知らぬまに
小石を投げつけてわたし、わたしに
その水面の波紋は
かたちを歪ませて、きっと
こころとか
生きていくとか
そういうものの足元を崩していく

きいてほしい話は
きいてほしく ....
たぶん自分は「ある」物ではなくて、「いる」者にすぎない。
いま・現れている世界は、ただ・「そう」慣れ親しんでいると、
自分の知に基づいた、ただ「そうだ」と思い込んでいるだけの世界にすぎない。
 ....
灰色の空を見上げて
最後の雨を待ち続ける間に
きっとアタシたちの歴史は
色褪せてしまうのだろう

気がつけば無音になった街で
みんな空だけを見ている
鳥の瞳で、犬の瞳で、猫の瞳で、
( ....
アタシは衰弱を否定する老人を哀れむ
アタシは革命を嘲笑する若者を哀れむ
アタシは現実を拒絶する大衆を哀れむ
アタシは服従を肯定する個人を哀れむ

今や傲慢さを隠そうともしない奴らに
踊らさ ....
御存じの方もいるでしょうが、この一輪車という人物は私がスタッフを務めるネット詩サイト「文学極道」において女性や障害者や特定の民族、国家の人間を差別する発言や個人への暴言を繰り返してアク禁になった人物で .... ちんちんは生えてるんじゃなくて植わってるだけだよ。
だから抜きすぎると本当に抜けちゃうから気をつけてね。
 
 
店員さんが運んできたコップの中に
凪いだ海があった
覗き込めば魚が泳いでいるのも見える
こんなにたくさんの海は飲めそうにない
先ほどの店員さんを呼ぼうとしたけれど
彼女なら里に帰 ....
叩きつけ合う鋼鉄
反響スル
この森に
霊魂をぶら下げ
午後五時に入る

 異界ノ息、
  異様ナ相、、
 移行ノ刻、、、

穿たれる
窪みに
今や鉛と化した
前頭葉をズブリ
 ....
絵筆ではなく
言葉のペンでするスケッチ

現実からかけ離れた場所に椅子を置いて
そこに身を委ね
手には大学ノートではなく
スマホを持ってる

頭の中で思索を巡らしていたら
そこからみ ....
これは瀆神に非ず 篤信の祈りなり。

さる罪深き女が
陶酔と法悦に見出した
祈りの散文である。
 
故にこの書に法則は無く 拘束も無く
また侮辱を受けるに値しない。
 
ダビデの子よ ....
方角はどっちでも拘らない
もし空を円盤が飛んでいたら
それを目撃してしまったら
携帯電話のカメラ機能で動画を撮るなんてとんでもない
私だったら
何も見なかった事にする
直ぐに忘れてしまう事 ....
造ったものを埋めようと思い
草原を掘っていたら
本物が出てきてしまった

その土偶に
隣のミヨちゃん
という名前をつけて
博物館に送った

ねぇミヨちゃん
僕は あといくつ
 ....
近代詩耕助はかぷかぷ笑う。

近代詩耕助はゆあーんゆよーんゆやゆよんする。

近代詩耕助は東京に空がないと言う。

近代詩耕助は自分の感受性ぐらい自分で守る。

近代詩一族の詩を集めて ....
キリストの誕生日は十二月二十五日
ではないらしい
二十五日はあくまでキリストの誕生を祝う為の日で
誕生日ではないらしい

あくまで誕生日を祝う為の日
降誕祭と言うらしい
知らなかったな
 ....
書き損じた天気図の余白に
僕らは昨夜見た偽物の夢を書き続ける
筆圧があまりに強いものだから
明日見る予定の夢まで記してしまう

つけ放したラジオから聞こえる
ネジが酸化していく音
そ ....
郵便受けの側に男が立っていた
誰なのか聞くと
まぼろしです、と言う

最近のまぼろしは良く出来たもんだ
そう感心しながら
差し出された朝刊の尋ね人欄を見る

今日も僕は
行方知れずら ....
ヨーイ ドン
校長先生のピストルで
ランナーはみんな逝ってしまった
あれからぼくは
どこを走っているのだろうか

豆腐屋がある
醤油屋がある
精米所がある
お寺があり風呂屋があり
 ....
崖地から火葬場を見おろす2階建てアパートに生息した 夕焼けのもらい火が6月の風を駆り立てて死んだ
そんな風の噂

あくまでそんな 何処にも届かない声を追い立てた喉を 震わせて
6月から身を ....
宵はカラスの群れと羊たちのサーカス
銀の膜に薄く張り付いた星が剥がれていく
触れなかったあの子と
大事に抱えた僕で
写し描いていたものすべてが大げさにズレていく

