
夏の庭先に成人し

昂揚する自尊、 
萎縮する帰依、 

銀輪の放つ光彩眩しく
罅割れゆく青銅の天空

裏 ....
未知なるヒビキの
内中から受け取るもの
確かなものと鳴り為ると

たとえ堤防が決壊してもね 、

真白き街並みずんずんと
ずっとずっと広がり在って
打ち上げ花火散々見尽くしたら
もう ....
広やかに奥ゆき在る
聖堂に雨降り注ぎ
無数の漆黒の虫たち
動き廻りやがる

疑惑は未だ晴れてない、
俺は我欲捨て切れない、

深い森陰の下草の
緑の間借り人として
深淵を臨む
絶 ....
感覚の奥に横たう
もう一つの次元 、

 死のリアル

しっかり意識保ち
見つめ入る瞬間、

ぽかぁんと浮かび
取り囲む無数の眼

何時かの記憶の如く
深淵を一息に超え来て
 ....
すっこぬけ

すこんと抜けいく
終わりに近付き
意識しながら
崖っぷちで
気力養い
勇気蓄え
落ち着き払い
ほら一段、
すとんと落ち
落ちてみれば
あれこれ現に
或るもの在る ....
ぽかぁんと穴あいてる漆黒に
漆黒背景に賑やか盛んに踊り

濁り黄の満月どろんと浮かび来た
今年初の熱帯夜に感じ想い浮かぶ 
 
    死の境界 、

ぷかぷかしてたい今宵の意志に
真正面に満月だ、
カーテン引き
窓を開けたら
アタマ瞬時真っ白に
白銀のヒカリ放ち
光耀くっきり
まぁるく輪郭帯び
その生々しい実在
魂ずんと射抜かれ
意識すっと透明に澄み
両手合 ....
光の大洋 、
無限なる海鳴り
内に漲り迸出する
命の時を不断に織り成し
織り込まれる音聴きながら
私は生きる 、

この一度切り二度切り、否 無限切りの

変容し続ける魂を 永久なる ....
自らの肉の此の大地の
破局の日に
生き残っていく意志を
新たな芽を出すものを

 あの人もこの人も還っていった
  宇宙のベッドに
 今頃薔薇を敷き詰め待って居る

復活の日に
生 ....
しずかさかさこそ
かさこそひっそり
小さきもの飛び跳ね
此の世に贈与された
じぶん確と受け取り
情熱と意志を込め
小さきもの解き放ち

かさこそそこここ
しずかさかさこそ

滲み ....
こんもりした
緑の丘に昇り
空の青み仰いで
透明になりゆく世界を
透明になりながら眺めて

明るむ意識の輝きの光と
一緒に揺れている緑の
深みに沈み込みながら

こんもりした緑の丘 ....
孤独の凍結した声 、

聳え立つ 絶えず
峰連なり移動する
蒼白い氷河の俎上にて

峻立する唯物の壁雪崩れ落とし




眼がかつかつと色求めているから

ガラス窓の向こうに ....
森の樹木の根元に
下草の密生し
濃い陰影を纏い広がり浮かぶ

この孤独な初夏の午後に

意識は冴え冴えと
緑の樹間を縫って
走っていく

けれど 、

光、光の柱立つ
蒼穹の ....
病室の午睡時、

誰も居なくなる
ただ人の気配だけ
影絵の如く残り

自分が此処に居ることが
怖いくらいはっきりと浮き立つ

  *

病院の午睡時は誰も居なくなる
ただ人の気 ....
おっきなおっかない灰色の
雲のもくもく流れゆく
あれは私だよ自分だよ
そう言う君の声
僕の声
なんだ

そう気付く瞬間裂開し

あゝ僕も君もこの世界の
おっきなおっかないうねり
 ....
ひとりぐらし ひと 、
天国ㇵここ
あそこではなく
ひと、抜けて突破し
独りに徹し初めて此処ガ天国
雨降りの日に
部屋に篭もり
ひとり積み木を
積んでいく子に

 涼やかな風、
  すーっと一筋
 網戸から

まばたき
二度、三度
見開かれた眼、
積まれゆく積み木
色とりど ....
意識の
幾次元もの
潜り抜け
やっと正気保ち
正気保ち意識の幾次元へと





「さよなら」の無い次元に逝く前に
「こんにちは」の言い方を
覚えなければならない

    ....
浸っている
ひたひたと浸っている

あなたのなかにわたしひたり
わたしのなかにあなたひたり
あなたのなかにわたしひたり

繰り返し繰り返し

 浸っている ひたひた浸っている

 ....
絶えず冷たい雨に打たれ
ふるふると無力に震えながら

ふとひろがりゆく青空に
ひっそりお辞儀してみても
なにひとつヒント与えられず

冷たく叩き付け雨は降り続き
ふるふる震え叱咤し自ら ....
私たちは畔にいる
この川に隔てられ
貴女 と 私
大空の下 太陽の下
絶え間なく絶え間なく
落ち続けて昇り続けて

(生きる姿勢を変えたのはいつからのこと?)

洋上で過ごす如く
 ....
プラットフォーム天井から 
姿見えずゆっくり繰り返し響く
低くくぐもったイキモノの鳴き声 

ふと偶然に聴いた朝、

「ハトってこんな鳴き声だっけ?!」

想わず驚き私は隣に立つ友人に ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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