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水圧に耐え得るように
甲殻を得て

暗闇を
当たり前と思えるように
その目を 潰した

正しいと思えることを
ここは深海
届かない砂の底

尾びれを
左右にゆっくりと
振る
 ....
教えてください
正しい愛の捨て方を

燃えないごみの日に
燃え上がったら困ります

生ごみといっしょなら
傷んでくれても困ります

大型ごみでは あるんですけど
影もかたちもないで ....
星座になるのは簡単
目を閉じて

時間の数だけ
ふたりを
結べばいいから

星の距離で
 
 
 
何もない空から雨が
そんなふうに

あなたの存在が
私のこころを濡らすから

見上げても
どこにもいない
雲の
かけらも

だけど

私にだけ感じる声で
 ....
ともだちが多いほど
幸せなことなんだって
そんなふうに信じてた
ときもあったけど

誰かを一心に
想いつづけて
生きていくほうが
もっと幸せ

そんなふうに信じてた ....
雨よ私の足あとを消せ
あなたのドアをノックして
小さく迎えるすき間から
私は体を忍ばせる

あなたはこんなところで
ビデオテープ
テニスシューズ
見てはいけない写真

コーヒーメー ....
のど笛を噛み切ると
人は
ひゅう、と啼くのだそうだ

だから 
のど笛

無防備ということは
だから
セーターを脱ぐことじゃ
なく

それを
あなたにゆだねてしまう


 ....
じりじりと日焼けのように
あなたを追いつめた。

だからあなたは離れていった。
今ならわかるけど。

わかることと恋とは違う。
 
 
 
ひとだまは
リンが燃えるのだと
いう

底冷えのする
ステンレスのテーブルに
あなたは
白いかけらになった

リン酸カルシウムの特徴は
白くて 脆い

その白さは
小さな
 ....
夜が明けると
私たちに
秋がやってきた

その意味が
私には
ようやくわかる

木々が実を宿し
さよならの準備をする
鳥たちが
それをついばむ

私たちは
あと
どれくら ....
枯葉を踏むように
ことばを

かさかさと
私たちの記憶の下で
何かが
くだけ散っていく

それは
再生への営みと
私たちは知っている

枯葉を
振り向いたりしないのは
そん ....
ゆうべ見た
夢の話を

最後まで聞いてくれること
乾杯

わたしをめぐる
すべての絶望に


坂道は
下るためにあるものだ
わたしは

一歩ずつ
確かめながら下っていく


わたしと同じ方角に
下っていた人が
いたけど ....
人になった人魚は毎夜
海を見て泣くという

そうだろうか

脱ぎ捨てた過去には
もう2度と
袖を通すことはない

どんなに
やさしくあろうとも

もしも
私が人魚な ....
やり残したことはありませんか と
問われたらなんて答えよう
みんな
どこに帰るのだろう

ふるさとはもう
名前も奪われて
体育館ばかりがきれいになる

過去は
ただのおとぎ話で
 ....
ちょっと興味があってポイエーシスということばを調べてみた。ただ漠然と「詩情」みたいなものかな、と思ってたんですけど、ちょっと違うみたい。「作り出すことすべて」がこのことばのもとにくくられ、なかでも音楽 .... 午後の紅茶に
隠れてます

笑ってるし!
売りつくせないもの
伝えつくせないもの
きっと
あったはずなのに

所在なげな
つくしの群れ
 
 
上書きすれば
いいよね
記憶なんて

呼び出せなくなればいい

夢でしたフォルダーに
あなたを複写して
おしまい

たぶん
夢だったんだよ


縦横に走る ....
たとえば
あなた宛てにメールを出して
それが
行方不明にならない
しあわせ

届ける
ことはできるんだ

つながってはいなくても
 

時折
いたずらな風 ....
あなたが愛と呼ぶものの
正体がわからない
愛がなくても
たぶん
抱きあったりできる
でも
抱きあったりできない
場合もある
だからといって
愛していたり
することだってある

