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迷っている気持ちは よく分かる
迷うのは もう 気持ちが決まっているから
誰かに 間違っていると 言われたい

引き返していい 進む理由なんてない
泥で出来た船に乗せられ 川は海に通じていて ....
ガードレールに咲いた濃紫の菫に
バス停に咲いたタマスダレに
双子のたんぽぽに
補強された斜面に咲く
ハナニラやイヌフグリやナズナたちに
詩を読む

朝詩を書くのは本当は苦手なんだ ....
使い古した油の匂いがする路地
使い古された金を貰う為に立っている俺
壁は字が書けない連中の絵が塗り重ねられていて
食い物だったものの悪臭もしている
俺に兄弟がいて家庭があることは誰も知らない
 ....
あかつき
という名前には
夕星
という名前と同じぐらいの
抗えない
悲しさを感じる

あの日見た星は
どちらだったのか
同じものを見ている筈の
まだ小さかった僕ら
折り曲げられた ....
詩人の視界を暗く遮ったのは
心があるべき所に残る
がらんどうの虚しさ
木漏れ日の匂いがする
蝉時雨の中戻れない路を
人目を忍んで往く

水溜りを海と呼び
下草を森と呼び
朝よりもまぶ ....
「人生は春」

教えられたのはゲームでのこと

工業地帯のパネルを置いても反応しないので
攻略本を読んだ
道路を敷けばいいらしいとのこと

道を隣接させると工場が建つ

理 ....
棺を抱えていく
素足を放り出しながら
夏の夜の星が流れる空の下

見てみるには閉じきった扉で
窓らしいものは窓であることを辞し
開かれているのは行き止まりばかり

この中には眠っている ....
小さく
小さく
そっと
道端に咲いた片喰に
笑う
横顔

鉢植えの薔薇より
幸運を招く樹より
桜並木よりも
天上に開く見えない涙の華よりも

食べられる野菊
野心と血で汚れた ....
空を飛ぶのは鳥だけじゃない
地を這うのは蟻だけじゃない

昨日やったゲームの話を思い出しながら
河川敷を歩く

僕のことが嫌いな人が大勢いる毎日

僕は忘れて欲しい
たとえ思い出せな ....
死ぬ前に一冊だけ読めるとしたら何がいい?



もしも、僕を怖がっているならその必要はない
字を読むのが好きな子だった
進学したのも諦めたのも
わら半紙一枚配られて
この学 ....
これは 旧い お話
あなたの目が まだ開いていなかった 昔の話

その頃 わたしたち 自分を悪魔だと思っていた
化け物だった 醜くて 死ぬべきだと信じていた

夜だけが わたしたちを 赦し ....
沈丁花 と鳥が鳴く

木の名前は囀らない 嫌ってる

「だって 木は花じゃない」

さんざめく石の森を

日差しが溶かして

芙蓉 と鳥が鳴く

羽搏く翼の歌

極楽の鳥に ....
こびりついたあなたの匂い
幸せな微笑みを浮かべた
失くしたもののない人を連れて
海辺を一緒に歩いていく

洗濯洗剤を変えることは
大体人生を変えること
あなたによく似た犬が
犬によく似 ....
聞いたことがあるかい?
負け犬の遠吠えは美しい

月まで届く
星を落とす
太陽を遮り
人を殺す

聞いたことがあるかい?
負け犬の遠吠えは美しい

割れた種が芽吹き
枯れた花を ....
読めない手紙を
千の言葉で書いた
百年草の蜜で
犯した罪を赦すために

降り出した悲しみ
喜びと不幸せと希望と願い
祈り続けた人が説く
神様の意味

声が遠く聴こえる
私ではない ....
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