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拝啓
小さな友
君の立ち振る舞いや
雰囲気が
子供の頃の幻に重なり
胸騒ぎを覚える
過剰なところや
たやすく折れる心
ささいなことで流す涙は
もっともっと深いところ
....
大切な友人と久しぶりにランチを食べた。
彼女が自殺未遂をして床で昏睡していたら、
「そんなことだろうと思った、邪魔だ。どけ」
と旦那さんに言われてから、ろくに食べていなかった、と、ころころと笑っ ....
呼吸に追い縋る過密な肺胞の群れ。我先にと急ぐのは浸潤水が震えるミトコンドリアの楽園。ここはエデンの園さ。
「あなた」や「私」という神の肉体。
肉じゃがを作らないと干上がってしまう。何も欲しくな ....
蝶ひらき天{ルビ透=とほ}く 地霧たちこめ
雄山は笑う
くわ持ちて 枯葉あたたかく
虫達を夢に寝せ
年越しの除夜高く 感謝を叩き
来年も 再来年も ありがとうさま
新年はみかんと炬燵で ....
まずしい国
ゆたかな国
お金がまずしい国
心がゆたかな国
心がまずしい国
お金かゆたかな国
愛している人がいる国
美しい秘境をかくす国
山岳が虹を掲げる国
大河が祈り ....
透き通る光が降りてきて
君の頬を丸く染めた
指折り数えたら
真っすぐ昨日に振り向いて
照れていた「おはよう」が
笑顔で溢れ出る
つがいの鳥は鳴いていますか
細い君の指が苦しそうに ....
友よ
君に捧ぐ
君の生きた城下町
形而上の異なる螺旋状に生まれ落ちた者たちを越えて
一夏を過ごした命の合図
友よ
君に捧ぐ
あまりに美しい場所の風景画に筆が踊 ....
産まれ落ちた御魂は
宇宙へと駆け上がり
巨大な梯子となって神の座に王手をかける
悪しき伝承を断ち切り
空の器を掲げよ
神は阿鼻を望まれるだろう
よって
我々は優しさを掲げねばならない
....
いないいない ばあ
いない いない
そこにはいないよ
いない いない
ここにもいません
私がいるのは太陽
いつもさんさんかがやいている
私がいるのは月
ひとりぼっちの ....
糸を伝わる震えとぬくもり
声の往信が私達をつがいの鳩にする
時間が道路なら振り返って走ろう
白線にそって回顧の草を摘みながら
あの白い家屋に飾ってある
陽に焼けた一枚の写真を目にするため ....
足立らどみさんの由木名緒美さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
拝啓___小さな友へ
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由木名緒 ...
自由詩
10+*
24-8-1
ドロボウ
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由木名緒 ...
自由詩
10
24-7-30
上等なお粥
-
由木名緒 ...
自由詩
7
24-5-5
福笑い
-
由木名緒 ...
自由詩
12*
23-12-27
メリークリスマス
-
由木名緒 ...
自由詩
11*
23-12-15
中庸の頬
-
由木名緒 ...
自由詩
10*
23-12-2
生きている
-
由木名緒 ...
自由詩
9*
23-10-18
_
-
由木名緒 ...
自由詩
3+*
23-10-8
君のこころは
-
由木名緒 ...
自由詩
11*
23-9-2
世界は泣いている
-
由木名緒 ...
自由詩
15*
18-11-16
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