すべてのおすすめ
それは夏の嵐の夜であったが
積乱雲の割れ目から
夜目にも鮮やかな新星が見えた / 見えた気がした


暗い湿気た空気の中を
零れ落ちて 光の粒よ


光の粒には質量があって
重さが ....
嗚咽しながら

吐き出した言葉に

貴方は どんな顔をしていたのか

視界はあまりに歪んでいて

土砂降りのように 見えなくて

優しく 頭を撫でてくれた手に

私が

ず ....
時に
他人の親切や思い遣りが煩わしくなる
そんな日は良い人になれない自分がいて
どうしても優しい笑顔がつくれない

理由もないのに心がビョウキになってしまう事
きっと誰にでもあるだろうけれ ....
 



枯れた桜の木のトンネルの下を歩く
破れ果てた網戸の運命のような青空の下
じぃ〜ん、じぃ〜ぃんと
死ぬまえの蚊のような、
けがれた沼の精のような、
虫がとんでいる。
青 ....
いまだに答えが解らない
中学校の教室
授業と次の授業の間の短い時間に
トイレに行こうと立ち上がり
列と列の間を移動しようとした時
誰かがいきなり僕の前に足を突きだしたのは何でだろう

到 ....
君ならいつかは
耳を澄まして

遥か遠くに
置き忘れた夢を
取り戻すために
歩き出すでしょう

走馬灯のような
景色を煽り

ノンアルコールで
覚醒した未来は
喉が渇くほど
 ....
火に油を撒きたいような気持ちになることがあった
言葉に出来ない苛立ちが沸点に達してしまいそうになって

体内を無数に張り巡らされた管を赤い血液がさらさらと流れてぐれない
得たいの知れない不安と ....
生きているのが辛くなって
今朝は食欲もない

生きているのが辛くなって
気持ちが凹んでる

生きているのが辛くなって
今日は一日何もしたくない

生きているのが辛くなって
仕事を休 ....
まだ暴れたい人なんているんですかって
いるらしく
やだ~無限のリビドーじゃないですかぁ~

謎は存在しない
故に冒険も存在しない
僕であればそんな気持ちにもなるが
彼らは違う

謎が ....
労働が好きなわけでもないが
拘束服よりは一生作業服でいたいとおもうのだ

新橋の夜にあふれるビジネススーツの残り香もきらいではない
酔っ払って誰かを吊るし上げるのも素敵なレジャーにはちがいない ....
この世界とあの世界の境目は
真っ直ぐと続いているのか

その境目に沿ってずっと歩いていけたら
もしかしたら
永遠を手に入れられるかも
わからない

この世界では人間と言う生き物でいられ ....
転がり落ちる球を見ていると
途中で坂を下っているのか
坂を登っているのか
見ていて分からなくなった


見上げると
秋の光があって
黄色い光が踊っていた
自分の人生を想う


 ....
嵐は
吹きすさび
すべてを舞い散らかしているよ

母の死骸は花びらとなって
わたしの風に抱かれている
天高くつたい
成人後にまた再生した
死によってこそ記憶された
おおくの命を
そ ....
市営公園の駐車場に車を停めていたのは午前二時頃だった。
四月の深夜だった。
公園内には小さな池があって、だからk池公園と名前がつけられていた。
池の回りを遊歩道が一周している。桜の樹が沢山植えら ....
彼の郵便受けに「人間合格」の通知が届いた
差出人の名前はなかった

太宰治の「人間失格」なら知っていたけれど
人間合格っていったい何だ?
その封書を開いてみると
便箋一枚に手書きで書かれて ....
暑い8月さなか
フラダンスレッスンの見学をしていて
ほとんどがおばあさまなんだけど



ご挨拶
足元や腰
肩から指までの動きが
たおやかでおだやかで
いつまでも見ていられる ....
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています

何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
基準は一(はじめ)
石川啄木の本名だ
稲穂が風に揺れて
餓鬼道に落ちぬ為
私は歌を歌う早朝
オフを楽しめない
私はウルトラマンレオの
再放送しか楽しめない
保育園に通うと
芭蕉の木が ....
呼ばれて振り返ると誰もいない
名前を呼ぶ声がしたはずなのに
気のせいか
あるいは他所の人が呼ばれたのか

