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春雨が降る水曜日の午後、
刻まれた皺につうぅと雨滴が走り
男はしゃがれた声で
さようなら　と言った。 叩きつけ合う鋼鉄
反響スル
この森に
霊魂をぶら下げ
午後五時に入る

　異界ノ息、
　　異様ナ相、、
　移行ノ刻、、、

穿たれる
窪みに
今や鉛と化した
前頭葉をズブリ
　.... 舞い狂う雪に別れは予感され

家族消え家は壊され雪野原

夢の果て終わる間際の雪しんしん 遠い
在るものすべて
遠い


言葉は浮遊し声さざめき
(意味と響きは解離して)
通り過ぎる人、人、人

わたしは母語を失って
記憶の像にうっとり沈み


遠い　

在る　....

パン☆どらさんのひだかたけしさんおすすめリスト（4）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
お別れ(改訂)	- ひだかた ...	自由詩	5	20-4-1
狂騒の森	- ひだかた ...	自由詩	6	19-12-24
雪野原(改訂)	- ひだかた ...	俳句	5*	19-2-15
遠い	- ひだかた ...	自由詩	12	19-1-9

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