 ....
折れ曲がったあなたの身体を
まっすぐにするのが
私の仕事

あなたは

あなたの意志を持たない
あなたの影になってしまった

その瞬間
私たちは知ることになる
私たちが
実体と ....
「マンダリン奏者(1)」

  フロリダな笑顔で
  指を震わせる
  琴線って
  小指が触れるとこらしい



「マンダリン奏者(2)」

  今日は
  マリンバと一騎討 ....
久しぶりにホワイトソースを作る。あの、バターから作るやつ。

ミルクはあたためた方がいい、とか。
木のへらで丁寧に、とか。
バターがふつふつと、泡立ってから小麦粉を、とか。
小麦粉臭さがなく ....
私の
モチベーションの何割かが
復讐で出来ていることを
きっと
あなたは知らないし
それはそれでかまわない

だけど
あなたは会うたびに
輝いていてしまうから

私も
置いてい ....
シャワー派である。断然。夜よりもむしろ朝。

湯船につかっての〜んびり、というシチュエーションにはなかなか遭遇しないし。基本的にせっかちだし。ふやけちゃうでしょ?そんなことない?

お風呂でm ....
がんばったら見上げた空10センチだけでも
雲の切れ目から青の覗く
そんな世界を私は希望する

その青が
回りまわって
どこかで引っ込み思案に咲こうとしている
白い花の背中を押 ....
気配を感じて
虫の音が止む
一瞬

あなたが
嘘をつく前の
静寂に少し
似てる

(黙れ黙れ)

通り過ぎた茂みから
虫の音はまた響く

(疑念のように)

夜は
み ....
風鈴が風を揺らしている
つまり

声を出した方が
あやつれるということ

私はどんなに倒れこんでも
あなたをやさしくあやつろう

力ではない力
私の勝ちだ

向き合って
小さ ....
マウンテンバイクでの帰り道、信号待ちで、あるいは走りながら、買ったばかりのICレコーダで録音する。そんなふうにして作品出来たのでちょっとアップしてみた。「だんだん」。朗読とかしたらいいのかもしれない。 ....
たりぽん(大理 奔)さんのuminekoさんおすすめリスト(211)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
深海魚- umineko自由詩10*06-1-5
正しい愛の捨て方を- umineko自由詩12*05-12-31
Star- umineko自由詩8*05-12-25
何もない空から雨を- umineko自由詩8*05-12-15
ねえ_もう少しで夕焼けだ- umineko自由詩4*05-12-6
レイト・アフタヌーン- umineko自由詩5*05-12-6
のど笛- umineko自由詩5*05-12-2
わかることと恋とは違う。- umineko自由詩3*05-12-1
燭光- umineko自由詩6*05-11-26
秋日- umineko自由詩8*05-11-24
秋ゆき- umineko自由詩8*05-11-15
こんなふうにしてあいを確認してきたよ- umineko未詩・独白6*05-11-11
らせん坂- umineko自由詩3*05-11-11
もしも私が人魚なら- umineko自由詩9+*05-11-6
海鳴り- umineko自由詩12*05-11-5
ただ1滴のポイエーシスを- umineko散文(批評 ...5*05-11-3
デビルマン- umineko携帯写真+ ...9+*05-10-31
つくし- umineko携帯写真+ ...7+*05-10-29
そらと海へのオマージュ- umineko自由詩3*05-10-28
元気ですか- umineko自由詩15+*05-10-22
夜明けのメルヘン- umineko自由詩7*05-10-19
朝に咲く花- umineko自由詩10*05-10-15
けろっと(4)- umineko自由詩4*05-10-8
クリームシチューに、あと少し- umineko自由詩6*05-10-4
風向計のおしりのお椀- umineko未詩・独白5*05-10-3
シャワーよりあなたより- umineko自由詩6*05-9-27
見上げた空10センチだけでも- umineko自由詩5*05-9-25
夜の嘘- umineko自由詩7*05-9-21
スナイパー- umineko自由詩5*05-9-18
幽体離脱したまま帰れなくなってしまったら- umineko未詩・独白5*05-9-18

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