停留所でバスが来るのを待っていた
百貨店の大きな建物の前だった
黄昏がその幕を垂 ....
適当に引っ張り出したTシャツから
今は使っていない柔軟剤の匂いがする

どうせ乾いていく通り雨の先

住宅街の暗闇でこっそりと線香花火に火をつけて
笑い合っているうちにぽとりと落ちた
光の ....
今度から天使を数える時は一人二人三人じゃなくて
一羽二羽三羽と呼ぶことにする
私は不感症でも不眠症ではないとおもうけど
夜は
寝つきの悪い女だったんだ
だから
ずっと羊を数えてきたけれど
 ....
○「ユーモア」
年を取れば取るほど
ユーモアが必要だ
それだけ悲しみが
多いから

○「川柳」
シルバーが
シルバー川柳読んで
他人事のように笑っている

○「自殺」
死に急ぐ ....
この体の表面
内部を包む皮膚には、呼吸をするために必要不可欠
微細な穴
他にも穴、穴、穴

匂いを嗅ぐ鼻
音を捉える耳
飲食の為に用意された口には
人間の意思や感情を外部に伝達するため ....
恐竜の高さのビルの二階階段踊り場で
二段階右折を見降ろしていることに気づく

早朝さんざめく目眩(めまい)の驟雨は
作られた樹々の明日を生かそうとする

寂しい風がゆったり ....
覗き込んだらがらくたばかり
俺の中身は
何だかまるで壊れた玩具を仕舞う箱みたいだ

お前の事使えないってみんな言ってるぞ
職場の上司に毒舌吐かれた
みんなって誰と誰と誰なんだよ
聞いてや ....
自分だけが
未来を選ぶような
青春のポジションを
守りたくて

買い戻した切符で
どこへ行くのか

人のいない海は
なかった
音のしない花火は
なかった

ざわめきの中を
 ....
北の
夏の終いの翡翠の海に 金の夕映え
ありまして
黒い夜 黒い波が
どこからか押しよせてくるのです

どこからか

ひえてゆく 色とりどりの浜辺でね

 赤いカーディガン羽織った ....
トモダチはいません
トモダチはいりません

私は人生に大きな損失を抱えています
トモダチはいりません
と言う
捻れた心を持ってしまいました

そんなひねくれ者には
当然の報復として
 ....
咲いていく花の隣で
枯れていく花の測定

小さくなった体は
人も同じで
最後の匂いを
誰に残すか

花は何も選べずに耐えた
人は希望をひとつ許された

化粧ポーチの中に
赤い口 ....
私はあなたみたいになりたいの、
っていうと、あなた、
うつむいて、笑ってたね?

何を言われても、黙って、笑って
芯はつよくって
人をあたたかい気持ちにしてくれる、
あなたの言葉 ....
むっちゃんさんの自由詩おすすめリスト(202)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
強く放たれて来た光の粒よ_/_放たれていること- beebee自由詩11*18-9-9
愛していたよ- 赤椿自由詩618-9-9
分け与えるなんて- こたきひ ...自由詩518-9-9
あの匂いのする- 秋葉竹自由詩1118-9-8
いまだに答えが解らない- こたきひ ...自由詩118-9-8
働く人- ミナト ...自由詩218-9-7
蟷螂- こたきひ ...自由詩218-9-7
生きているのが- こたきひ ...自由詩218-9-6
老骨にこたえる- りゅうさ ...自由詩118-9-5
居場所- 梅昆布茶自由詩318-9-4
一度は死んでも- こたきひ ...自由詩218-9-3
転がり落ちる球を見ていた__/___立ち止まっていました- beebee自由詩13*18-9-3
花嵐- 田中修子自由詩818-9-2
市営公園の駐車場に- こたきひ ...自由詩318-9-2
人間合格- こたきひ ...自由詩618-9-1
乙女たち- ふるる自由詩5*18-8-31
ラ・ラ・ラ族- るるりら自由詩22*18-8-30
本名は一(はじめ)- 間村長自由詩7*18-8-29
呼ばれて振り返ると- こたきひ ...自由詩218-8-29
夏の改葬- 青の群れ自由詩1418-8-28
童話じゃなくて- こたきひ ...自由詩518-8-27
シルバー川柳- zenyama太 ...自由詩118-8-27
おんなの体と心の一部始終- こたきひ ...自由詩318-8-27
その街が破れかけていたので- 秋葉竹自由詩1018-8-27
死んだらお仕舞いだって- こたきひ ...自由詩518-8-26
完走- ミナト ...自由詩218-8-25
赤真珠- 田中修子自由詩1118-8-25
トモダチ- こたきひ ...自由詩218-8-24
時差- ミナト ...自由詩118-8-24
天使の蒼い声をきかせて- 秋葉竹自由詩518-8-20

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