夜に
仔猫が出没しなくなって
2週間?
虫の声が聴こえはじめて
1ヶ月?
新しい時代になって
6ヶ月?
私うまれて
何十年?
秋は、紅葉
秋は、満月
秋は、いろんな欲 ....
なぜなのだろうか
わたしは今
書き急いでいる
まだ人生は
これからというのに
モーツァルトの
ト短調シンフォニーのような
走り過ぎてゆく悲しみ ....
楽園への切符をかった
でも誰も待っていないだろうとおもった
楽園への切符を売って
一冊の本を手にいれた
普遍性への手引きという
ちょっと手擦れのある素敵な本だ
ぼくたちのちいさ ....
10月になるのを
どんなに待っていただろう
レザーは
バイク乗りのためにあるなんて
とんでもない
確かに
事故って転倒しても
怪我が軽く済み
....
月の夜にはからすが舞う
かけたままの心には蟋蟀が鳴いている
無垢な地図帳には地番がない
条件は
いつだって
みたされないものだ
要件は大概なおざりにされ
描き続けること
想 ....
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ
それにして ....
お供えの花を供えても、
同じことです。
強い風の日には。
同じ時間という、
事象はありません。
自分が周っていなくても、
地球は周っている。
白い塩をまきましょう。
....
虫の音が
その訪れをささやき
雨粒に溶け込んだ
その香りが
地上の汚れを
清めながら
焼けついたものすべてを
冷やし
夏の暑さを
....
あっきーの冷たいマクランも、あっちゅのしまちゃんはなちゃんもえすけ、抱き枕サイズのファミちゃん、みんないなくちゃダメだから。
あっちゅは中3になって、東京にだってひとりで電車に乗って行けるように ....
今日の月は電気みたいにピカピカ
お月様ははね 宇宙なんだ
君が言うから見上げてみる
眩しいなあ
今日の月
光が丸におさまりきれないよ
そうかぁ
ピンホールカメラなんだ
....
エトロのペイズリーが
好きなひとだった
なにからなにまで
ペイズリー
ぼくにも
買ってくれた
ペイズリーの
二つ折れ財布
とっても長くも ....
そらみれど どぅん
そらみれど どぅん
猫耳の人々が東屋で会議をしている
かれらは起きている時より
眠っているときのほうが会話が弾む
ニャアぢゃなく尻尾で話をしているのだ
音階の高低を描く ....
前歯を光モノに替えてやろうと思う
「ピカリ、が眩しいだろ?スズメ
奥歯の歯周ポケットから小銭が溢れだして
それを溶かせばいいだけのお誂えさ
ここだけの話しだけど 」
使えば使うほど ....
2年前に脳出血で死にぞこなって
子供の都合に出掛けるために
生き延びたのだと幸せを実感して
今このままの宝物ハウス
別名献本たっぷりゴミ屋敷
わからないから
わたしが死んじゃっ ....
夢のなかで再び出会う
記憶に眠る人々
言いたいことはわかっている
本心で語り合えなかった
一本の道は遠い
新たな物語は続く
食べきれなかった皿の上
嘆き悔いても仕方ない
哀しみ ....
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