夜光虫の森の入口で
た ....
私を綴じる雨の影よ、色褪せないでおくれ
と白衣の数学教諭のお情けの入っていたブリキ缶が匿う
  なんという薄っぺらな人生!
  そう書き添えたら手拭いで蜂を叩き落とし
  生死は確認せずに恭し ....
駅から続く桜並木
だらだら坂のドン詰まり
君がいた病院があります。

桜並木の木の下には
死体と狂気が
埋まっています。

もう四年も前の想い出ひとつ
今年も桜の木の下で
散りゆく ....
穴があったら誰か埋めてくれませんか
リモコンの不具合に
いちいち強迫的に反応し
ビジョンから見れば 滑稽なのは
十分承知している

生活に支障のないものの
家族には目障りな光景に見え ....
ものわかりがよくなったような顔で
笑いも怒りもせずに
人の話を聞き
夕暮れに詩なんか書いて

夜には酔わない酒を飲み
寝つきの悪いベッドに入る
真っ暗な部屋に少しだけ目が慣れた頃
掻き ....
チンコ17~18センチある。よく大きいといわれる。

イギリスのデータによると上位1%だそうだ。

なかなかマンコに入らないこともあった。

男なら、ナンバーワンになりたい。

アイデ ....
こんにちは。わたしはエナガ。スズメ目(もく)の野鳥よ。わけあって野鳥保護センターで暮らしています。センターは都市郊外で、近くには雑木林があるから、よく遊びに出かけるわ。野鳥としての自立を目指しているか ....  風の種を、冬に播き、夏、嵐を刈り入れる。この{ルビ平原=ひらはら}はまるで、ユトランドの牧景の様に、野を、素朴の音が渡り、農人達が、{ルビ獲入=とりいれ}の厳かな儀式を行う。晩鐘色に田の覆われる秋、 .... 春の空は霞んでいた
梅の花もほころび
ダウンジャケットをリュックにしまい
自転車にまたがり坂を下る
気分は爽快なのだが
次第に世の中の見えない重力が肩にのしかかり
理想的な春の日も消滅する ....
もっとも、彼らがそうせざるを得なかったのには理由がある
激しく打ち寄せる波が陸を削っていていそがしく
こまり顔がかわいい少女は星を食べる
水を売る老人が身体を捨てようとしている

激しく打ち ....
をとひと

ひとしきり夢をかたるもの
いつまでたってもそのままで
ずっとそのままで



いもひと

ずっと手を
つないでほしがってると
ただ思いこんでいた



 ....
舞い狂う雪に別れは予感され

家族消え家は壊され雪野原

夢の果て終わる間際の雪しんしん
パン☆どらさんのおすすめリスト(105)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころとか記憶とか生きていくとか- かんな自由詩820-3-4
辟易から疲弊へ- ナンモナ ...自由詩6*20-3-4
最後の雨を待ってる- もとこ自由詩10*20-2-23
哀れむ- もとこ自由詩5+*20-2-16
ポイントを入れるなという一輪車氏の傲慢について- もとこ散文(批評 ...4*20-2-13
ちんちん- クーヘン自由詩4+*20-1-6
ランチ- たもつ自由詩1520-1-5
狂騒の森- ひだかた ...自由詩619-12-24
抽象と具象、そして写生- こたきひ ...自由詩719-12-23
エゴ・エリス_―前置き- PAULA0125自由詩1*19-12-22
「もし」を重ね重ねたい- こたきひ ...自由詩319-12-21
ミシガン・レリックス_2- AB(な ...自由詩6*19-12-20
近代詩耕助はかぷかぷ笑う。- にゃんし ...自由詩3*19-12-20
年に一度のキリストの降誕祭には- こたきひ ...自由詩319-12-19
余白- たもつ自由詩1319-11-7
まぼろし- たもつ自由詩719-9-22
マラソン- yo-yo自由詩3*19-9-18
さよなら、ジューン_アニマルズ- DFW 自由詩11*19-7-20
たどりついたなら- カマキリ自由詩519-4-10
終末にはほど遠い平日の- 自由詩119-4-9
鬼と桜- ……とあ ...自由詩12*19-4-9
滑稽な球根- 朝焼彩茜 ...自由詩619-4-9
夕暮れに詩なんか書いて- 高林 光自由詩619-4-9
アイデンティティ- viraj自由詩219-3-23
エナガのうた- Wasabi 散文(批評 ...419-2-23
ドレリア- la_feminite_ ...自由詩9*19-2-22
重力- あおいみ ...自由詩519-2-20
Pantoum- ふるる自由詩4*19-2-20
昨日にとけた音かうばし- AB(な ...自由詩6*19-2-19
雪野原(改訂)- ひだかた ...俳句5*19-2-15

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