しろい光をうけて
まぶたを閉じた

過ぎ行く夏の
忘れもの

瓶の中の南の島に
寄せては返す波

貝殻に耳を澄ませば
懐かしい故郷の唄

星よりも遠い
あなた

面影を抱 ....
  湿りけのある
  くれないの緑の葉、
  あしもとに踏みしめていく
  いつの日か わたしは何故か
  あなたに抱かれていた
  撃たれるように
  撃ちころすように


 ....
反転した
薄暗い影の
なかに
取り込まれて
居た
なんだったかな
何処だったかな
うちゅうの窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
受け留められて
ふんわりと明るみ目覚めた
 ....
ご自由にどうぞ
ご自由にどうぞ


ビニール
骨組
ことばについて


朝 降っていたなら
さしたらいい
帰り晴れたなら
忘れていい


高級 ではない
暴風 勝てない ....
弱いから
強さを体感できる

臆病だから
勇敢にもなれる

温度差があるから
強さという
私にないものを
体感できる

強さに触れる時
弱さを持ったまま
平安を得ることができ ....
蝉時雨我も蛹となりて眠る

繰り返す八月六日は蒸し暑く

破れ傘握りて走る通り雨

花火見る横顔真夏のピークかな
朝焼け、
   揺らめき、
       余韻。


桔梗色の空が眠たそうに。
蜂蜜のような日光が射して。
風薫るのは、
狐と彼岸のまだ湿る精神の融解でした。
あたしの住んでいる
 ....
ママほしをとってきて はーちゃんちいさいからてがとどかない
むすめの背も手もたしかに小さくて、でもかんたんに星に届きそうな気もするけど。
わたしにも届かない、あれはとても遠くにあってだれにもす ....
冷え切ったラザニアを
フォークで突き崩して
手応えのないやわさと固さに
そこで満足した
フェイク・プラスティック
そんな顔しなさんなって、あやふやな初夏の断面
冷蔵庫になんて入らないまま
 ....
いったいこの夜の誰が
朝をつれてこられるだろう
あんなに熱い背中をして
泳ぐみたいに生きたのに

6月のくまみたいに不機嫌になって
木の実や空洞をぱりぱりかじりながら
いくらでも理不 ....
雨が降る
紫陽花濡らし
雨が降る

時は刻々と移り進み
季節は淡々と入れ代わり
命は生まれ育ち輝き枯れて
人は何かに導かれつつ自らを更新し

雨が降る
紫陽花青々と
雨が降る
乳白色

鼻濁音

富士山
回天

女子

常識
こうもり



さよならの前に

幸せを見せてほしい

私のおかげで幸せなんだと知らせてほしい

私はそれで、眠れるから
輝き

寂しさ

本堂


抵抗

自転車
天使

検事

たいやき
黄昏に錆びた空
淋しくて泣けてくる
心細くて泣けてくる
あのメロデー
聞こえるたびに
こころ震えて泣けてくる
ひとりですか
ひとは独りですか
上手く誤魔化し生きても
最期は
独りで ....
移ろう時の中
物思いにふけり
白い夢に思いをはせ
淡くせつない恋に揺れては
ひとつ ふたつ ため息をつく
おもむろに髪をかき上げ
震えていた
あの春の日
私は燃えるように
消えるよう ....
印籠を装備し渋谷練り歩く


御朱印で稼いだ金で女買う


真夜中に全部の印踊る踊る


稲妻を嬰児玻璃射の額に刻む


青丸をやると中坊はよろこぶ
勝てない
その勝負には勝てない
自分より劣っているから安らぐ
その気持ちには勝てない

劣っている人に寄り添って
生意気な態度を取られて腹立たしく思っても
やっぱり劣っているから
泣 ....
あなたがいる有り難さ

こころのままに いつものようにして
喜ばれて嬉しくて

けれど好きな人に
わたしよりもっと好きな人と一緒の気持ちで
感謝されたよ

あなたがいる有り難 ....
水戸 うしんさんのおすすめリスト(206)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
センチメンタル- 星丘涙自由詩3*17-8-20
いつの日か- 草野春心自由詩317-8-20
夢の底- ひだかた ...自由詩6*17-8-20
鉛色野空- もり自由詩3*17-8-19
弱いから- 星丘涙自由詩2*17-8-19
夏_四句- pochitto俳句317-8-10
Apfel_融解する夏の景色へ- おっぱで ...自由詩517-8-5
ママほしをとってきて- はるな散文(批評 ...617-6-24
どうにかなる日々- キクチミ ...自由詩117-6-15
6月のくま- はるな自由詩817-6-15
雨と紫陽花- ひだかた ...自由詩917-6-13
平成29年6月12日(月)- みじんこ自由詩117-6-12
平成29年6月11日(日)- みじんこ自由詩217-6-11
平成29年6月9日(金)- みじんこ自由詩117-6-9
さよならの前に- 短角牛自由詩117-6-9
平成29年6月7日(水)- みじんこ自由詩117-6-7
平成29年6月4日(日)- みじんこ自由詩117-6-4
平成29年6月2日(金)- みじんこ自由詩117-6-2
ひとは独りですか- 星丘涙自由詩4*17-6-1
恋を忘れた人魚姫- 星丘涙自由詩2*17-5-19
- 水城歩川柳117-5-8
勝てない- 鵜飼千代 ...自由詩20*16-1-28
あなたがいる有り難さ- 鵜飼千代 ...自由詩18*15-4-10

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